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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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V$ARCHIVED_LOG

V$ARCHIVED_LOGは、制御ファイルからのアーカイブ・ログ情報(アーカイブ・ログ名など)を示します。アーカイブ・ログ・レコードは、オンラインREDOログが正常にアーカイブまたは消去された後に書き込まれます(ログが消去された場合、NAME列はNULLに設定されます)。ログを2回アーカイブすると、同一のTHREAD#SEQUENCE#およびFIRST_CHANGE#を持つ2つのアーカイブ・ログ・レコードが別の名前で作成されます。アーカイブ・ログ・レコードは、アーカイブ・ログがバックアップ・セットまたはコピーからリストアされ、ログのコピーがRMANのCOPYコマンドを使用して作成された場合にも書き込まれます。

データ型 説明
RECID NUMBER アーカイブ・ログ・レコードID
STAMP NUMBER アーカイブ・ログ・レコード・スタンプ
NAME VARCHAR2(513) アーカイブ・ログ・ファイル名。NULLに設定されている場合、そのログ・ファイルがアーカイブされる前に消去されたか、RMANのバックアップ・コマンドで「delete input」オプションを使用してすべてのアーカイブログのバックアップが実行された(RMAN> backup archivelog all delete input;)。
DEST_ID NUMBER アーカイブ・ログが生成された元の接続先。接続先の識別子が使用不可の場合、この値は0
THREAD# NUMBER REDOスレッド番号
SEQUENCE# NUMBER REDOログ順序番号
RESETLOGS_CHANGE# NUMBER ログが書き込まれた時点の、データベースのリセットログ変更番号
RESETLOGS_TIME DATE ログが書き込まれた時点の、データベースのリセットログ時刻
RESETLOGS_ID NUMBER アーカイブREDOログに対応付けられたリセットログ識別子
FIRST_CHANGE# NUMBER アーカイブ・ログの最初の変更番号
FIRST_TIME DATE 最初の変更のタイムスタンプ
NEXT_CHANGE# NUMBER 次のログ内の最初の変更
NEXT_TIME DATE 次の変更のタイムスタンプ
BLOCKS NUMBER アーカイブ・ログのサイズ(ブロック単位)
BLOCK_SIZE NUMBER REDOログ・ブロックのサイズ。これはアーカイブ・ログの論理ブロック・サイズで、アーカイブ・ログがコピーされたオンライン・ログの論理ブロック・サイズと同じ。オンライン・ログの論理ブロック・サイズはプラットフォーム固有の値で、ユーザーは調整できない。
CREATOR VARCHAR2(7) ARCHIVELOGの作成者:
  • ARCH - アーカイバ・プロセス

  • FGRD - フォアグラウンド・プロセス

  • RMAN - Recovery Manager

  • SRMN - スタンバイ時のRMAN

  • LGWR - ログ・ライター・プロセス

REGISTRAR VARCHAR2(7) エントリの登録者:
  • RFS - リモート・ファイル・サーバー・プロセス

  • ARCH - アーカイバ・プロセス

  • FGRD - フォアグラウンド・プロセス

  • RMAN - Recovery manager

  • SRMN - スタンバイ時のRMAN

  • LGWR - ログ・ライター・プロセス

STANDBY_DEST VARCHAR2(3) エントリがARCHIVELOGの宛先かどうか(YES | NO)
ARCHIVED VARCHAR2(3) オンラインREDOログがアーカイブされたこと(YES)、またはRMANがリカバリ時に、ログの調査および将来REDOログを適用するためのレコードの作成のみが行われたこと(NO)を示す。

関連項目: 『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』

APPLIED VARCHAR2(9) アーカイブREDOログ・ファイルが、対応するフィジカル・スタンバイ・データベースに適用されているかどうか。ローカルの接続先の値は、常にNO

この列は、REGISTRAR = RFSである行のフィジカル・スタンバイ・データベースで有効。

  • REGISTRAR = RFSおよびAPPLIED = NOの場合、ログ・ファイルは、受信されているが適用されていない。

  • REGISTRAR = RFSおよびAPPLIED = IN-MEMORYの場合、ログ・ファイルはメモリーに適用されているが、データ・ファイルが更新されていない。

  • REGISTRAR = RFSおよびAPPLIED = YESの場合、ログ・ファイルが適用されており、データ・ファイルが更新されている。

この列を使用すると、バックアップして削除できるログ・ファイルを特定できる。この目的で使用する場合、値IN-MEMORYNOの場合と同様に処理される。

DELETED VARCHAR2(3) RMANのDELETEコマンドによって、アーカイブ・ログ・ファイルがディスクから物理的に削除され、ターゲット・データベースの制御ファイルおよびリカバリ・カタログからも論理的に削除されたかどうか(YES | NO)
STATUS VARCHAR2(1) アーカイブ・ログの状態

A - 使用可能

D - 削除済

U - 使用不可能

X - 期限切れ

COMPLETION_TIME DATE アーカイブ完了の時刻
DICTIONARY_BEGIN VARCHAR2(3) ログに、LogMinerディクショナリの先頭が含まれているかどうか(YES | NO)
DICTIONARY_END VARCHAR2(3) ログに、LogMinerディクショナリの末尾が含まれているかどうか(YES | NO)
END_OF_REDO VARCHAR2(3) アーカイブREDOログに、プライマリ・データベースのすべてのREDO情報の末尾が含まれているかどうか(YES | NO)
BACKUP_COUNT NUMBER このファイルのバックアップが取られた回数を示す。値の範囲は、0から15。ファイルが15回以上バックアップされた場合の値は15。
ARCHIVAL_THREAD# NUMBER アーカイブ操作を実行したインスタンスのREDOスレッド番号。この列は、クローズされたスレッドが別のインスタンスによりアーカイブされる場合にのみ、THREAD#列とは異なる値になる。
ACTIVATION# NUMBER データベース・インスタンス化に割り当てられた番号
IS_RECOVERY_DEST_FILE VARCHAR2(3) ファイルが高速リカバリ領域に作成されたかどうか(YES | NO)
COMPRESSED VARCHAR2(3) 予約済
FAL VARCHAR2(3) アーカイブ・ログがFAL要求の結果として生成されたかどうか(YES | NO)
END_OF_REDO_TYPE VARCHAR2(10) 指定可能な値は次のとおりです。
  • SWITCHOVER - スイッチオーバーの終わりに生成されたアーカイブREDOログ・ファイル

  • TERMINAL - フェイルオーバー後に生成されたアーカイブREDOログ・ファイル

  • RESETLOGS - ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS文が発行された後にプライマリ・データベースにアーカイブされたオンラインREDOログ・ファイル

  • ACTIVATION - ALTER DATABASE ACTIVATE STANDBY DATABASE文が発行された後にフィジカル・スタンバイ・データベースにアーカイブされたログ・ファイル

  • 空の文字列 - ログは通常のアーカイブであり、他のなんらかのイベントによりアーカイブされたものではない。

BACKED_BY_VSS VARCHAR2(3) ファイルがVolume Shadow Copy Service(VSS)によってバックアップされたかどうか。この列は内部での使用のために確保される。