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Oracle® Databaseクイック・インストレーション・ガイド
11gリリース2(11.2) for HP-UX PA-RISC(64-Bit)
B59004-07
 

 

Oracle® Database

クイック・インストレーション・ガイド

11gリリース2(11.2)for HP-UX PA-RISC(64-Bit)

B59004-07(原本部品番号:E24345-03)

2015年4月

このガイドでは、Oracle Database 11gリリース2(11.2)をHP-UX PA-RISCシステムで簡単にインストールする方法について説明します。内容は次のとおりです。

1 このガイドの内容の確認

このガイドでは、デフォルトのインストール・オプションを使用したOracle Databaseのインストール方法について説明します。

このガイドで説明する作業

このガイドでは、次の処理の手順を説明します。

  • Oracle Databaseをサポートするシステムの構成

  • 「標準インストール」オプションを使用したローカル・ファイル・システムへのOracle Databaseのインストール

  • データベース・ファイル記憶域のためにローカル・ファイル・システムを使用する一般的なOracle Databaseインストールの構成

正常なインストールの結果

Oracle Databaseが正常にインストールされると、次のようになります。

  • 作成したデータベースおよびデフォルトのOracle Netリスナー・プロセスがシステムで稼働します。

  • Oracle Enterprise Manager Database Controlがシステムで稼働し、Webブラウザを使用してアクセスできます。

このガイドで説明しない作業

このガイドでは、基本的なインストールのシナリオについて説明し、次の作業の実行方法については説明しません

  • 「拡張インストール」オプションを使用したソフトウェアのインストール

  • 既存のOracleソフトウェアがインストールされているシステムへのソフトウェアのインストール

  • クラスタへのOracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストール

  • Enterprise Managerの電子メール通知または自動バックアップの有効化

  • コア・ファイル作成の有効化

  • UDPおよびTCPカーネル・パラメータの検証

  • Oracle Automatic Storage Managementなどの代替ストレージ・オプションの使用

  • Oracle Grid Infrastructureのインストールおよび構成

その他のインストール情報の参照先

このガイドで説明されていない作業の情報など、Oracle Databaseのインストールの詳細は、次のいずれかのガイドを参照してください。

  • 単一のシステムにソフトウェアをインストールする場合は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for HP-UX』を参照してください。

  • Oracle Real Application Clustersのインストールを実行する場合は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイドfor HP-UX』および『Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイドfor Linux and UNIX Systems』を参照してください。これらのガイドでは、Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストール方法について説明しています。Oracle Clusterwareは、Oracle Real Application Clustersのインストールの前提条件です。

2 システムへrootとしてログイン

Oracleソフトウェアをインストールする前に、rootユーザーとしていくつかのタスクを完了しておく必要があります。rootユーザーとしてログインするには、次の手順のいずれかを実行します。


注意:

X Window Systemワークステーション、Xターミナル、またはXサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする必要があります。

  • X Window SystemワークステーションまたはXターミナルからソフトウェアをインストールする手順は、次のとおりです。

    1. Xターミナル(xterm)など、ローカル・ターミナル・セッションを開始します。

    2. ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、次のコマンドを入力して、リモート・ホストでのローカルのXサーバーのXアプリケーションの表示を可能にします。

      $ xhost fully_qualified_remote_host_name
      

      次に例を示します。

      $ xhost somehost.us.example.com
      
    3. ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、sshrlogin、またはtelnetコマンドを使用して、ソフトウェアをインストールするシステムに接続します。

      $ telnet fully_qualified_remote_host_name
      
    4. rootユーザーとしてログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをrootに切り替えます。

      $ su -
      password:
      #
      
  • Xサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする場合の手順は、次のとおりです。


    注意:

    この手順の実行方法の詳細は、必要に応じて、Xサーバーのドキュメントを参照するか、Xサーバーのベンダーまたはシステム管理者に問い合せてください。使用しているXサーバーのソフトウェアによっては、別の順序でタスクを実行する必要がある場合があります。

    1. Xサーバー・ソフトウェアを開始します。

    2. Xサーバー・ソフトウェアのセキュリティ設定を、リモート・ホストでローカル・システムのXアプリケーションを表示できるように構成します。

    3. ソフトウェアをインストールするリモート・システムに接続し、そのシステム上でXターミナル(xterm)などのターミナル・セッションを開始します。

    4. rootユーザーとしてリモート・システムにログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをrootに切り替えます。

      $ su -
      password:
      #
      

3 ハードウェア要件の確認

システムは次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。

3.1 メモリー要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのメモリー要件は次のとおりです。

  • 最小: 1GBのRAM

    推奨: 2GB以上のRAM

    RAMサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # /usr/contrib/bin/machinfo  | grep -i Memory
    

    RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。

  • 次の表では、インストールされているRAMと構成済スワップ領域要件の関連を示します。

    使用可能なRAM 必要なスワップ領域
    1から2GB RAMサイズの1.5倍
    2から16GB RAMのサイズと同じ
    16GB超 16GB

構成済スワップ領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。

# /usr/sbin/swapinfo -a

必要に応じて、オペレーティング・システムのドキュメントを参照して追加のスワップ領域の構成方法を確認してください。


重要:

  • 値をファイナライズする前に、使用可能なRAM領域およびスワップ領域用に複数の値を選択することをお薦めします。これは、ユーザーとコンピュータの間の相互作用に応じて、使用可能なRAM領域およびスワップ領域が常に変化するためです。

  • サーバーのスワップ領域の割当てについては、オペレーティング・システム・ベンダーに確認してください。ベンダーのガイドラインは、このガイドに示すスワップ領域の要件に優先します。


3.2 ディスク領域要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのディスク領域要件は次のとおりです。

  • /tmpディレクトリに1GB以上の領域

    /tmpディレクトリ内の使用可能なディスク領域の量を確認するには、次のコマンドを入力します。

    # bdf /tmp
    

    /tmpディレクトリの使用可能な空きディスク領域が要件未満の場合は、次のいずれかの手順を実行します。

    • ディスク領域の要件が満たされるように、/tmpディレクトリから不要なファイルを削除します。

    • oracleユーザーの環境を設定するときに、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。

    • /tmpディレクトリを含むファイル・システムを拡張します。ファイル・システムの拡張については、必要に応じて、システム管理者に連絡してください。

  • 次のコマンドを入力して、システムの空きディスク領域のサイズを確認します。

    # bdf
    
  • 次の表に、各インストール・タイプでのソフトウェア・ファイルおよびデータ・ファイルのディスク領域要件を示します。

    インストール・タイプ ソフトウェア・ファイルの要件(GB)
    Enterprise Edition 5.5
    Standard Edition 5.0

    インストール・タイプ データファイルのディスク領域(GB)
    Enterprise Edition 2.0
    Standard Edition 1.8

    自動バックアップを構成する場合は、ファイルシステムまたはOracle Automatic Storage Managementのディスク・グループに、高速リカバリ領域用の追加のディスク領域が必要です。

3.3 実行レベル要件

システムが必ず実行レベル3で起動されるようにします。

4 ソフトウェア要件の確認

インストールする製品に応じて、次のソフトウェアがシステムにインストールされているかどうかを確認します。

4.1 オペレーティング・システムの要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)には、次に示すバージョン以上のオペレーティング・システムが必要です。

  • HP-UX 11i V3パッチ・バンドルSep/2008(B.11.31.0809.326a)以上

インストールされているHP-UXのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

# uname -a

HP-UX hostname B.11.31 U ia64 4156074294 unlimited-user license

この例では、HP-UXのバージョンは11.31です。

次のコマンドを使用して、システムがパッチ・バンドル要件を満たしているかどうかを確認します。

# /usr/sbin/swlist -l bundle |grep QPK

QPK(Quality Pack)バンドルのバージョン番号の形式は、B.11.31.0809.326a(September 2008リリースの場合)やB.11.31.0903.334a(March 2009リリースの場合)のようになります。

必要なバンドル、製品またはファイルセットは、インストールされていない場合は、インストールする必要があります。製品のインストールの詳細は、オペレーティング・システムまたはソフトウェアのドキュメントを参照してください。


注意:

前の説明でリストされているものより新しいバージョンのパッチがシステムにインストールされている場合があります。記載のパッチがインストールされていない場合、記載のバージョンをインストールする前に、それより新しいバージョンがインストールされているかどうかを確認します。インストーラは代わりのパッチを確認します。

4.2 コンパイラ要件

次に、Oracle Database 11gリリース2(11.2)のPro*C/C++、Oracle Call Interface、Oracle C++ Call InterfaceおよびOracle XML Developer's Kit(XDK)に対するHP-UXシステムのコンパイラ要件を示します。

  • HP ANSI C B.11.31.04(Swlist Bundle - C.11.31.04)- September 2008

  • aC++ A.03.85(Swlist Bundle - C.11.31.04)- September 2008

4.3 パッチ要件

HP-UXシステム用のOracle Database 11gリリース2(11.2)には、次に示す以上のパッチおよびバンドルが必要です。


注意:

記載のバージョンより新しいバージョンのパッチがシステムにインストールされている場合があります。記載のパッチがインストールされていない場合、記載のバージョンをインストールする前に、それより新しいバージョンがインストールされているかどうかを確認します。次の表に記載されているものに優先するパッチの情報は、オペレーティング・システムのベンダーに確認してください。

HP-UX 11i V3(11.31)の場合:

