V$SYSTEM_PARAMETER2
は、インスタンスに対して現在有効な初期化パラメータの情報を示し、各リストのパラメータ値をビューの行として表示します。新しいセッションは、インスタンス全体の値からパラメータ値を継承します。
このフォーマットでリストのパラメータ値を示すことによって、リスト・パラメータの値を容易に判断できます。たとえば、パラメータ値がa, b
の場合、V$SYSTEM_PARAMETER
ビューでは、このパラメータの値が2つ(a
およびb
)であるのか、1つ(aまたはb
)であるのか判断できません。V$SYSTEM_PARAMETER2
を使用すると、リスト・パラメータ値が明確に区別できます。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
NUM |
NUMBER |
パラメータ番号 |
NAME |
VARCHAR2(80) |
パラメータ名 |
TYPE |
NUMBER |
パラメータ・タイプ:
|
VALUE |
VARCHAR2(4000) |
パラメータ値 |
DISPLAY_VALUE |
VARCHAR2(4000) |
わかりやすいフォーマットのパラメータ値。たとえば、VALUE 列に大整数パラメータに対して値262144 が表示されている場合、DISPLAY_VALUE 列には値256K が表示される。 |
ISDEFAULT |
VARCHAR2(6) |
パラメータがデフォルト値に設定されるか(TRUE )、またはパラメータ値がパラメータ・ファイルに指定されているか(FALSE ) |
ISSES_MODIFIABLE |
VARCHAR2(5) |
パラメータをALTER SESSION で変更できるかどうか(TRUE | FALSE ) |
ISSYS_MODIFIABLE |
VARCHAR2(9) |
パラメータをALTER SYSTEM で変更できるかどうかと、変更結果が有効になる時期:
|
ISINSTANCE_MODIFIABLE |
VARCHAR2(5) |
ALTER SYSTEM で変更できるパラメータに対して、インスタンスごとに異なる値を使用できるか(TRUE )、またはReal Application Clustersのすべてのインスタンスで同じ値を使用する必要があるか(FALSE )。ISSYS_MODIFIABLE 列がFALSE の場合、この列は常にFALSE となる。 |
ISMODIFIED |
VARCHAR2(8) |
パラメータの変更方法を示す。ALTER SYSTEM を実行した場合、値はMODIFIED になる。 |
ISADJUSTED |
VARCHAR2(5) |
適切な値になるように、Oracleが入力値を調整したかどうか(たとえば、ユーザーが素数の値を必要とするパラメータに素数以外の値を入力した場合、Oracleは値を調整して次の素数をパラメータ値とする) |
ISDEPRECATED |
VARCHAR2(5) |
パラメータが非推奨であるかどうか(TRUE | FALSE ) |
ISBASIC |
VARCHAR2(5) |
パラメータが基本パラメータかどうか(TRUE | FALSE ) |
DESCRIPTION |
VARCHAR2(255) |
パラメータの説明 |
ORDINAL |
NUMBER |
パラメータ値の位置(序数)。値が文字列リストにあるパラメータにのみ有効。 |
UPDATE_COMMENT |
VARCHAR2(255) |
最新の更新に対応付けられたコメント |