V$XSTREAM_TRANSACTION
は、取得プロセス、アウトバウンド・サーバーおよびインバウンド・サーバーによって処理されているトランザクションに関する情報を示します。このビューでは、長時間実行のトランザクションを識別し、各トランザクションで処理されているLCRの数を判断できます。このビューに表示されるのは、取得されたLCRに関する情報のみです。ユーザーがエンキューしたLCRまたはユーザー・メッセージに関する情報は表示されません。
このビューには、処理中のLCRに関する情報のみが表示されますが、これはそれらのLCRが問合せの時点でコンポーネントのルール・セットを満たしていたからです。取得プロセスの場合、このビューには取得プロセスがLCRに変換したトランザクションでの変更に関する情報のみが表示されます。REDOログのアクティブ・トランザクションに関する情報は表示されません。
アウトバウンド・サーバーの場合、このビューにはアウトバウンド・サーバーがデキューしたLCRに関する情報のみが表示されます。アウトバウンド・サーバーのキューにあるLCRに関する情報は表示されません。アウトバウンド・サーバーの場合、トランザクションに関する情報は、そのトランザクションがXStreamクライアント・アプリケーションに送信されるまで、このビューに表示されます。
インバウンド・サーバーの場合、トランザクションに関する情報は、そのトランザクションがコミットするまで、またはトランザクション全体がロールバックされるまで、このビューに表示されます。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
COMPONENT_NAME |
VARCHAR2(30) |
コンポーネントの名前 |
COMPONENT_TYPE |
VARCHAR2(10) |
コンポーネントのタイプ
|
XIDUSN |
NUMBER |
トランザクションのトランザクションIDのUNDOセグメント番号 |
XIDSLT |
NUMBER |
トランザクションのトランザクションIDのスロット番号 |
XIDSQN |
NUMBER |
トランザクションのトランザクションIDの順序番号 |
CUMULATIVE_MESSAGE_COUNT |
NUMBER |
トランザクションで処理されたLCRの数。トランザクションの処理中にコンポーネントが再起動した場合、この列にはそのコンポーネントが起動してからトランザクションで処理されたLCRの数が表示される。 |
TOTAL_MESSAGE_COUNT |
NUMBER |
アウトバウンド・サーバーまたはインバウンド・サーバーによってトランザクションで処理されたLCRの合計数。この列は、取得プロセスでは表示されない。 |
FIRST_MESSAGE_TIME |
DATE |
トランザクションで最初に処理されたLCRのタイムスタンプ。トランザクションの処理中に取得プロセスが再起動した場合、この列にはその取得プロセスが起動してから最初に処理されたLCRのタイムスタンプが表示される。 |
FIRST_MESSAGE_NUMBER |
NUMBER |
このトランザクション内の最初のメッセージのSCN。トランザクションの処理中に取得プロセスが再起動した場合、この列にはその取得プロセスが起動してから最初に処理されたメッセージのSCNが表示される。 |
LAST_MESSAGE_TIME |
DATE |
トランザクションで最後に処理されたLCRのタイムスタンプ |
LAST_MESSAGE_NUMBER |
NUMBER |
トランザクションで発生した最新のメッセージのSCN |
FIRST_MESSAGE_POSITION |
RAW(64) |
XStreamインバウンド・サーバーによって最初に参照されるメッセージの位置
この列は、XStreamインバウンド・サーバーとして機能している適用プロセスに対してのみ移入されます。 |
LAST_MESSAGE_POSITION |
RAW(64) |
XStreamインバウンド・サーバーによって最後に参照されるメッセージの位置
この列は、XStreamインバウンド・サーバーとして機能している適用プロセスに対してのみ移入されます。 |
TRANSACTION_ID |
VARCHAR2(128) |
XStreamインバウンド・サーバーのトランザクションID
この列は、XStreamインバウンド・サーバーとして機能している適用プロセスに対してのみ移入されます。 |
注意: V$XSTREAM_TRANSACTION ビューは、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)から使用可能です。 |