  • PHCO_40381: 11.31 Disk Owner Patch

  • PHKL_38038: VM patch - hot patching/Core file creation directory

  • PHKL_38938: 11.31 SCSI cumulative I/O patch

  • PHKL_39351: Scheduler patch: post wait hang

  • PHSS_37959: Libcl patch for alternate stack issue fix (QXCR1000818011)

  • PHSS_38141: 11.31 aC++ Runtime

  • PHSS_39094: 11.31 linker + fdp cumulative patch

  • PHSS_39824: 11.31 HP C/aC++ Compiler (A.06.23) patch

  • PHSS_39080: PA32 program startup code for PBO instrumented builds

  • PHSS_47276: core dump from u_get_previous_frame_x

HP-UX 11i V3(11.31)VERITAS File Systemの場合

PHKL_39773: 11.31 VRTS 5.0 GARP6 VRTSvxfs Kernel Patch

注意: このパッチには、他の依存性はありません。HP-UX 11.31のSeptember 2009 updateに含まれています。VxFS 5.0がインストールされている場合のみ必要です。

システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認するには、次のようにします。

  1. パッチがインストールされているかどうかを確認するには、次のようなコマンドを入力します。

    # /usr/sbin/swlist -l patch | grep PHSS_37959
    

    また、インストールされているすべてのパッチをリストするには、次のコマンドを入力します。

    # /usr/sbin/swlist -l patch | more
    
  2. 必要なパッチがインストールされていない場合は、次のWebサイトからダウンロードして、インストールします。

    http://www.hp.com/go/hpsc

    Webサイトに新しいバージョンのパッチがある場合、そのバージョンをダウンロードしてインストールします。

4.4 その他のソフトウェア要件

使用するコンポーネントに応じて、次のソフトウェアがインストールされていることを確認する必要があります。

4.4.1 Oracle JDBC/OCIドライバ

Oracle Java Database ConnectivityおよびOracle Call Interfaceドライバでは、JNDI拡張機能を提供するJDK 6(HPUX JDK 6.0.05)またはJDK 5(HPUX JDK 5.0.15)を使用します。ただし、データベースのインストールに必須ではありません。このリリースにはJDK 1.5がインストールされていることに留意してください。

4.4.2 Oracle Messaging Gateway

Oracle Messaging Gatewayは、Oracle Streamsアドバンスト・キューイング(AQ)と次のソフトウェアの統合をサポートします。

  • IBM WebSphere MQ V6.0、クライアントおよびサーバー:

    MQSERIES.MQM-CL-HPUX
    MQSERIES.MQM-SERVER
    
  • TIBCO Rendezvous 7.2

WebSphere MQのCSDが必要な場合は、次のWebサイトでダウンロードおよびインストールの情報を参照してください。

http://www-947.ibm.com/support/entry/portal/Downloads/Software/WebSphere/WebSphere_MQ

4.4.3 ブラウザ要件

Oracle Databaseのインストールには、Webブラウザは必須ではありません。ドキュメントにアクセスしたり、Oracle Enterprise Manager Database ControlおよびOracle Application Expressを使用するには、Webブラウザが必要です。Webブラウザは、JavaScript、HTML 4.0標準とCSS 1.0標準をサポートしている必要があります。

Oracle Enterprise Manager Database Controlでは次のブラウザをサポートしています。

  • Microsoft Internet Explorer 10.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.3以上でサポート)

  • Microsoft Internet Explorer 9.0

  • Microsoft Internet Explorer 8.0

  • Microsoft Internet Explorer 7.0 SP1

  • Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2

  • Firefox 21.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)

  • Firefox 17.0.6 ESR (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)

  • Firefox 3.6

  • Firefox 3.5

  • Firefox 3.0.7

  • Firefox 2.0

  • Safari 4.0.x

  • Safari 3.2

  • Safari 3.1

  • Google Chrome 27.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4でサポート)

  • Google Chrome 4.0

  • Google Chrome 3.0

  • Netscape Navigator 9.0

  • Netscape Navigator 8.1


関連項目:

『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』

4.4.4 プログラミング言語

次の製品の組合せが動作保証されています

  • Pro* COBOL

    Micro Focus Server Express 5.1

  • Pro* FORTRAN

    HP FORTRAN/90 - Sep 2008リリース

5 必要なオペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成

Oracle Databaseをインストールする場合、次のローカル・オペレーティング・システム・グループおよびユーザーが必要です。

  • Oracleインベントリ・グループ(oinstall)

  • OSDBAグループ(dba)

  • Oracleソフトウェア所有者(oracle)

これらのグループおよびユーザーが存在するかを確認し、必要に応じて作成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを入力して、oinstallグループが存在するかどうか確認します。

