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Oracle® Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス
11gリリース2(11.2)
B56270-05
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ALTER DATABASE

用途

ALTER DATABASEコマンドを使用すると、データベースをマウントまたはオープンできます。


関連項目:

ALTER DATABASEの構文とセマンティクスについては、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

構文

alterDatabase::=

alterdatabase.gifの説明が続きます。
alterdatabase.gifの説明

前提条件

このコマンドは、RUNコマンドのカッコ内またはRMANプロンプトで実行してください。ターゲット・インスタンスを事前に起動する必要があります。

セマンティクス

構文要素 説明
MOUNT データベースをマウントします。オープンはしません。このオプションを指定したコマンドは、SQL文ALTER DATABASE MOUNTと等価です。
OPEN データベースをオープンします(例2-13を参照)。RECOVER DATABASEの実行後にデータベースをオープンすると、RMANのリポジトリに記録されているローカル管理のすべての一時ファイルが必要に応じて再作成されます。ただし、リカバリ・カタログを使用せずに、バックアップ制御ファイルを使用してリカバリを実行した場合、制御ファイルのバックアップ後に作成された一時ファイルはRMANのリポジトリに記録されません。また、RMANでは一時ファイルを自動的に再作成しません。
RESETLOGS 現行のオンラインREDOログ・ファイル(または、破損が検出された場合はREDO破損前の最後のREDOレコードまで)をアーカイブし、オンラインREDOログ・ファイルの内容を消去してオンラインREDOログをログ順序1にリセットします。RMANコマンドのALTER DATABASE OPEN RESETLOGSは、SQL文のALTER DATABASE OPEN RESETLOGSと等価です。

リカバリ・カタログを使用する場合、RMANは、データベースがオープンされた後でRESET DATABASEを暗黙的に発行し、この新規のインカネーションをカタログ内で現行のインカネーションにします。RMANコマンドのALTER DATABASE OPEN RESETLOGSではなく、同じ名前のSQL文を実行した場合は、RESET DATABASEコマンドを手動で実行する必要があります。


例2-13 データベースの一貫性バックアップの作成

データベースがオープンされており、そのデータベース全体の一貫性バックアップを作成する必要があるとします。この例では、一貫性を保ってデータベースを停止し、データベースをマウントし、一貫性のあるデータベース全体のバックアップを作成してから、データベースをオープンします。

SHUTDOWN IMMEDIATE;
STARTUP MOUNT;
BACKUP DATABASE PLUS ARCHIVELOG;
# Now that the backup is complete, open the database.
ALTER DATABASE OPEN;

例2-14 制御ファイルのリストア後のデータベースのマウント

この例では、制御ファイルのリストアとマウントを行ってから、リカバリを実行します。最後に、オンラインREDOログをリセットします。

STARTUP FORCE NOMOUNT;
RESTORE CONTROLFILE FROM AUTOBACKUP;
ALTER DATABASE MOUNT;
# You must run the RECOVER command after restoring a control file even if no 
# datafiles require recovery.
RECOVER DEVICE TYPE DISK DATABASE;
ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;