V$DISPATCHER_RATE
は、ディスパッチャ・プロセスによって実行される、アクティビティの数に関する割合の統計情報を示します。収集されたサンプルには、アクティビティ固有のTTL情報(TTL_*
列)があります。統計情報は、次の2種類の時間間隔でレポートされます。
カレント統計情報(CUR_
列)
最新のTTL間隔で収集されたサンプルを使用します。
履歴統計情報(AVG_
列およびほとんどのMAX_
列)
カレント以外のすべてのサンプルを使用します。
収集時は、サンプルがカレントとなります。TTLが経過すると、サンプルは、履歴になります。各アクティビティのタイプは、統計情報のレポート時に、固有のスケール(SCALE_*
列で表される)を持ちます。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
NAME |
VARCHAR2(4) |
ディスパッチャ・プロセス名 |
PADDR |
RAW(4 | 8) |
ディスパッチャ・プロセスのアドレス |
CUR_LOOP_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがディスパッチャ・ループ中に反復する割合。過去のTTL_LOOPS を経て、反復/SCALE_LOOPS でレポートされる。 |
CUR_EVENT_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがディスパッチャ・イベントを処理する割合。過去のTTL_LOOPS を経て、イベント/SCALE_LOOPS でレポートされる。このようなディスパッチャ・イベントには、ネットワーク・イベントおよび共有サーバー要求が含まれる。 |
CUR_EVENTS_PER_LOOP |
NUMBER |
ディスパッチャがディスパッチャ・ループ中の各反復において処理するイベントの平均数。過去のTTL_LOOPS を経て、イベント/反復でレポートされる。 |
CUR_MSG_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントと共有サーバー間でメッセージをリレーする割合。過去のTTL_MSG を経て、メッセージ/SCALE_MSG でレポートされる。 |
CUR_SVR_BUF_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャが共有サーバーにバッファをリレーする割合。過去のTTL_SVR_BUF を経て、メッセージ/SCALE_SVR_BUF でレポートされる。 |
CUR_SVR_BYTE_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャが共有サーバーにデータをリレーする割合。過去のTTL_SVR_BUF を経て、バイト/SCALE_SVR_BUF でレポートされる。 |
CUR_SVR_BYTE_PER_BUF |
NUMBER |
共有サーバーにリレーされる、各バッファ内でのデータ型の平均数。過去のTTL_SVR_BUF を経て、バイト/バッファでレポートされる。 |
CUR_CLT_BUF_RATE |
NUMBER |
クライアントにバッファをリレーするディスパッチャの割合。過去のTTL_CLT_BUF を経て、バッファ/SCALE_CLT_BUF でレポートされる。 |
CUR_CLT_BYTE_RATE |
NUMBER |
クライアントにデータをリレーするディスパッチャの割合。過去のTTL_CLT_BUF を経て、バイト/SCALE_CLT_BUF でレポートされる。 |
CUR_CLT_BYTE_PER_BUF |
NUMBER |
クライアントにリレーされる、各バッファ内でのデータ型の平均数。過去のTTL_CLT_BUF を経て、バイト/バッファでレポートされる。 |
CUR_BUF_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャが、クライアントまたは共有サーバーのいずれかにバッファをリレーする割合。過去のTTL_BUF を経て、バイト/SCALE_BUF でレポートされる。 |
CUR_BYTE_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャが、クライアントまたは共有サーバーのいずれかにデータをリレーする割合。過去のTTL_BUF を経て、バイト/SCALE_BUF でレポートされる。 |
CUR_BYTE_PER_BUF |
NUMBER |
クライアントまたは共有サーバーにリレーされる、各バッファ内でのデータの平均数。過去のTTL_BUF を経て、バイト/バッファでレポートされる。 |
CUR_IN_CONNECT_RATE |
NUMBER |
着信接続要求を受け入れるディスパッチャの割合。過去のTTL_IN_CONNECT を経て、接続/SCALE_IN_CONNECT でレポートされる。 |
CUR_OUT_CONNECT_RATE |
NUMBER |
アウトバウンド接続を確立するディスパッチャの割合。過去のTTL_OUT_CONNECT を経て、接続/SCALE_OUT_CONNECT でレポートされる。 |
CUR_RECONNECT_RATE |
NUMBER |
接続プーリングの設定における、ディスパッチャに再接続するクライアントの割合。過去のTTL_RECONNECT を経て、再接続/SCALE_RECONNECT でレポートされる。 |
MAX_LOOP_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがディスパッチ・ループ中に反復した割合の最大値。過去のTTL_LOOPS を除くディスパッチャの存続期間を経て、反復/SCALE_LOOPS でレポートされる。 |
MAX_EVENT_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがディスパッチャ・イベントを処理した割合の最大値。過去のTTL_LOOPS を除くディスパッチャの存続期間を経て、イベント/SCALE_LOOPS でレポートされる。 |
MAX_EVENTS_PER_LOOP |
NUMBER |
ディスパッチャが、ディスパッチ・ループ中の1つの反復で処理されたイベントの最大数。ディスパッチャの存続期間を経て、イベント/反復でレポートされる。 |
MAX_MSG_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントおよび共有サーバー間でメッセージをリレーした割合の最大値。過去のTTL_MSG を除くディスパッチャの存続期間を経て、メッセージ/SCALE_MSG でレポートされる。 |