    # more /var/opt/oracle/oraInst.loc
    

    このコマンドの出力にoinstallグループ名が表示される場合、グループは存在します。


    注意:

    ドキュメントでは、Oracleインベントリ・グループはoinstallと呼ばれています。ただし、同じ名前を使用することは必須ではありません。このグループに対して別の名前を入力できます。

    oraInst.locファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。

    inventory_loc=/u01/app/oraInventory
    inst_group=oinstall
    

    inst_groupパラメータは、Oracleインベントリ・グループの名前oinstallを示します。

  2. 次のコマンドを入力して、dbaグループが存在するかどうか確認します。

    # grep dba /etc/group
    

    このコマンドの出力にdbaグループ名が表示される場合、グループは存在します。

  3. 必要に応じて、次のコマンドを入力してoinstallおよびdbaグループを作成します。

    # /usr/sbin/groupadd oinstall
    # /usr/sbin/groupadd dba
    
  4. 次のコマンドを入力して、oracleユーザーが存在するかどうか、適切なグループに属しているかどうかを確認します。

    # id oracle
    

    oracleユーザーが存在する場合、このコマンドでユーザーが属するグループの情報が表示されます。出力は次のようになり、oinstallはプライマリ・グループ、dbaはセカンダリ・グループであることを示します。

    uid=440(oracle) gid=200(oinstall) groups=201(dba),202(oper)
    
  5. 必要に応じて、次のいずれかの処理を実行します。

    • oracleユーザーは存在するが、そのプライマリ・グループがoinstallでない場合、またはdbaグループのメンバーでない場合は、次のコマンドを入力します。

      # /usr/sbin/usermod -g oinstall -G dba oracle
      
    • oracleユーザーが存在しない場合は、次のコマンドを入力して作成します。

      # /usr/sbin/useradd -g oinstall -G dba oracle
      

      このコマンドにより、oracleユーザーが作成され、たとえば、oinstallがプライマリ・グループとして、dbaがセカンダリ・グループとして指定されます。

  6. 次のコマンドを入力して、oracleユーザーのパスワードを設定します。

    # passwd oracle
    

6 カーネル・パラメータの構成

インストール時にFixupスクリプトを生成して実行し、データベースを正常にインストールするために必要なカーネル・パラメータ値を確認および設定できます。このスクリプトは、必要なカーネル・パッケージを必要に応じて最小値に更新します。

修正スクリプトが使用できない場合は、次の表で、各カーネル・パラメータが表に示す最小値以上の値に設定されていることを確認します。表の後に、手動による値の確認および設定方法について説明します。


注意:

この項で示すカーネル・パラメータの値は推奨値にすぎません。本番データベース・システムでは、これらの値をチューニングしてシステムのパフォーマンスを最適化することをお薦めします。カーネル・パラメータのチューニングの詳細は、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。

パラメータ 最小値
executable_stack 0
ksi_alloc_max 32768
max_thread_proc 1024
maxdsiz 1073741824(1GB)
maxdsiz_64bit 2147483648(2GB)
maxfiles 1024
maxfiles_lim 32767
maxssiz 134217728(128MB)
maxssiz_64bit 1073741824(1GB)
maxuprc 3686
msgmni 4096
msgtql 4096
ncsize 35840
nflocks 4096
ninode 34816
nkthread 7184
nproc 4096
semmni 4096
semmns 8192
semmnu 4092
semvmx 32767
shmmax 1073741824
shmmni 4096
shmseg 512
tcp_largest_anon_port 65500
udp_largest_anon_port 65500


注意:

いずれかのパラメータの現在の値がこの表にリストされている値より大きい場合、そのパラメータの値は変更しないでください。

次のカーネル・パラメータは廃止されています。これらのパラメータの値を指定する必要はありません。

  • tcp_smallest_anon_port

  • udp_smallest_anon_port

  • msgmap

  • msgseg

HFSを使用しない場合、デフォルト値のninodeを保持します。


これらのカーネル・パラメータに現在指定されている値または計算式を確認し、必要に応じて変更する手順は、次のとおりです。

  1. オプションで、ローカル・システムの表示を指定するためにDISPLAY環境変数を設定します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      # DISPLAY=local_host:0.0 ; export DISPLAY
      
    • Cシェルの場合:

      # setenv DISPLAY local_host:0.0
      
  2. System Administration Manager(SAM)を起動します。

    # /usr/sbin/sam
    
  3. 「カーネル構成」領域を選択し、次に構成可能なパラメータ領域を選択します。

  4. これらの各パラメータに指定された値または式を確認し、必要に応じて値または式を変更します。

    この手順の実行に関する詳細は、必要に応じてSAMオンライン・ヘルプを参照してください。

  5. システムを再起動する場合、必要に応じて、ログインしてユーザーをrootに切り替えます。

7 必要なディレクトリの作成

次のような名前でディレクトリを作成し、正しい所有者、グループおよびその権限を指定します。

  • Oracleベース・ディレクトリ

  • オプションのOracleデータファイル・ディレクトリ

Oracleデータファイル・ディレクトリを別途作成しない場合、Oracleベース・ディレクトリに適切な空きディスク領域がある必要があります。


注意:

