ヘッダーをスキップ
Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド
11g リリース2 (11.2.0.4)
B66456-02
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

OracleTimeStampLTZ構造

OracleTimeStampLTZ構造は、データベースに格納されるか、またはデータベースから取得されるOracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEデータ型を表します。各OracleTimeStampLTZには、年、月、日、時、分、秒およびナノ秒の情報が格納されます。

クラスの継承

System.Object

  System.ValueType

    Oracle.DataAccess.Types.OracleTimeStampLTZ

宣言

// ADO.NET 2.0: C#
public struct OracleTimeStampLTZ : IComparable, INullable, IXmlSerializable

スレッド安全性

パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Types;
using Oracle.DataAccess.Client;
 
class OracleTimeStampLTZSample
{
  static void Main()
  {
    // Illustrates usage of OracleTimeStampLTZ
    // Display Local Time Zone Name
    Console.WriteLine("Local Time Zone Name = " +
      OracleTimeStampLTZ.GetLocalTimeZoneName());
    OracleTimeStampLTZ tsLocal1 = OracleTimeStampLTZ.GetSysDate();
    OracleTimeStampLTZ tsLocal2 = DateTime.Now;
    
    // Calculate the difference between tsLocal1 and tsLocal2
    OracleIntervalDS idsDiff = tsLocal2.GetDaysBetween(tsLocal1);
    
    // Calculate the difference using AddNanoseconds()
    int nanoDiff = 0;
    while (tsLocal2 > tsLocal1)
    {
      nanoDiff += 10;
      tsLocal1 = tsLocal1.AddNanoseconds(10);
    }
    Console.WriteLine("idsDiff.Nanoseconds = " + idsDiff.Nanoseconds);
    Console.WriteLine("nanoDiff = " + nanoDiff);
  }
}

要件

ネームスペース: Oracle.DataAccess.Types

アセンブリ: Oracle.DataAccess.dll

ODP.NETのバージョン: ODP.NET for .NET Framework 2.0またはODP.NET for .NET Framework 4


OracleTimeStampLTZメンバー

次の表に、OracleTimeStampLTZメンバーを示します。

OracleTimeStampLTZコンストラクタ

OracleTimeStampLTZコンストラクタを、表14-100にリストします。

表14-100 OracleTimeStampLTZConstructors

コンストラクタ 説明

OracleTimeStampLTZコンストラクタ

OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスをインスタンス化します(オーバーロード)


OracleTimeStampLTZ静的フィールド

OracleTimeStampLTZ静的フィールドを、表14-101にリストします。

表14-101 OracleTimeStampLTZ静的フィールド

フィールド 説明

MaxValue


OracleTimeStampLTZ構造の最大有効日付、9999年12月31日23時59分59.999999999秒を表します

MinValue


OracleTimeStampLTZ構造の最小有効日付、-4712年1月1日0時0分0秒を表します

Null

OracleTimeStampLTZ構造のインスタンスに割り当てられるNULL値を表します


OracleTimeStampLTZ静的メソッド

OracleTimeStampLTZ静的メソッドを、表14-102にリストします。

表14-102 OracleTimeStampLTZ静的メソッド

メソッド 説明

Equals


2つのOracleTimeStampLTZ値が同じかどうかを判別します(オーバーロード)

GetLocalTimeZoneName


クライアントのローカル・タイムゾーン名を取得します

GetLocalTimeZoneOffset


UTCに対するクライアントのローカル・タイムゾーン・オフセットを取得します

GetSysDate

現在の日時を表すOracleTimeStampLTZ構造を取得します

GreaterThan


2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します

GreaterThanOrEqual


2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します

LessThan


2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します

LessThanOrEqual


2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します

NotEquals


2つのOracleTimeStampLTZ値が等しくないかどうかを判別します

Parse

OracleTimeStampLTZ構造を取得し、指定された文字列を使用して日時の値を設定します

SetPrecision


指定された小数秒精度を使用して、OracleTimeStampLTZの新しいインスタンスを戻します


OracleTimeStampLTZ静的演算子

OracleTimeStampLTZ静的演算子を、表14-103にリストします。

表14-103 OracleTimeStampLTZ静的演算子

演算子 説明

operator+

指定されたインスタンス値を指定されたOracleTimeStampLTZに加え、新規OracleTimeStampLTZ構造を戻します(オーバーロード)

operator ==

2つのOracleTimeStampLTZの値が等しいかどうかを判別します

operator >

2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します

operator >=

2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します

operator !=

2つのOracleTimeStampLTZ値が等しくないかどうかを判別します

operator <

2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します

operator <=

2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します

operator -


指定されたインスタンス値を指定されたOracleTimeStampLTZから減算し、新規OracleTimeStampLTZ構造を戻します(オーバーロード)


