用語集

BFILE

ラージ・オブジェクト・データ型。データベースのデータファイルや表領域の外で、ファイルシステムに常駐するバイナリ・ファイル。BFILEデータ型は、ドキュメントによっては外部LOBと呼ばれることもあります。

バイナリ・ラージ・オブジェクト(BLOB)

内容がバイナリ・データで構成され、通常は非構造化データの保持に使用されるラージ・オブジェクト・データ型。BLOBデータ型は、データベースに常駐するため、永続LOBのカテゴリに含まれます。

BLOB

「ビーロブ」と読みます。「バイナリ・ラージ・オブジェクト」を参照してください。

キャラクタ・ラージ・オブジェクト(CLOB)

内容がデータベース・キャラクタ・セットの文字データで構成されるLOBデータ型。CLOBは、Oracle Text検索エンジンで索引を付けて検索できます。

CLOB

「シーロブ」と読みます。「キャラクタ・ラージ・オブジェクト」を参照してください。

重複除外

重複するLOBデータを自動検出し、1つのみを格納することにより記憶域を節約する機能(記憶域パラメータがSECUREFILEの場合)。

外部LOB

データベース表領域の外に格納されるラージ・オブジェクト・データ型。BFILEデータ型は、唯一の外部LOBデータ型。「BFILE」も参照してください。

内部永続LOB

データベース内でBLOB列、CLOB列またはNCLOB列に格納されるラージ・オブジェクト(LOB)。

イントロスペクト

オブジェクトの属性または値を検査すること。

ラージ・オブジェクト(LOB)

SQLのBLOB、CLOB、NCLOBおよびBFILEデータ型を含むオブジェクト。これらのデータ型は、サイズの大きいデータを格納するように設計されています。「BFILE」、「バイナリ・ラージ・オブジェクト」、「キャラクタ・ラージ・オブジェクト」および「各国語キャラクタ・ラージ・オブジェクト」も参照してください。

LOB

「ラージ・オブジェクト」を参照してください。

LOB属性

オブジェクト・データ型のフィールドであるラージ・オブジェクト・データ型。オブジェクト型のCLOBフィールドなど。

LOB値

ラージ・オブジェクトに格納される実際のデータ。たとえば、BLOBに写真が格納されている場合、BLOBの値は画像を構成するデータです。

各国語キャラクタ・ラージ・オブジェクト

内容がデータベースの各国語キャラクタ・セットによるUnicode文字データで構成されるLOBデータ型。NCLOBは、Oracle Text検索エンジンで索引を付けて検索できます。

NCLOB

「エヌシーロブ」と読みます。「各国語キャラクタ・ラージ・オブジェクト」を参照してください。

永続LOB

データベースに格納されるBLOB、CLOBまたはNCLOB。永続LOBインスタンスを表から選択し、アプリケーションのスコープ内で使用できます。インスタンスのACID(atomic、consistent、isolatedおよびdurable)プロパティは、他の列型の場合と同様に保持されます。永続LOBを、内部永続LOBまたは単に内部LOBと呼ぶこともあります。

永続LOBは、オブジェクト・データ型のフィールドおよびLOB型の列のインスタンスのフィールドとして存在できます。たとえば、オブジェクト型のインスタンスのCLOB属性などがあります。

「一時LOB」および「外部LOB」も参照してください。

SECUREFILE

重複除外、暗号化、圧縮を可能にするLOB記憶域パラメータ。これらの機能を許可しない逆のパラメータは、BASICFILEです。

表領域

関連する論理構造をグループ化するデータベース記憶域ユニット。

一時LOB

宣言されたアプリケーションのスコープ内でのみ存続し、そのスコープ内でのみアクセス可能なBLOB、CLOBまたはNCLOB。一時LOBはデータベース表に存在しません。