アクション・スクリプト
リソースのstart、stop、stopおよびcheckアクションを定義するスクリプト。startアクションはリソースの起動中に起動され、stopアクションはリソースを停止するために起動され、checkアクションはリソースの動作ステータスのチェック中に起動されます。
クラスタ検証ユーティリティ(CVU)
共有ストレージ・デバイス、ネットワーク構成、システム要件、Oracle Clusterware、グループ、ユーザーなどのOracle RACの様々なコンポーネントを検証するツール。
CRS管理者
サーバー・プールの制御を目的とした事前定義済Oracle Clusterware管理者ロール。永続的なCRS管理者は、グリッド・インフラストラクチャ・ホームにOracle Clusterwareをインストールしたユーザー(グリッド・ユーザー)またはシステム・スーパーユーザー(LinuxおよびUNIXではroot
、Windowsでは管理者)のいずれかです。
ディスク・グループ
Oracle ASMディスクは、Oracle ASMで1つの単位として管理されるディスクの集合です。ディスク・グループ内では、Oracle Databaseファイルのファイルシステム・インタフェースがOracle ASMにより公開されます。ディスク・グループ内に保存されたファイルの内容は、均等に分散されるか、またはストライプ化されるため、ホット・スポットがなくなり、ディスク間のパフォーマンスが均一になります。必要に応じて、ディスク・グループ内でOracle ASMファイルをミラー化することもできます。ディスク・グループ内のディスクのパフォーマンスは、RAWデバイスのパフォーマンスと同程度です。
グリッド・インフラストラクチャ
エンタープライズ・グリッド・アーキテクチャ用のインフラストラクチャを提供するソフトウェア。クラスタの場合、このソフトウェアにはOracle Clusterwareと Oracle ASM が含まれます。スタンドアロン・サーバーの場合、このソフトウェアにはOracle RestartとOracle ASMが含まれます。Oracle Database 11gリリース2(11.2)では、これらのインフラストラクチャ製品がグリッド・インフラストラクチャ・ホーム(Grid_home
)と呼ばれる1つのソフトウェア・インストールの中に結合されています。
fixupスクリプト
インストールの最小要件を満たしていない場合はOracle Universal Installerによって検知され、要件を満たしていないシステム構成の多くを解決するために、修正スクリプトと呼ばれるシェル・スクリプト・プログラムが作成されます。Oracle Universal Installerは不完全なタスクを検出すると、修正スクリプトを作成してから別のターミナル・セッションで修正スクリプトを実行するように求めます。特定のCVUコマンドで-fixup
フラグを使用して、修正スクリプトを生成することもできます。
OCRライター
また、各crsd
プロセスもOCRサーバーとして機能します。クラスタのcrsd
プロセスの1つに、ディスク・グループまたはファイル、あるいはブロックまたはRAWデバイス対してI/Oを実行するOCRサーバーがあります。
Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)
Oracle ASMはOracle ClusterwareおよびOracle RACで使用される記憶域ディスクをディスク・グループ内で管理します。デフォルトでは、Oracle ClusterwareはOracle ASMを使用してOCRおよび投票ディスクを格納します。
Oracle Cluster Registry (OCR)
クラスタ・ノード・リストに関する情報およびインスタンスからノードへのマッピング情報を管理するOracle RAC構成情報のリポジトリ。OCRは、カスタマイズされたアプリケーション用のOracle Clusterwareリソース・プロファイルに関する情報も管理します。
Oracle Clusterwareスタック
Oracle Clusterwareスタックには、Oracle Clusterware、イベント・マネージャ、クラスタ同期サービスおよびOracle ASM(使用する場合)が含まれます。
ポリシー管理型
データベース管理者は、データベース・リソースを実行するサーバー・プール(汎用および空きを除く)を指定します。Oracle Clusterwareによって、データベース・リソースがサーバーに配置されます。