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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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LARGE_POOL_SIZE

プロパティ 説明
パラメータ・タイプ 大整数
構文 LARGE_POOL_SIZE = integer [K | M | G]
デフォルト値 SGA_TARGETが設定されているが、LARGE_POOL_SIZEに値が指定されていない場合のデフォルト値は0 (Oracle Databaseによって内部で決定される)。LARGE_POOL_SIZEが指定されている場合は、ユーザー指定の値がメモリー・プールの最小値を示す。

SGA_TARGETが設定されておらず、次の両方に該当する場合は0。

  • パラレル実行によって、プールが要求されない。

  • DBWR_IO_SLAVESが設定されていない。

それ以外の場合は、PARALLEL_MAX_SERVERSPARALLEL_THREADS_PER_CPUCLUSTER_DATABASE_INSTANCESDISPATCHERSおよびDBWR_IO_SLAVESの値から導出される。

この方法で導出される値には、自動ストレージ管理ファイルに使用される要件が考慮されない。一般的なガイドラインとして、ASMを使用するデータベース・インスタンスのSGAのサイズに600KBを追加する。

変更の可/不可 ALTER SYSTEM
値の範囲 最小値: グラニュル・サイズ

最大値: オペレーティング・システム依存

基本/基本以外 基本以外

LARGE_POOL_SIZEには、ラージ・プールの割当てヒープのサイズをバイト単位で指定します。ラージ・プールの割当てヒープは、セッション・メモリーの共有サーバー・システム、メッセージ・バッファのパラレル実行およびディスクI/Oバッファのバックアップ・プロセスが使用しますパラレル実行は、SGA_TARGETが設定されている場合のみ、ラージ・プールからバッファを割り当てます。


注意:

デフォルト値を導出したとき、DISPATCHERSが構成されている場合、共有サーバーに各セッション当たり250KBが加えられます。最終導出値は、バックアップI/Oバッファのポート固有のメモリー容量が含まれます。導出されたデフォルト値の合計は、大きすぎて割当てができないか、またはパフォーマンス問題の原因になる可能性があります。この場合、LARGE_POOL_SIZEにデータベースが起動できるように十分な小さい数を設定します。

このパラメータの値は、数値で指定します。オプションで数値の後にKまたはMを付けて、それぞれKBまたはMBを指定できます。KまたはMを指定しない場合、数値はバイトとして扱われます。


関連項目:

このパラメータの設定の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』および『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。