ALL_SYNONYMS
は、現行のユーザーがアクセスできるシノニムを示します。次の基準によって、ALL_SYNONYMS
が示すシノニムのリストが決定されます。
ログイン・ユーザーが所有するすべてのプライベート・シノニム(示されるベース・オブジェクトにアクセスできない場合も含む)。
すべてのパブリック・シノニム(示されるベース・オブジェクトにアクセスできない場合も含む)。
異なるユーザーが所有するすべてのプライベート・シノニム(そのシノニムまたはネストしたシノニムの連鎖によって示される最終的なベース・オブジェクトが、ログイン・ユーザーへの付与またはこのセッションに有効なロールへの付与によりアクセス可能であることがわかる場合)。
カレント・セッションに次の権限のいずれかがある場合、セッションからオブジェクトへのアクセスが可能と判断されるため、ローカル・オブジェクトを直接示すすべてのシノニムが表示されます。
LOCK ANY TABLE
SELECT ANY TABLE
INSERT ANY TABLE
UPDATE ANY TABLE
DELETE ANY TABLE
リモート・オブジェクトを示すシノニムは除外されます。記載されているシステム権限のみでは、自動的にそれらのリモート・オブジェクトへのアクセスが伝達されないためです。また、シノニムが表およびビュー以外のオブジェクト(順序、PL/SQLプロシージャなど)を示す場合、このルールによって、このセッションがアクセスできないオブジェクトに最終的に解決されるシノニムが示される場合があります。
シノニムがデータベース・リンクを経由する場合、異なるユーザーが所有するすべてのプライベート・シノニムは除外されます。
関連ビュー
DBA_SYNONYMS
は、データベース内のシノニムをすべて示します。
USER_SYNONYMS
は、現行のユーザーが所有するシノニムを示します。このビューは、OWNER
列を表示しません。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
OWNER |
VARCHAR2(30) |
シノニムの所有者 | |
SYNONYM_NAME |
VARCHAR2(30) |
シノニムの名前 | |
TABLE_OWNER |
VARCHAR2(30) |
シノニムによって参照されているオブジェクトの所有者、またはターゲットがパブリック・シノニムである場合に参照するシノニムの作成者(TABLE_NAME によって参照されるオブジェクト)。
列名は |
|
TABLE_NAME |
VARCHAR2(30) |
シノニムが参照するオブジェクトの名前。列名はTABLE_NAME ですが、オブジェクトが表である必要はありません。ビュー、順序、ストアド・プロシージャ、シノニムなどの一般的なオブジェクトにできます。 |
|
DB_LINK |
VARCHAR2(128) |
参照されるデータベース・リンクがある場合、その名前 |