別にOracleデータファイル・ディレクトリを作成しない場合、データファイルをOracleベース・ディレクトリのサブディレクトリにインストールできます。ただし、本番データベースでは推奨しません。

Oracleベース・ディレクトリを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを入力して、マウントされたすべてのファイル・システムの情報を表示します。

    # bdf
    

    このコマンドにより、次のものも含め、システムにマウントされたすべてのファイル・システムの情報が表示されます。

    • 物理デバイス名

    • ディスク領域の合計サイズ、使用中のサイズおよび使用可能なサイズ

    • そのファイル・システムのマウント・ポイント・ディレクトリ

  2. 表示から、この項で前述したディスク領域要件を満たすファイル・システムを1つまたは2つ識別します。

  3. 識別した各ファイル・システムのマウント・ポイント・ディレクトリの名前を記録します。

  4. 次のようなコマンドを入力して、識別したマウント・ポイント・ディレクトリ内の推奨サブディレクトリを作成し、適切な所有者、グループおよびそれらの権限を設定します。

    # mkdir /mount_point/oradata
    # chown oracle:oinstall /mount_point/oradata
    # chmod 775 /mount_point/oradata
    

8 oracleユーザーの環境の構成

Oracle Universal Installerはoracleアカウントから実行します。ただし、Oracle Universal Installerを起動する前に、oracleユーザーの環境を構成する必要があります。環境を構成するには、次のことが必要です。


注意:

Bashシェルは、HP-UX Itaniumでサポートされていません。オペレーティング・システム・ベンダーによってサポートされているシェル・プログラムを使用します。オペレーティング・システムでサポートされていないシェル・プログラムを使用すると、インストール時にエラーが発生する場合があります。

  • シェル起動ファイルで、デフォルトのファイル・モード作成マスク(umask)を022に設定します。

  • DISPLAY環境変数を設定します。

oracleユーザーの環境を設定する手順は、次のとおりです。

  1. たとえば、Xターミナル(xterm)など、新規ターミナル・セッションを開始します。

  2. 次のコマンドを入力し、Xウィンドウ・アプリケーションがこのシステム上に表示されることを確認します。

    $ xhost fully_qualified_remote_host_name
    

    次に例を示します。

    $ xhost somehost.us.example.com
    
  3. ソフトウェアのインストール先システムに、まだログインしていない場合は、そのシステムにoracleユーザーとしてログインします。

  4. oracleユーザーとしてログインしていない場合は、次のようにユーザーをoracleに切り替えます。

    $ su - oracle
    
  5. oracleユーザーのデフォルト・シェルを確認するには、次のコマンドを入力します。

    $ echo $SHELL
    
  6. シェル起動スクリプトを実行するには、次のコマンドを入力します。

    • Bashシェルの場合:

      $ . ./.bash_profile
      
    • BourneまたはKornシェルの場合:

      $ . ./.profile
      
    • Cシェルの場合:

      % source ./.login
      
  7. ローカル・コンピュータにソフトウェアをインストールしない場合は、リモート・システムで次のコマンドを実行して、DISPLAY変数を設定します。

    • Bourne、BashまたはKornシェルの場合:

      $ export DISPLAY=local_host:0.0    
      
    • Cシェルの場合:

      % setenv DISPLAY local_host:0.0
      

    この例で、local_hostは、Oracle Universal Installerの表示に使用するローカル・コンピュータのホスト名またはIPアドレスです。

    リモート・システムで次のコマンドを実行して、シェルおよびDISPLAY環境変数が正しく設定されているかどうかをチェックします。

    echo $SHELL
    echo $DISPLAY
    

    今度は、Xアプリケーションを有効にするため、ローカル・コンピュータで次のコマンドを実行します。

    $ xhost + fully_qualified_remote_host_name
    

    Xアプリケーションの表示が正しく設定されていることを確認するには、オペレーティング・システムに付属のX11ベースのプログラム(xclockなど)を実行します。

    $ xclock
    

    この例で、xclock/usr/X11R6/bin/xclocksにあります。DISPLAY変数が正しく設定されていれば、xclockがコンピュータ画面に表示されます。


    関連項目:

    詳細は、PC-X Serverまたはオペレーティング・システム・ベンダーのドキュメントを参照してください。

  8. /tmpディレクトリの空きディスク領域が1GBに満たないことが確認された場合は、1GB以上の空き領域があるファイル・システムを特定し、そのファイル・システムの一時ディレクトリを指定するようにTMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。