MAX_SVR_BUF_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャが共有サーバーにバッファをリレーした割合の最大値。過去のTTL_SVR_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バッファ/SCALE_SVR_BUF でレポートされる。 |
MAX_SVR_BYTE_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャが共有サーバーにデータをリレーした割合の最大値。過去のTTL_SVR_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バイト/SCALE_SVR_BUF でレポートされる。 |
MAX_SVR_BYTE_PER_BUF |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントにリレーした1つのバッファ内でのデータの最大バイト数。ディスパッチャの存続期間を経て、バイト/バッファでレポートされる。 |
MAX_CLT_BUF_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントまたは共有サーバーにバッファをリレーした割合の最大値。過去のTTL_CLT_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バッファ/SCALE_CLT_BUF でレポートされる。 |
MAX_CLT_BYTE_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントにバッファをリレーした割合の最大値。前回のTTL_CLT_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バイト/SCALE_CLT_BUF でレポートされる。 |
MAX_CLT_BYTE_PER_BUF |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントにリレーした1つのバッファ内でのデータの最大バイト数。ディスパッチャの存続期間を経て、バイト/バッファでレポートされる。 |
MAX_BUF_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントまたは共有サーバーのいずれかにバッファをリレーした割合の最大値。過去のTTL_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バッファ/SCALE_BUF でレポートされる。 |
MAX_BYTE_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントまたは共有サーバーのいずれかにデータをリレーした割合の最大値。過去のTTL_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バイト/SCALE_BUF でレポートされる。 |
MAX_BYTE_PER_BUF |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントまたは共有サーバーのいずれかにリレーした1つのバッファ内でのデータの最大バイト数。ディスパッチャの存続期間を経て、バイト/バッファでレポートされる。 |
MAX_IN_CONNECT_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントの着信接続要求を受け入れる割合の最大値。過去のTTL_IN_CONNECT を除くディスパッチャの存続期間を経て、接続/SCALE_IN_CONNECT でレポートされる。 |
MAX_OUT_CONNECT_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャが発信接続要求を確立する割合の最大値。過去のTTL_OUT_CONNECT を除くディスパッチャの存続期間を経て、接続/SCALE_OUT_CONNECT でレポートされる。 |
MAX_RECONNECT_RATE |
NUMBER |
接続プーリングの設定で、このディスパッチャに再接続するクライアントの割合の最大値。過去のTTL_RECONNECT を除くディスパッチャの存続期間を経て、再接続/SCALE_RECONNECT でレポートされる。 |
AVG_LOOP_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがディスパッチ・ループを反復した過去の平均割合。過去のTTL_LOOPS を除くディスパッチャの存続期間を経て、反復/SCALE_LOOPS でレポートされる。 |
AVG_EVENT_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがディスパッチャ・イベントを処理した過去の平均割合。過去のTTL_LOOPS を除くディスパッチャの存続期間を経て、イベント/SCALE_LOOPS でレポートされる。 |
AVG_EVENTS_PER_LOOP |
NUMBER |
ディスパッチャが、ディスパッチ・ループ中の1つの反復で処理されたイベントの過去の平均割合。過去のTTL_LOOPS を除くディスパッチャの存続期間を経て、イベント/反復でレポートされる。 |
AVG_MSG_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントおよび共有サーバー間でメッセージをリレーした過去の平均割合。過去のTTL_MSG を除くディスパッチャの存続期間を経て、メッセージ/SCALE_MSG でレポートされる。 |
AVG_SVR_BUF_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャが共有サーバーにバッファをリレーした過去の平均割合。過去のTTL_SVR_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バッファ/SCALE_SVR_BUF でレポートされる。 |
AVG_SVR_BYTE_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャが共有サーバーにデータをリレーした過去の平均割合。過去のTTL_SVR_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バイト/SCALE_SVR_BUF でレポートされる。 |
AVG_SVR_BYTE_PER_BUF |
NUMBER |
ディスパッチャが共有サーバーにリレーした1バッファ当たりのデータ・バイトの過去の平均数。過去のTTL_SVR_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バイト/バッファでレポートされる。 |
