V$SESSION_LONGOPS
は、実行に6秒(絶対時間)より長くかかる様々な操作の状態を示します。現在これらの操作には、多くのバックアップおよびリカバリ機能、統計収集、問合せ実行、およびOracleリリースごとに追加される多くの操作が含まれます。
問合せ実行の進行を監視するには、コストベース・オプティマイザを使用する必要があります。また、次のことを行う必要があります。
TIMED_STATISTICS
またはSQL_TRACE
パラメータをtrue
に設定します。
DBMS_STATS
パッケージを使用して、ご使用のオブジェクトの統計を収集します。
アプリケーション固有で、実行に長時間かかる操作を、DBMS_APPLICATION_INFO.SET_SESSION_LONGOPS
プロシージャを使用してこのビューに追加できます。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
SID |
NUMBER |
長時間実行される操作を処理しているセッションの識別子。長時間実行される操作で複数のセッションが同時に動作している場合、SID はメイン・セッションまたはマスター・セッションに対応する。 |
SERIAL# |
NUMBER |
長時間実行される操作を処理しているセッションのシリアル番号。長時間実行される操作で複数のセッションが同時に動作している場合、SERIAL# はメイン・セッションまたはマスター・セッションに対応する。SERIAL# は、セッションのオブジェクトを一意に識別するために使用される。これによって、セッションが終了してから別のセッションが同じセッションIDで開始される場合、セッション・レベルのコマンドが必ず正しいセッション・オブジェクトに適用される。 |
OPNAME |
VARCHAR2(64) |
操作の詳細な説明 |
TARGET |
VARCHAR2(64) |
操作が実行されたオブジェクト |
TARGET_DESC |
VARCHAR2(32) |
ターゲットの説明 |
SOFAR |
NUMBER |
OPNAME 列に指定された操作で、これまで実行された作業単位 |
TOTALWORK |
NUMBER |
OPNAME 列に指定された操作の作業単位の合計 |
UNITS |
VARCHAR2(32) |
測定単位 |
START_TIME |
DATE |
操作の開始時刻 |
LAST_UPDATE_TIME |
DATE |
操作の統計が前回更新された時刻 |
TIMESTAMP |
DATE |
操作固有のタイムスタンプ |
TIME_REMAINING |
NUMBER |
操作が終了するまでの残りの推定時間(秒) |
ELAPSED_SECONDS |
NUMBER |
操作の開始からの経過時間(秒) |
CONTEXT |
NUMBER |
コンテキスト |
MESSAGE |
VARCHAR2(512) |
統計サマリー・メッセージ |
USERNAME |
VARCHAR2(30) |
操作を実行するユーザーのユーザーID |
SQL_ADDRESS |
RAW(4 | 8) |
SQL_HASH_VALUE 列の値とともに使用され、操作に対応付けられたSQL文を識別する |
SQL_HASH_VALUE |
NUMBER |
SQL_ADDRESS 列の値とともに使用され、操作に対応付けられたSQL文を識別する |
SQL_ID |
VARCHAR2(13) |
長時間操作がある場合、それに対応付けられたSQL文のSQL識別子 |
SQL_PLAN_HASH_VALUE |
NUMBER |
SQLプランのハッシュ値。SQL_ID がNULLの場合はNULL。 |
SQL_EXEC_START |
DATE |
SQL実行が開始された時刻。SQL_ID がNULLの場合はNULL。 |
SQL_EXEC_ID |
NUMBER |
SQL実行識別子(V$SQL_MONITOR を参照) |
SQL_PLAN_LINE_ID |
NUMBER |
長時間操作に対応するSQLプランの行ID。長時間操作が実行計画の行に関連付けられていない場合はNULL。 |
SQL_PLAN_OPERATION |
VARCHAR2(30) |
プラン操作の名前。SQL_PLAN_LINE_ID がNULLの場合はNULL。 |
SQL_PLAN_OPTIONS |
VARCHAR2(30) |
プラン操作のオプション。SQL_PLAN_LINE_ID がNULLの場合はNULL。 |
QCSID |
NUMBER |
パラレル・コーディネータのセッション識別子 |
関連項目: DBMS_APPLICATION_INFO.SET_SESSION_LONGOPSの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』 を参照してください。 |