OracleTimeStampLTZ静的型変換

OracleTimeStampLTZ静的型変換を、表14-104にリストします。

表14-104 OracleTimeStampLTZ静的型変換

演算子 説明

explicit operator OracleTimeStampLTZ


インスタンス値をOracleTimeStampLTZ構造に変換します(オーバーロード)

implicit operator OracleTimeStampLTZ


インスタンス値をOracleTimeStampLTZ構造に変換します(オーバーロード)

explicit operator DateTime


OracleTimeStampLTZ値をDateTime構造に変換します


OracleTimeStampLTZプロパティ

OracleTimeStampLTZプロパティを、表14-105にリストします。

表14-105 OracleTimeStampLTZプロパティ

プロパティ 説明

BinData


Oracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEをOracleの内部書式で表すバイトの配列を戻します

Day


OracleTimeStampLTZdayコンポーネントを指定します

IsNull


OracleTimeStampLTZインスタンスにNULL値があるかどうかを示します

Hour


OracleTimeStampLTZの時間コンポーネントを指定します

Millisecond


OracleTimeStampLTZのミリ秒コンポーネントを指定します

Minute


OracleTimeStampLTZの分コンポーネントを指定します

Month


OracleTimeStampLTZの月コンポーネントを指定します

Nanosecond


OracleTimeStampLTZのナノ秒コンポーネントを指定します

Second


OracleTimeStampLTZの秒コンポーネントを指定します

Value


OracleTimeStampLTZ構造に格納された日時を指定します

Year


OracleTimeStampLTZの年コンポーネントを指定します


OracleTimeStampLTZメソッド

OracleTimeStampLTZメソッドを、表14-106にリストします。

表14-106 OracleTimeStampLTZメソッド

メソッド 説明

AddDays


指定された日数を現行インスタンスに追加します

AddHours


指定された時間数を現行インスタンスに追加します

AddMilliseconds


指定されたミリ秒数を現行インスタンスに追加します

AddMinutes


指定された分数を現行インスタンスに追加します

AddMonths


指定された月数を現行インスタンスに追加します

AddNanoseconds

指定されたナノ秒数を現行インスタンスに追加します

AddSeconds

指定された秒数を現行インスタンスに追加します

AddYears


指定された年数を現行インスタンスに追加します

CompareTo


現行のOracleTimeStampLTZインスタンスをオブジェクトと比較し、相対値を表す整数を戻します

Equals


オブジェクトに現行のOracleTimeStampLTZインスタンスと同じ日時があるかどうかを判別します(オーバーロード)

GetHashCode


OracleTimeStampLTZインスタンスのハッシュ・コードを戻します

GetDaysBetween


現行インスタンスからOracleTimeStampLTZを減算し、その差を表すOracleIntervalDSを戻します

GetYearsBetween


現行インスタンスからOracleTimeStampLTZを減算し、その差を表すOracleIntervalYMを戻します

GetType

System.Objectからの継承

ToOracleDate


現行のOracleTimeStampLTZ構造をOracleDate構造に変換します

ToOracleTimeStamp


現行のOracleTimeStampLTZ構造をOracleTimeStamp構造に変換します

ToOracleTimeStampTZ


現行のOracleTimeStampLTZ構造をOracleTimeStampTZ構造に変換します

ToString


現行のOracleTimeStampLTZ構造を文字列に変換します

ToUniversalTime


現在のローカル時刻を協定世界時(UTC)に変換します



OracleTimeStampLTZコンストラクタ

OracleTimeStampLTZコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成します。

オーバーロード・リスト:

  • OracleTimeStampLTZ(DateTime)

    このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、指定されたDateTime値を使用して日付および時刻の値を設定します。

  • OracleTimeStampLTZ(string)

    このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、指定された文字列を使用して日付および時刻の値を設定します。

  • OracleTimeStampLTZ(int, int, int)

    このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、年、月および日を使用して日付の値を設定します。

  • OracleTimeStampLTZ(int, int, int, int, int, int)

    このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、年、月、日、時間、分および秒を使用して、日付と時刻の値を設定します。

  • OracleTimeStampLTZ(int, int, int, int, int, int, double)

    このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒およびナノ秒を使用して、日付と時刻の値を設定します。

  • OracleTimeStampLTZ(int, int, int, int, int, int, int)

    このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒およびナノ秒を使用して、日付と時刻の値を設定します。

  • OracleTimeStampLTZ(byte [ ])

    このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、指定されたバイト配列に値を設定します。バイト配列は、Oracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE内部形式です。

OracleTimeStampLTZ(DateTime)

このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、指定されたDateTime値を使用して日付および時刻の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ (DateTime dt);

パラメータ

  • dt

    指定されたDateTime

例外

ArgumentException - dtパラメータを使用して、有効なOracleTimeStampLTZを作成することはできません。

OracleTimeStampLTZ(string)

このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、指定された文字列を使用して日付および時刻の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ(string tsStr);

パラメータ

  • tsStr

    Oracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEを表す文字列

例外

ArgumentException - tsStrがOracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEの無効な文字列表現か、指定されたtsStrが、スレッドのOracleGlobalization.TimeStampFormatプロパティで指定されたタイムスタンプの形式ではありません。このプロパティは、Oracle NLS_TIMESTAMP_FORMATパラメータを表します。

ArgumentNullException - tsStr値はNULLです。

備考

月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalizationオブジェクトのDateLanguageおよびCalendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Client;
using Oracle.DataAccess.Types;
 
class OracleTimeStampLTZSample
{
  static void Main()
  {
    // Set the nls_timestamp_format for the OracleTimeStampLTZ(string)
    // constructor
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.TimeStampFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
    
    // construct OracleTimeStampLTZ from a string using the format
    // specified.
    OracleTimeStampLTZ ts = 
      new OracleTimeStampLTZ("11-NOV-1999 11:02:33.444 AM");
      
    // Set the nls_timestamp_format for the ToString() method
    info.TimeStampFormat = "YYYY-MON-DD HH:MI:SS.FF AM";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
 
    // Prints "1999-NOV-11 11:02:33.444000000 AM"
    Console.WriteLine(ts.ToString());     
  }
}

OracleTimeStampLTZ(int, int, int)

このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、年、月および日を使用して日付の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ(int year, int month, int day);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - パラメータの引数値を使用して、有効なOracleTimeStampLTZを作成することはできません(つまり、日が月の範囲を超えています)。

OracleTimeStampLTZ(int, int, int, int, int, int)

このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、年、月、日、時間、分および秒を使用して、日付と時刻の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ (int year, int month, int day, int hour,
  int minute, int second);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

  • 時間

    指定された時間。hourの範囲は(0から23)です。

  • 指定された分。minuteの範囲は(0から59)です。

  • 指定された秒。secondの範囲は(0から59)です。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - パラメータの引数値を使用して、有効なOracleTimeStampLTZを作成することはできません(つまり、日が月の範囲を超えています)。

OracleTimeStampLTZ(int, int, int, int, int, int, double)

このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒およびナノ秒を使用して、日付と時刻の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ(int year, int month, int day, int hour, int minute, int second, double millisecond);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

  • 時間

    指定された時間。hourの範囲は(0から23)です。

  • 指定された分。minuteの範囲は(0から59)です。

  • 指定された秒。secondの範囲は(0から59)です。

  • milliSeconds

    指定されたミリ秒。millisecondの範囲は(0から999.999999)です。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - パラメータの引数値を使用して、有効なOracleTimeStampLTZを作成することはできません(つまり、日が月の範囲を超えています)。

OracleTimeStampLTZ(int, int, int, int, int, int, int)

このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒およびナノ秒を使用して、日付と時刻の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ (int year, int month, int day, int hour, 
  int minute, int second, int nanosecond); 

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

  • 時間

    指定された時間。hourの範囲は(0から23)です。

  • 指定された分。minuteの範囲は(0から59)です。

  • 指定された秒。secondの範囲は(0から59)です。

  • ナノ秒

    指定されたナノ秒。nanosecondの範囲は(0から999999999)です。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - パラメータの引数値を使用して、有効なOracleTimeStampLTZを作成することはできません(つまり、日が月の範囲を超えています)。

OracleTimeStampLTZ(byte [ ])

このコンストラクタは、OracleTimeStampLTZ構造の新しいインスタンスを作成し、指定されたバイト配列に値を設定します。バイト配列は、Oracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE内部形式です。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ (byte[] bytes);

パラメータ

  • bytes

    Oracle内部形式でOracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEを表すバイト配列

例外

ArgumentException - bytesがOracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE内部形式ではないか、bytesが有効なOracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEではありません。

ArgumentNullException - bytesがNULLです。


OracleTimeStampLTZ静的フィールド

OracleTimeStampLTZ静的フィールドを、表14-107にリストします。

表14-107 OracleTimeStampLTZ静的フィールド

フィールド 説明

MaxValue


OracleTimeStampLTZ構造の最大有効日付、9999年12月31日23時59分59.999999999秒を表します

MinValue


OracleTimeStampLTZ構造の最小有効日付、-4712年1月1日0時0分0秒を表します

Null

OracleTimeStampLTZ構造のインスタンスに割り当てられるNULL値を表します


MaxValue

この静的フィールドは、OracleTimeStampLTZ構造の最大有効日付、9999年12月31日23時59分59.999999999秒を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleTimeStampLTZ MaxValue;

備考

この値は、クライアント・タイムゾーンの日付と時刻の最大値です。

MinValue

この静的フィールドは、OracleTimeStampLTZ構造の最小有効日付、-4712年1月1日0時0分0秒を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleTimeStampLTZ MinValue;

備考

この値は、クライアント・タイムゾーンの日付と時刻の最小値です。

Null

この静的フィールドは、OracleTimeStampLTZ構造のインスタンスに割り当てられるNULL値を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleTimeStampLTZ Null;

OracleTimeStampLTZ静的メソッド

OracleTimeStampLTZ静的メソッドを、表14-108にリストします。

表14-108 OracleTimeStampLTZ静的メソッド

メソッド 説明

Equals


2つのOracleTimeStampLTZ値が同じかどうかを判別します(オーバーロード)

GetLocalTimeZoneName


クライアントのローカル・タイムゾーン名を取得します

GetLocalTimeZoneOffset


UTCに対するクライアントのローカル・タイムゾーン・オフセットを取得します

GetSysDate

現在の日時を表すOracleTimeStampLTZ構造を取得します

GreaterThan


2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します

GreaterThanOrEqual


2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します

LessThan


2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します

LessThanOrEqual


2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します

NotEquals


2つのOracleTimeStampLTZ値が等しくないかどうかを判別します

Parse

OracleTimeStampLTZ構造を取得し、指定された文字列を使用して日時の値を設定します

SetPrecision


指定された小数秒精度を使用して、OracleTimeStampLTZの新しいインスタンスを戻します


Equals

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampLTZ値が等しいかどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool Equals(OracleTimeStampLTZ value1, 
  OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampLTZ値が等しい場合は、trueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

GetLocalTimeZoneName

この静的メソッドは、クライアントのローカル・タイムゾーン名を取得します。

宣言

// C#
public static string GetLocalTimeZoneName(); 

戻り値

ローカル・タイムゾーンを含む文字列

GetLocalTimeZoneOffset

この静的メソッドは、協定世界時(UTC)に対するクライアントのローカル・タイムゾーン・オフセットを取得します。

宣言

// C#
public static TimeSpan GetLocalTimeZoneOffset( );

戻り値

ローカル・タイムゾーン時とタイムゾーン分を含むTimeSpan構造

GetSysDate

この静的メソッドは、現在の日付と時刻を表すOracleTimeStampLTZ構造を取得します。

宣言

// C#
public static OracleTimeStampLTZ GetSysDate();

