V$ARCHIVED_LOG
は、制御ファイルからのアーカイブ・ログ情報(アーカイブ・ログ名など)を示します。アーカイブ・ログ・レコードは、オンラインREDOログが正常にアーカイブまたは消去された後に書き込まれます(ログが消去された場合、NAME列はNULL
に設定されます)。ログを2回アーカイブすると、同一のTHREAD#
、SEQUENCE#
およびFIRST_CHANGE#
を持つ2つのアーカイブ・ログ・レコードが別の名前で作成されます。アーカイブ・ログ・レコードは、アーカイブ・ログがバックアップ・セットまたはコピーからリストアされ、ログのコピーがRMANのCOPY
コマンドを使用して作成された場合にも書き込まれます。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
RECID |
NUMBER |
アーカイブ・ログ・レコードID |
STAMP |
NUMBER |
アーカイブ・ログ・レコード・スタンプ |
NAME |
VARCHAR2(513) |
アーカイブ・ログ・ファイル名。NULL に設定されている場合、そのログ・ファイルがアーカイブされる前に消去されたか、RMANのバックアップ・コマンドで「delete input」オプションを使用してすべてのアーカイブログのバックアップが実行された(RMAN> backup archivelog all delete input; )。 |
DEST_ID |
NUMBER |
アーカイブ・ログが生成された元の接続先。接続先の識別子が使用不可の場合、この値は0 。 |
THREAD# |
NUMBER |
REDOスレッド番号 |
SEQUENCE# |
NUMBER |
REDOログ順序番号 |
RESETLOGS_CHANGE# |
NUMBER |
ログが書き込まれた時点の、データベースのリセットログ変更番号 |
RESETLOGS_TIME |
DATE |
ログが書き込まれた時点の、データベースのリセットログ時刻 |
RESETLOGS_ID |
NUMBER |
アーカイブREDOログに対応付けられたリセットログ識別子 |
FIRST_CHANGE# |
NUMBER |
アーカイブ・ログの最初の変更番号 |
FIRST_TIME |
DATE |
最初の変更のタイムスタンプ |
NEXT_CHANGE# |
NUMBER |
次のログ内の最初の変更 |
NEXT_TIME |
DATE |
次の変更のタイムスタンプ |
BLOCKS |
NUMBER |
アーカイブ・ログのサイズ(ブロック単位) |
BLOCK_SIZE |
NUMBER |
REDOログ・ブロックのサイズ。これはアーカイブ・ログの論理ブロック・サイズで、アーカイブ・ログがコピーされたオンライン・ログの論理ブロック・サイズと同じ。オンライン・ログの論理ブロック・サイズはプラットフォーム固有の値で、ユーザーは調整できない。 |
CREATOR |
VARCHAR2(7) |
ARCHIVELOGの作成者:
|
REGISTRAR |
VARCHAR2(7) |
エントリの登録者:
|
STANDBY_DEST |
VARCHAR2(3) |
エントリがARCHIVELOGの宛先かどうか(YES | NO ) |
ARCHIVED |
VARCHAR2(3) |
オンラインREDOログがアーカイブされたこと(YES )、またはRMANがリカバリ時に、ログの調査および将来REDOログを適用するためのレコードの作成のみが行われたこと(NO )を示す。
関連項目: 『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』 |
APPLIED |
VARCHAR2(9) |
アーカイブREDOログ・ファイルが、対応するフィジカル・スタンバイ・データベースに適用されているかどうか。ローカルの接続先の値は、常にNO 。
この列は、
この列を使用すると、バックアップして削除できるログ・ファイルを特定できる。この目的で使用する場合、値 |
DELETED |
VARCHAR2(3) |
RMANのDELETE コマンドによって、アーカイブ・ログ・ファイルがディスクから物理的に削除され、ターゲット・データベースの制御ファイルおよびリカバリ・カタログからも論理的に削除されたかどうか(YES | NO ) |
STATUS |
VARCHAR2(1) |
アーカイブ・ログの状態
|
COMPLETION_TIME |
DATE |
アーカイブ完了の時刻 |
DICTIONARY_BEGIN |
VARCHAR2(3) |
ログに、LogMinerディクショナリの先頭が含まれているかどうか(YES | NO ) |
DICTIONARY_END |
VARCHAR2(3) |
ログに、LogMinerディクショナリの末尾が含まれているかどうか(YES | NO ) |
END_OF_REDO |
VARCHAR2(3) |
アーカイブREDOログに、プライマリ・データベースのすべてのREDO情報の末尾が含まれているかどうか(YES | NO ) |
BACKUP_COUNT |
NUMBER |
このファイルのバックアップが取られた回数を示す。値の範囲は、0から15。ファイルが15回以上バックアップされた場合の値は15。 |
ARCHIVAL_THREAD# |
NUMBER |
アーカイブ操作を実行したインスタンスのREDOスレッド番号。この列は、クローズされたスレッドが別のインスタンスによりアーカイブされる場合にのみ、THREAD# 列とは異なる値になる。 |
ACTIVATION# |
NUMBER |
データベース・インスタンス化に割り当てられた番号 |
IS_RECOVERY_DEST_FILE |
VARCHAR2(3) |
ファイルが高速リカバリ領域に作成されたかどうか(YES | NO ) |
COMPRESSED |
VARCHAR2(3) |
予約済 |
FAL |
VARCHAR2(3) |
アーカイブ・ログがFAL要求の結果として生成されたかどうか(YES | NO ) |
END_OF_REDO_TYPE |
VARCHAR2(10) |
指定可能な値は次のとおりです。
|
BACKED_BY_VSS |
VARCHAR2(3) |
ファイルがVolume Shadow Copy Service(VSS)によってバックアップされたかどうか。この列は内部での使用のために確保される。 |