    1. 次のコマンドを使用して、マウントされた各ファイル・システムの空きディスク領域を確認します。

      # df -h /tmp
      
    2. 必要に応じて、次のようなコマンドを入力し、識別したファイル・システム上に一時ディレクトリを作成し、そのディレクトリに適切な権限を設定します。

      $ sudo mkdir /mount_point/tmp
      $ sudo chmod a+wr /mount_point/tmp
      # exit
      
    3. 次のようなコマンドを入力し、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。

      • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

        $ TMP=/mount_point/tmp
        $ TMPDIR=/mount_point/tmp
        $ export TMP TMPDIR
        
      • Cシェルの場合:

        % setenv TMP /mount_point/tmp
        % setenv TMPDIR /mount_point/tmp
        
  9. 次のようなコマンドを入力し、ORACLE_BASEおよびORACLE_SID環境変数を設定します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ ORACLE_BASE=/u01/app/oracle
      $ ORACLE_SID=sales
      $ export ORACLE_BASE ORACLE_SID
      
    • Cシェルの場合:

      % setenv ORACLE_BASE /u01/app/oracle
      % setenv ORACLE_SID sales
      

    この例で、/u01/app/oracleは前に作成または識別したOracleベース・ディレクトリで、salesはデータベースの名前(通常は5文字以内)です。

  10. 次のコマンドを入力して、ORACLE_HOMEおよびTNS_ADMIN環境変数が設定されていないことを確認します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ unset ORACLE_HOME
      $ unset TNS_ADMIN
      
    • Cシェルの場合:

      % unsetenv ORACLE_HOME
      % unsetenv TNS_ADMIN
      

    注意:

    ORACLE_HOME環境変数が設定されている場合、Oracle Universal Installerはその値を使用してOracleホーム・ディレクトリのデフォルト・パスとして指定します。ただし、ORACLE_BASE環境変数をユーザーが設定する場合は、ORACLE_HOME環境変数を設定せずに、Oracle Universal Installerから提示されるデフォルト・パスを選択することをお薦めします。

9 製品ディスクのマウント

ほとんどのHP-UX PA-RISCシステムでは、ドライブに製品ディスクを挿入するとディスクが自動的にマウントされます。自動的にマウントされない場合は、次の手順に従ってマウントしてください。

  1. ユーザーをrootに切り替えます。

    $ su -
    password
    #
    
  2. 必要に応じて次のコマンドを入力し、現在マウントされているディスクをアンマウントして、ドライブから取り出します。

    # /usr/sbin/umount /SD_DVD
    

    この例で、/SD_DVDはディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。

  3. 適切なディスクをディスク・ドライブに挿入し、次のようなコマンドを入力してマウントします。

    # /usr/sbin/mount -F cdfs -o rr /dev/dsk/cxtydz /SD_DVD
    

    この例で、/SD_DVDはディスク・マウント・ポイント・ディレクトリで、/dev/dsk/cxtydzはディスク・デバイスのデバイス名(/dev/dsk/c0t2d0など)です。

  4. Oracle Universal Installerに「ディスクの場所」ダイアログ・ボックスが表示されている場合は、次の例のように、ディスクのマウント・ポイント・ディレクトリのパスを入力します。

    /SD_DVD
    

10 Oracle Databaseのインストール

oracleユーザーの環境を構成した後、次のようにOracle Universal Installerを起動してOracle Databaseをインストールします。

  1. 次のコマンドを入力してOracle Universal Installerを起動します。

    $ /mount_point/db/runInstaller
    

    Oracle Universal Installerが起動しない場合は、X Windowの表示に関する問題のトラブルシューティング方法について、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。

  2. 次の表では、Oracle Universal Installerの各画面で推奨される処理について説明します。次のガイドラインを使用して、インストールを実行します。

    • 追加の情報が必要な場合、またはデフォルト以外のオプションを選択する場合は、追加の情報について「ヘルプ」をクリックしてください。

    • ソフトウェアのインストールまたはリンク中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティングについて、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。


    注意:

    前述した作業を完了している場合、ほとんどの画面でデフォルト値を選択することで、インストールを完了することができます。

    画面 推奨アクション
    セキュリティ・アップデートの構成 「電子メール」フィールドに、電子メール・アドレス、できればMy Oracle Support(以前のOracleMetaLink)の電子メール・アドレスまたはユーザー名を入力します。

    セキュリティ・アップデートを受信するには、「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る」チェック・ボックスを選択します。

    「My Oracle Supportパスワード」フィールドに、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。

    ソフトウェア更新のダウンロード Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降では、ソフトウェア更新機能を使用して、最新の更新内容を直接ダウンロードして適用できます。次のオプションのいずれかを選択して、「次へ」をクリックします。
    • ダウンロードにMy Oracle Support資格証明を使用: 最新のソフトウェア更新をダウンロードして適用する場合は、このオプションを選択します。