AVG_CLT_BUF_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントにバッファをリレーした過去の平均割合。過去のTTL_CLT_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バッファ/SCALE_CLT_BUF でレポートされる。 |
AVG_CLT_BYTE_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントにデータをリレーした過去の平均割合。過去のTTL_CLT_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バイト/SCALE_CLT_BUF でレポートされる。 |
AVG_CLT_BYTE_PER_BUF |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントにリレーした1バッファ当たりのデータ・バイトの過去の平均数。過去のTTL_CLT_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バイト/バッファでレポートされる。 |
AVG_BUF_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントまたは共有サーバーのいずれかにバッファをリレーした過去の平均割合。過去のTTL_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バッファ/SCALE_BUF でレポートされる。 |
AVG_BYTE_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントまたは共有サーバーのいずれかにデータをリレーした過去の平均割合。過去のTTL_BUF を除くディスパッチャの存続期間を経て、バイト/SCALE_BUF でレポートされる。 |
AVG_BYTE_PER_BUF |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントまたは共有サーバーのいずれかにリレーした1バッファ当たりのデータ・バイトの過去の平均数。過去のTTL_BUF を経て、バイト/バッファでレポートされる。 |
AVG_IN_CONNECT_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャがクライアントの着信接続要求を受け入れた過去の平均割合。過去のTTL_IN_CONNECT を除くディスパッチャの存続期間を経て、接続/SCALE_IN_CONNECT でレポートされる。 |
AVG_OUT_CONNECT_RATE |
NUMBER |
ディスパッチャが発信接続要求を確立した過去の平均割合。過去のTTL_OUT_CONNECT を除くディスパッチャの存続期間を経て、接続/SCALE_OUT_CONNECT でレポートされる。 |
AVG_RECONNECT_RATE |
NUMBER |
接続プーリングの設定で、このディスパッチャに再接続したクライアントの過去の平均割合。過去のTTL_RECONNECT を除くディスパッチャの存続期間を経て、再接続/SCALE_RECONNECT でレポートされる。 |
TTL_LOOPS |
NUMBER |
ループ・サンプルのTTLが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは10 分。 |
TTL_MSG |
NUMBER |
メッセージ・サンプルのTTLが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは10 秒。 |
TTL_SVR_BUF |
NUMBER |
サーバーへのバッファ・サンプルのTTLが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1 秒。 |
TTL_CLT_BUF |
NUMBER |
クライアントへのバッファ・サンプルのTTLが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1 秒。 |
TTL_BUF |
NUMBER |
クライアント/サーバーへのバッファ・サンプルのTTLが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1 秒。 |
TTL_IN_CONNECT |
NUMBER |
インバウンド接続サンプルのTTLが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは10 分。 |
TTL_OUT_CONNECT |
NUMBER |
アウトバウンド接続サンプルのTTLが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは10 分。 |
TTL_RECONNECT |
NUMBER |
再接続サンプルのTTLが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは10 分。 |
SCALE_LOOPS |
NUMBER |
ループ統計情報のスケールが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1 分。 |
SCALE_MSG |
NUMBER |
メッセージ統計情報のスケールが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1 秒。 |
SCALE_SVR_BUF |
NUMBER |
サーバーへのバッファ統計情報のスケールが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1/10 秒。 |
SCALE_CLT_BUF |
NUMBER |
クライアントへのバッファ統計情報のスケールが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1/10 秒。 |
SCALE_BUF |
NUMBER |
クライアント/サーバーへのバッファ統計情報のスケールが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1/10 秒。 |
SCALE_IN_CONNECT |
NUMBER |
インバウンド接続統計情報のスケールが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1 分。 |
SCALE_OUT_CONNECT |
NUMBER |
アウトバウンド接続統計情報のスケールが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1 分。 |
SCALE_RECONNECT |
NUMBER |
再接続統計情報のスケールが、1/100秒単位でレポートされる。デフォルトは1 分。 |