戻り値

現在の日付と時刻を表すOracleTimeStampLTZ構造

GreaterThan

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が、2番目の値より大きいかどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool GreaterThan(OracleTimeStampLTZ value1, 
   OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が2番目の値より大きい場合はtrue、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

GreaterThanOrEqual

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が、2番目の値以上かどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool GreaterThanOrEqual(OracleTimeStampLTZ value1,
  OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が2番目の値以上の場合はtrue、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

LessThan

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が、2番目の値より小さいかどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool LessThan(OracleTimeStampLTZ value1, 
  OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が2番目の値より小さい場合は、trueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

LessThanOrEqual

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が、2番目の値以下かどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool LessThanOrEqual(OracleTimeStampLTZ value1, 
  OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が2番目の値以下の場合は、trueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

NotEquals

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampLTZ値が等しくないかどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool NotEquals(OracleTimeStampLTZ value1, 
   OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampLTZ値が等しくない場合は、trueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

Parse

この静的メソッドは、OracleTimeStampLTZ構造を作成し、指定された文字列を使用して値を設定します。

宣言

// C#
public static OracleTimeStampLTZ Parse(string tsStr);

パラメータ

  • tsStr

    Oracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEを表す文字列

戻り値

OracleTimeStampLTZ構造

例外

ArgumentException - tsStrパラメータがOracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEの無効な文字列表現か、tsStrが、スレッドのOracleGlobalization.TimeStampFormatプロパティで指定されたタイムスタンプの形式ではありません。このプロパティは、Oracle NLS_TIMESTAMP_FORMATパラメータを表します。

ArgumentNullException - tsStr値はNULLです。

備考

月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalizationオブジェクトのDateLanguageおよびCalendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Types;
using Oracle.DataAccess.Client;
 
class ParseSample
{
  static void Main()
  {
    // Set the nls_timestamp_format for the Parse() method
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.TimeStampFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
    
    // construct OracleTimeStampLTZ from a string using the format specified.
    OracleTimeStampLTZ ts = 
      OracleTimeStampLTZ.Parse("11-NOV-1999 11:02:33.444 AM");
      
    // Set the nls_timestamp_format for the ToString() method
    info.TimeStampFormat = "YYYY-MON-DD HH:MI:SS.FF AM";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
 
    // Prints "1999-NOV-11 11:02:33.444000000 AM"
    Console.WriteLine(ts.ToString());     
  }
}

SetPrecision

この静的メソッドは、指定された小数秒精度を使用して、OracleTimeStampLTZの新しいインスタンスを戻します。

宣言

// C#
public static OracleTimeStampLTZ SetPrecision(OracleTimeStampLTZ value1,
     int fracSecPrecision);

パラメータ

  • value1

    指定されたOracleTimeStampLTZオブジェクト

  • fracSecPrecision

    指定された小数秒精度。小数秒精度の範囲は(0から9)です。

戻り値

指定された小数秒精度を持つOracleTimeStampLTZ構造

例外

ArgumentOutOfRangeException - fracSecPrecisionが指定範囲を超えています。

備考

指定されたfracSecPrecisionパラメータで指定された値は、指定されたOracleTimeStampLTZ値で端数処理を実行するために使用されます。この値に応じて、ToString()によって戻される文字列に、後続のゼロが0個以上表示されます。

小数秒精度を5に設定してSetPrecision()を呼び出した場合、値が"December 31, 9999 23:59:59.99"のOracleTimeStampLTZは、文字列"December 31, 9999 23:59:59.99000"になります。