      プロキシ設定をクリックして、Oracle Universal Installerがインターネットへの接続に使用するプロキシを構成します。使用するサイトのプロキシ・サーバー情報およびサーバーが接続しているローカル・エリア・ネットワークへのアクセス権を持つユーザー・アカウントを指定します。Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.3)以降、必要に応じてプロキシ・レルム情報を入力できます。プロキシ・レルム情報では大/小文字が区別されます。

      「接続のテスト」をクリックして、プロキシ設定が正しく入力され、インストーラにより更新がダウンロードできることを確認します。

    • 事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用: 以前にダウンロードしたソフトウェア更新を適用する場合は、このオプションを選択します。

    • ソフトウェア更新のスキップ: すべての更新を適用しない場合は、このオプションを選択します。

    ソフトウェア更新の適用 ソフトウェア更新のダウンロードを選択するか、事前ダウンロード済ソフトウェアのダウンロード場所を指定すると、この画面が表示されます。

    前の画面でダウンロードにMy Oracle Support資格証明を使用を選択した場合は、すべての更新をダウンロードして適用を選択して「次へ」をクリックします。

    前の画面で事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用を選択した場合は、すべての更新を適用を選択して「次へ」をクリックします。

    インストール・オプションの選択 次の使用可能なオプションのリストから「データベースの作成および構成」を選択し、「次へ」をクリックします。
    • データベースの作成および構成

    • データベース・ソフトウェアのみインストール

    • 既存のデータベースのアップグレード

    システム・クラス 次のオプションから「サーバー・クラス」を選択し、データベースをインストールして、「次へ」をクリックします。
    • デスクトップ・クラス: ラップトップまたはデスクトップ・クラス・システムにインストールする場合に、このオプションを選択します。

    • サーバー・クラス: 本番データ・センターにOracleをデプロイする際に使用するようなサーバー・クラス・システムにインストールする場合に、このオプションを選択します。

    Gridインストール・オプション 実行するデータベースのインストール・タイプに「単一インスタンス・データベースのインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
    • 単一インスタンス・データベースのインストール: データベースおよびリスナーがインストールされます。

    • Real Application Clustersデータベースのインストール: Oracle Real Application Clustersがインストールされます。

    • Oracle RAC One Nodeデータベースのインストール: Oracle RAC One Nodeデータベースがインストールされます。

      注意: Oracle RAC One Nodeは、Oracle Clusterwareでのみサポートされます。

    インストール・タイプの選択 次のオプションから、インストール・タイプに「標準インストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
    • 標準インストール: このインストール方法がデフォルトで選択されています。この方法の場合、最小限の入力でOracle Databaseを簡単にインストールできます。

    • 拡張インストール: このインストール方法を使用すると、より複雑なインストールを実行できます。

    標準インストール構成 要件に応じて、次の情報を入力します。

    Oracleベース: デフォルトでは、Oracleベース・パスが表示されます。このパスは要件に応じて変更できます。

    ソフトウェアの場所: 「ソフトウェアの場所」セクションで、デフォルト値をそのまま使用するか、Oracleコンポーネントのインストール先であるOracleホーム・ディレクトリ・パスを入力します。ディレクトリ・パスにはスペースを入れないようにしてください。

    記憶域のタイプ: データベース記憶域オプションに「ファイルシステム」またはOracle Automatic Storage Managementを選択します。

    データベース・ファイルの位置: 「記憶域のタイプ」で「ファイルシステム」を選択する場合は、「参照」をクリックして、データベース・ファイルの場所を指定します。

    ASMSNMPパスワード: 「記憶域のタイプ」でOracle Automatic Storage Managementを選択した場合は、ASMSNMPユーザーのパスワードを指定する必要があります。

    データベースのエディション: インストールするデータベースのエディションを選択します。

    OSDBAグループ: デフォルトでは、OSDBAグループが選択されています。リストからOSDBAグループを選択することもできます。

    グローバル・データベース名: 次の構文を使用して、 グローバル・データベース名を指定します。

    database_name.domain
    

    たとえば、sales.us.example.comです。

    管理パスワード: 権限のあるデータベース・アカウントのパスワードを入力します。

    パスワードの確認: 権限のあるデータベース・アカウントのパスワードを再入力して確認します。

    「次へ」をクリックして続行します。

    インベントリの作成 この画面が表示されるのは、システム上に初めてOracle製品をインストールする場合のみです。

    Oracleインベントリ・ディレクトリのフルパスを指定します。選択されているオペレーティング・システム・グループがoinstallであることを確認してください。「次へ」をクリックして続行します。

