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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
11gリリース2 (11.2)
B56289-08
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用語集

アクション・スクリプト

リソースのstart、stop、stopおよびcheckアクションを定義するスクリプト。startアクションはリソースの起動中に起動され、stopアクションはリソースを停止するために起動され、checkアクションはリソースの動作ステータスのチェック中に起動されます。

管理者管理型

データベース・リソースを実行するサーバーをデータベース管理者が定義し、必要に応じてリソースを手動で配置します。これは、以前のリリースで使用されていた管理方法です。

可用性ディレクティブ

クラスタに対してサーバーが削除または追加された際にシステムを再構成するためのOracle Clusterwareに対する指示。

カーディナリティ

リソースを同時に実行できるサーバーの数。

クラスタ

エンド・ユーザーおよびアプリケーションからは1つのサーバーとして認識される、相互に接続された複数のコンピュータまたはサーバー。

クラスタ対応

クラスタウェアを使用してデプロイされるように設計されたアプリケーション。

クラスタ・リソース

クラスタ環境を認識し、ノード間のスイッチオーバーとフェイルオーバーの対象となるリソース。

クラスタ時刻同期化サービス

クラスタ内のすべてのノードの内部クロックがすべて同期化されるようにする時刻同期メカニズム。

クラスタ検証ユーティリティ(CVU)

共有ストレージ・デバイス、ネットワーク構成、システム要件、Oracle Clusterware、グループ、ユーザーなどのOracle RACの様々なコンポーネントを検証するツール。

CRS管理者

サーバー・プールの制御を目的とした事前定義済Oracle Clusterware管理者ロール。永続的なCRS管理者は、グリッド・インフラストラクチャ・ホームにOracle Clusterwareをインストールしたユーザー(グリッド・ユーザー)またはシステム・スーパーユーザー(LinuxおよびUNIXではroot、Windowsでは管理者)のいずれかです。

依存性

2つ以上のリソース間の関係、およびそれらの間で示される相互作用。

ディスク・グループ

Oracle ASMディスクは、Oracle ASMで1つの単位として管理されるディスクの集合です。ディスク・グループ内では、Oracle Databaseファイルのファイルシステム・インタフェースがOracle ASMにより公開されます。ディスク・グループ内に保存されたファイルの内容は、均等に分散されるか、またはストライプ化されるため、ホット・スポットがなくなり、ディスク間のパフォーマンスが均一になります。必要に応じて、ディスク・グループ内でOracle ASMファイルをミラー化することもできます。ディスク・グループ内のディスクのパフォーマンスは、RAWデバイスのパフォーマンスと同程度です。

グリッド・インフラストラクチャ

エンタープライズ・グリッド・アーキテクチャ用のインフラストラクチャを提供するソフトウェア。クラスタの場合、このソフトウェアにはOracle Clusterwareと Oracle ASM が含まれます。スタンドアロン・サーバーの場合、このソフトウェアにはOracle RestartとOracle ASMが含まれます。Oracle Database 11gリリース2(11.2)では、これらのインフラストラクチャ製品がグリッド・インフラストラクチャ・ホーム(Grid_home)と呼ばれる1つのソフトウェア・インストールの中に結合されています。

fixupスクリプト

インストールの最小要件を満たしていない場合はOracle Universal Installerによって検知され、要件を満たしていないシステム構成の多くを解決するために、修正スクリプトと呼ばれるシェル・スクリプト・プログラムが作成されます。Oracle Universal Installerは不完全なタスクを検出すると、修正スクリプトを作成してから別のターミナル・セッションで修正スクリプトを実行するように求めます。特定のCVUコマンドで-fixupフラグを使用して、修正スクリプトを生成することもできます。

ローカル・リソース

クラスタのノード上で実行され、ノードの範囲外のものは認識しないリソース。

OCRライター

また、各crsdプロセスもOCRサーバーとして機能します。クラスタのcrsdプロセスの1つに、ディスク・グループまたはファイル、あるいはブロックまたはRAWデバイス対してI/Oを実行するOCRサーバーがあります。

Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)

Oracle ASMはOracle ClusterwareおよびOracle RACで使用される記憶域ディスクをディスク・グループ内で管理します。デフォルトでは、Oracle ClusterwareはOracle ASMを使用してOCRおよび投票ディスクを格納します。

Oracle Cluster Registry (OCR)

クラスタ・ノード・リストに関する情報およびインスタンスからノードへのマッピング情報を管理するOracle RAC構成情報のリポジトリ。OCRは、カスタマイズされたアプリケーション用のOracle Clusterwareリソース・プロファイルに関する情報も管理します。

Oracle Clusterware

接続されたサーバーのグループ(クラスタ)が動作すること、または1つの単位として制御されることを可能にするソフトウェア。

Oracle Clusterwareスタック

Oracle Clusterwareスタックには、Oracle Clusterware、イベント・マネージャ、クラスタ同期サービスおよびOracle ASM(使用する場合)が含まれます。

ポリシー管理型

データベース管理者は、データベース・リソースを実行するサーバー・プール(汎用および空きを除く)を指定します。Oracle Clusterwareによって、データベース・リソースがサーバーに配置されます。

リソース

Oracle Clusterwareによって管理されるデータベース、アプリケーションまたはプロセス。

リソースの状態

特定の時間の特定のリソースの状態。これによってクラスタの可用性を確認します。

リソース・タイプ

リソースがクラスタ・リソースまたはローカル・リソースのいずれであるかを定義します。

サーバー・プール

アプリケーション、データベースまたはその両方をホスティングするグループに論理的に分割されているクラスタ内のサーバー。

単一クライアント・アクセス名(SCAN)

パブリック・ネットワークで3つのIPアドレスに解決される1つの名前。

起動試行の評価

Oracle Clusterwareがリソースを起動するときに実行する処理。この処理の間、Oracle Clusterwareはリソースのプロファイルに含まれるリソースの依存性を考慮します。

状態

特定のリソースの状態を示す一連の値。