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Oracle® Database SQL言語リファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56299-08
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STDDEV

構文

stddev.gifの説明が続きます。
図「stddev.gif」の説明


関連項目:

構文、セマンティクスおよび制限事項の詳細は、「分析ファンクション」を参照してください。

用途

STDDEVは、数値の集合であるexprの標本標準偏差を戻します。これは、集計ファンクションまたは分析ファンクションとして使用できます。このファンクションは、STDDEV_SAMPがNULLを戻すことに対して、入力データが1行のみの場合にSTDDEVが0(ゼロ)を戻すという点で、STDDEV_SAMPと異なります。

Oracle Databaseは、VARIANCE集計ファンクションに対して定義された分散の平方根として標準偏差を計算します。

このファンクションは、引数として、任意の数値データ型、または暗黙的に数値データ型に変換可能な数値以外のデータ型を取ります。また、引数の数値データ型と同じデータ型を戻します。


関連項目:

暗黙的な変換の詳細は、表3-10「暗黙的な型変換のマトリックス」を参照してください。

DISTINCTを指定する場合は、analytic_clausequery_partition_clauseのみ指定できます。order_by_clauseおよびwindowing_clauseは指定できません。


関連項目:


集計の例

次の例では、サンプル表hr.employeesの給与値の標本標準偏差を戻します。

SELECT STDDEV(salary) "Deviation"
   FROM employees;
 
 Deviation
----------
3909.36575

分析の例

次の例では、hire_dateで順序付けられたサンプル表hr.employeesの部門80の給与の値の累積標準偏差を戻します。

SELECT last_name, salary, 
   STDDEV(salary) OVER (ORDER BY hire_date) "StdDev"
   FROM employees  
   WHERE department_id = 30
   ORDER BY last_name, salary, "StdDev"; 
 
LAST_NAME                     SALARY     StdDev
------------------------- ---------- ----------
Baida                           2900 4035.26125
Colmenares                      2500 3362.58829
Himuro                          2600  3649.2465
Khoo                            3100 5586.14357
Raphaely                       11000          0
Tobias                          2800  4650.0896