    前提条件チェックの実行 すべての前提条件のチェックが正常に行われたことを確認して、「次へ」をクリックします。

    Oracle Universal Installerによってシステムがチェックされ、Oracleソフトウェアを実行するためにシステムが正しく構成されていることが検証されます。このガイドに記載されているインストール前の手順がすべて完了している場合は、すべてのチェックにパスします。

    チェックに失敗した場合は、画面にリストされているそのチェックの失敗原因を確認します。可能であれば、問題を修正してチェックを再実行します。もしくは、システムが要件を満たすと判断した場合は、失敗したチェックのチェック・ボックスを選択して、要件を手動で検証できます。

    注意: 「すべて無視」オプションを選択する際には、注意が必要です。このオプションを選択すると、システムでOracle Databaseが正常にインストールできることを、Oracle Universal Installerによって確認されない場合があります。

    サマリー この画面に表示された情報を確認して、「インストール」をクリックします。

    注意: Oracle Database 11gリリース2(11.2)以降では、すべてのインストール手順をレスポンス・ファイルに保存できます。これを行うには、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックします。このファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。

    製品のインストール この画面に、インストールの進捗が表示されます。データベースがインストールされると、rootユーザーとして新しいインベントリにroot構成スクリプトを実行するように求められます。「次へ」をクリックします。

    次に、この画面には、ソフトウェアの構成およびデータベースの作成を実行するコンフィギュレーション・アシスタントのステータス情報が表示されます。

    最後に、Database Configuration Assistantプロセスの終わりにメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。

    rootユーザーとしてroot.shスクリプトを実行し、インストールを完了します。「OK」をクリックします。

    終了 この画面は、すべての構成ツールが成功すると自動的に表示されます。

    「閉じる」をクリックします。


11 Oracle Database Examplesのインストール

次の製品または機能の使用を予定している場合は、Oracle Database Examplesメディアから製品をダウンロードおよびインストールしてください。

  • Oracle JDBC開発ドライバ

  • Oracle Databaseのサンプル

  • 様々なOracle製品のデモ

ソフトウェアおよび様々なOracle製品のデモをOracle Database Examplesメディアからインストールする方法の詳細は、『Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド』を参照してください。

12 インストール後の作業

このリリースのOracle Databaseを理解するため、次の作業を実行することをお薦めします。

  • Webブラウザを使用してOracle Enterprise Manager Database Controlにログインします。

    Oracle Enterprise Manager Database ControlはWebベースのアプリケーションで、単一のOracle Databaseインストールの管理に使用できます。Database ControlのデフォルトのURLは、次のようになります。

    http://host.domain:1158/em/
    

    ログインするには、ユーザー名SYSを使用し、SYSDBAとして接続します。Oracle Database 11gのインストール中にこのユーザーに対して指定したパスワードを使用します。

  • 使用する製品に応じた、必須およびオプションのインストール後の作業の詳細は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for HP-UX』を参照してください。

  • インストールしたデータベースの構成を理解するためのDatabase Controlの使用方法は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for HP-UX』を参照してください。

  • Oracle Enterprise Manager Database Controlを使用したデータベースの管理の詳細は、『Oracle Database 2日でデータベース管理者』を参照してください。

    新しいOracleデータベース管理者用に記載されたこのガイドでは、Database Controlを使用したOracle Databaseインストールのあらゆる点の管理方法が説明されています。また、電子メール通知および自動バックアップを有効にする方法についても示します。これらは、インストール中には構成しない場合があります。

13 その他の情報

この項の内容は、次のとおりです。

製品ライセンス

トライアルの使用許諾条項により30日間このメディア・パックに含まれる製品をインストールおよび評価できます。ただし、30日間の評価期間後も製品の使用を継続する場合はプログラム・ライセンスを購入する必要があります。プログラム・ライセンスの購入の詳細は、次の項を参照してください。

ライセンスおよびバージョン更新の購入

次のOracle Store WebサイトからOracle製品のプログラム・ライセンスと更新バージョンを購入できます。

https://shop.oracle.com

Oracleサポート・サービスへの問合せ

Oracle Product Supportを購入した場合、Oracleサポート・サービスにいつでも問合せできます。Oracle Product Supportの購入またはOracleサポート・サービスへの問合せの情報については、Oracleサポート・サービスのWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/us/support/index.html

製品ドキュメントの場所

製品ドキュメントには、任意のプラットフォームでのOracle製品の構成、使用または管理方法について記載されています。Oracle Database製品の製品ドキュメントは、HTML形式とPDF形式の両方でOracle Technology Network (OTN)の次のWebサイトからオンラインで入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html

14 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


Oracle Databaseインストレーション・ガイド, 11gリリース2(11.2) for HP-UX PA-RISC(64-Bit)

B59004-07

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