このマニュアルでは、Oracle Databaseのアップグレードの計画と実行の手引きを示します。また、このマニュアルでは互換性、アプリケーションのアップグレード、および初期化パラメータの変更やデータ・ディクショナリの変更などの新しいOracle Databaseリリースにおける重要な変更について説明します。
また、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』では、Oracle Database(Standard Editionともいう)およびOracle Database Enterprise Edition製品の様々な機能についても説明します。Oracle DatabaseおよびOracle Database Enterprise Editionには、同等の基本機能があります。ただし、いくつかの拡張機能はEnterprise Editionでのみ使用でき、その一部はオプションです。たとえば、アプリケーション・フェイルオーバーを使用するには、Oracle Real Application Clustersを備えたEnterprise Editionが必要です。
関連項目: Oracle DatabaseとOracle Database Enterprise Editionの違い、および利用できる機能やオプションの詳細は、『Oracle Database新機能ガイド』を参照してください。 |
ここでは、次の項目について説明します。
『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』は、Oracle Databaseのアップグレードの計画および実行を担当する、データベース管理者(DBA)、アプリケーション開発者、セキュリティ管理者、システム・オペレータを対象としています。
このマニュアルを使用するには、次の内容について詳しく理解しておく必要があります。
リレーショナル・データベースの概要
ご使用のリリースのOracle Database
ご使用のオペレーティング・システム環境
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
)を参照してください。
詳細は、次のOracleドキュメントを参照してください。
My Oracle Support(https://support.oracle.com
)のNote ID 785351.1「Oracle Upgrade Companion」
このマニュアルで使用される概念および用語の詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。
Oracle Databaseの管理の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
Oracle DatabaseのSQLコマンドおよびファンクションの詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
Oracle Databaseにバンドルされるユーティリティ(データ・ポンプ、エクスポート、インポートおよびSQL*Loader)の詳細は、『Oracle Databaseユーティリティ』を参照してください。
Oracle Net Servicesの詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。
Oracle Label Securityの詳細は、『Oracle Databaseエンタープライズ・ユーザー・セキュリティ管理者ガイド』を参照してください。
Oracle操作のベスト・プラクティスおよび停止時間を短縮するアップグレード方法の選択の詳細は、『Oracle Database高可用性ベスト・プラクティス』を参照してください。
このガイドでは、サンプル・スキーマを例として多用していますが、これらのサンプル・スキーマは、Oracle Databaseのインストール時に「基本インストール」オプションを選択した場合に、デフォルトでインストールされています。これらのスキーマの作成方法およびその使用方法の詳細は、『Oracle Databaseサンプル・スキーマ』を参照してください。