用途
DROP DATABASE
コマンドを使用すると、ターゲット・データベースを削除できます。RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、そのデータベースの登録も同時に解除できます。RMANは、ターゲット・データベースに属する、サーバー・パラメータ・ファイル、すべてのデータ・ファイル、オンラインREDOログおよび制御ファイルを削除します。デフォルトでは、RMANによって確認のプロンプトが表示されます。
前提条件
このコマンドは、RMANプロンプトでのみ実行してください。ターゲット・データベースに接続している必要があります。ターゲット・データベースは、排他的にマウントされ、オープンされていない状態で、RESTRICT
モードで起動されている必要があります。
例2-71 データベースの削除
この例では、リカバリ・カタログに登録されているtest1
というテスト・データベースを削除します。RMANクライアントを起動し、TARGET
としてデータベースtest1
に接続して、リカバリ・カタログに接続します。その後、次のコマンドを実行して、ターゲット・データベース・ファイルと、データベースに関連付けられているすべてのバックアップ、コピーおよびアーカイブREDOログ・ファイルを削除します。
RMAN> CONNECT TARGET SYS@test1
target database Password: password
connected to target database: TEST1 (DBID=39525561)
RMAN> STARTUP FORCE MOUNT
RMAN> SQL 'ALTER SYSTEM ENABLE RESTRICTED SESSION';
RMAN> DROP DATABASE INCLUDING BACKUPS NOPROMPT;