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Oracle® Objects for OLE開発者ガイド
11gリリース2 (11.2) for Microsoft Windows
B58887-04
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OraDatabaseオブジェクト

説明

OraDatabaseインタフェースは、Oracleデータベースに対するユーザー・セッションを表し、SQLとPL/SQLを実行するメソッドを提供します。

備考

Oracle8i以上のリリースでのOraDatabaseインタフェースには、トランザクションを制御し、Oracleオブジェクト型のインスタンスを表すインタフェースを作成するためのメソッドが追加されました。スキーマ・オブジェクトの属性は、このOraDatabaseインタフェースのDescribeメソッドを使用して取り出すことができます。

以前のリリースでは、OraDatabaseオブジェクトは、OraSessionインタフェースのOpenDatabaseメソッドをコールすることによって作成されていました。このメソッドの引数には、ネットワークの別名、ユーザー名およびパスワードが渡されます。Oracle8i以上のリリースでは、このメソッドのコールによってOraServerオブジェクトが暗黙的に作成されます。

OraServerインタフェースで説明したように、OraDatabaseオブジェクトは、OraServerインタフェースのOpenDatabaseメソッドを使用して作成することもできます。

トランザクション制御メソッドは、OraDatabase(ユーザー・セッション)レベルで使用できます。次のメソッドが含まれます。

  • BeginTrans

  • CommitTrans

  • Rollback

次に、例を示します。

MyDatabase.BeginTrans 
MyDatabase.ExecuteSQL("delete from emp where empno = 1234") 
MyDatabase.CommitTrans 

注意:

AutoCommitプロパティがTRUEに設定されている場合は、トランザクションは自動的にコミットされるため、トランザクション制御メソッドを使用する必要はありません。