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Oracle® Database SQL言語リファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56299-08
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UNISTR

構文

unistr.gifの説明が続きます。
図「unistr.gif」の説明

用途

UNISTRは、引数としてテキスト・リテラルまたは文字データに変換する式を取り、各国語キャラクタ・セットで戻します。データベースの各国語キャラクタ・セットは、AL16UTF16またはUTF8です。UNISTRでは、文字列への文字のUnicodeエンコーディング値の指定を可能にすることによって、Unicode文字列リテラルがサポートされます。これは、NCHAR列にデータを挿入する場合などに有効です。

Unicodeエンコーディング値は、\xxxxという形式です。xxxxは、文字のUCS-2エンコーディング形式での16進数値です。補足文字は2つのコード・ユニットとしてエンコードされ、最初のコード・ユニットは上位サロゲート範囲(U+D800からU+DBFF)から、2番目のコード・ユニットは下位サロゲート範囲(U+DC00からU+DFFF)から取得されます。文字列そのものにバックスラッシュを含めるには、文字列の先頭に別のバックスラッシュ(\\)を付けます。

移植性およびデータ保護のために、UNISTR文字列の引数にはASCII文字およびUnicodeエンコーディング値のみを指定することをお薦めします。


関連項目:

Unicodeおよび各国語キャラクタ・セットの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

次の例では、ASCII文字およびUnicodeエンコーディング値をUNISTRファンクションに渡した後、そのUNISTRファンクションによって各国語キャラクタ・セットで文字列が戻されます。

SELECT UNISTR('abc\00e5\00f1\00f6') FROM DUAL;

UNISTR
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