備考
Oracle8i以上のリリースでのOraDatabase
インタフェースには、トランザクションを制御し、Oracleオブジェクト型のインスタンスを表すインタフェースを作成するためのメソッドが追加されました。スキーマ・オブジェクトの属性は、このOraDatabase
インタフェースのDescribe
メソッドを使用して取り出すことができます。
以前のリリースでは、OraDatabase
オブジェクトは、OraSession
インタフェースのOpenDatabase
メソッドをコールすることによって作成されていました。このメソッドの引数には、ネットワークの別名、ユーザー名およびパスワードが渡されます。Oracle8i以上のリリースでは、このメソッドのコールによってOraServer
オブジェクトが暗黙的に作成されます。
OraServer
インタフェースで説明したように、OraDatabase
オブジェクトは、OraServer
インタフェースのOpenDatabase
メソッドを使用して作成することもできます。
トランザクション制御メソッドは、OraDatabase
(ユーザー・セッション)レベルで使用できます。次のメソッドが含まれます。
BeginTrans
CommitTrans
Rollback
次に、例を示します。
MyDatabase.BeginTrans MyDatabase.ExecuteSQL("delete from emp where empno = 1234") MyDatabase.CommitTrans
注意: AutoCommit プロパティがTRUE に設定されている場合は、トランザクションは自動的にコミットされるため、トランザクション制御メソッドを使用する必要はありません。 |