OracleTimeStampLTZ静的演算子

OracleTimeStampLTZ静的演算子を、表14-109にリストします。

表14-109 OracleTimeStampLTZ静的演算子

演算子 説明

operator+

指定されたインスタンス値を指定されたOracleTimeStampLTZに加え、新規OracleTimeStampLTZ構造を戻します(オーバーロード)

operator ==

2つのOracleTimeStampLTZの値が等しいかどうかを判別します

operator >

2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します

operator >=

2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します

operator !=

2つのOracleTimeStampLTZ値が等しくないかどうかを判別します

operator <

2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します

operator <=

2つのOracleTimeStampLTZ値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します

operator -

指定されたインスタンス値を指定されたOracleTimeStampLTZから減算し、新規OracleTimeStampLTZ構造を戻します(オーバーロード)


operator+

operator+は、指定されたOracleTimeStampLTZに指定された値を加えて、新しいOracleTimeStampLTZ構造を戻します。

オーバーロード・リスト:

operator + (OracleTimeStampLTZ, OracleIntervalDS)

この静的演算子は、指定されたOracleTimeStampLTZに指定されたOracleIntervalDSを加えて、新しいOracleTimeStampLTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator +(OracleTimeStampLTZ value1,
  OracleIntervalDS value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampLTZ

  • value2

    OracleIntervalDS

戻り値

OracleTimeStampLTZ

備考

パラメータのいずれかにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZにはNULL値があります。

operator + (OracleTimeStampLTZ, OracleIntervalYM)

この静的演算子は、指定されたOracleTimeStampLTZに指定されたOracleIntervalYMを加えて、新しいOracleTimeStampLTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator +(OracleTimeStampLTZ value1, 
  OracleIntervalYM value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampLTZ

  • value2

    OracleIntervalYM

戻り値

OracleTimeStampLTZ

備考

パラメータのいずれかにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZにはNULL値があります。

operator + (OracleTimeStampLTZ, TimeSpan)

この静的演算子は、指定されたOracleTimeStampLTZに指定されたTimeSpanを加えて、新しいOracleTimeStampLTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator +(OracleTimeStampLTZ value1, TimeSpan value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampLTZ

  • value2

    TimeSpan

戻り値

OracleTimeStampLTZ

備考

OracleTimeStampLTZインスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZにもNULL値があります。

operator ==

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampLTZ値が等しいかどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool operator == (OracleTimeStampLTZ value1, 
  OracleTimeStampLTZ  value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

これらの値が等しい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

operator >

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が、2番目の値より大きいかどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool operator > (OracleTimeStampLTZ value1, 
     OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

最初のOracleTimeStampLTZ値が2番目の値より大きい場合はtrue、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

operator >=

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が、2番目の値以上かどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool operator >= (OracleTimeStampLTZ value1, 
    OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

最初のOracleTimeStampLTZが2番目の値以上の場合はtrue、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

operator !=

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampLTZ値が等しくないかどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool operator != (OracleTimeStampLTZ value1, 
    OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampLTZ値が等しくない場合はtrue、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

operator <

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が、2番目の値より小さいかどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool operator < (OracleTimeStampLTZ value1, 
     OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

最初のOracleTimeStampLTZが2番目の値より小さい場合はtrue、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

operator <=

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampLTZの最初の値が、2番目の値以下かどうかを決定します。

宣言

// C#
public static bool operator <= (OracleTimeStampLTZ value1, 
     OracleTimeStampLTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampLTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampLTZ

戻り値

最初のOracleTimeStampLTZが2番目の値以下の場合はtrue、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

operator -

operator-は、指定されたOracleTimeStampLTZから指定された値を引いて、新しいOracleTimeStampLTZ構造を戻します。

オーバーロード・リスト:

operator - (OracleTimeStampLTZ, OracleIntervalDS)

この静的演算子は、指定されたOracleTimeStampLTZから指定されたOracleIntervalDS値を引いて、新しいOracleTimeStampLTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator - (OracleTimeStampLTZ value1, 
  OracleIntervalDS value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampLTZ

  • value2

    OracleIntervalDSインスタンス

戻り値

OracleTimeStampLTZ構造

備考

パラメータのいずれかにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZにはNULL値があります。

operator - (OracleTimeStampLTZ, OracleIntervalYM)

この静的演算子は、指定されたOracleTimeStampLTZから指定されたOracleIntervalYM値を引いて、新しいOracleTimeStampLTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator - (OracleTimeStampLTZ value1, 
  OracleIntervalYM value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampLTZ

  • value2

    OracleIntervalYM

戻り値

OracleTimeStampLTZ構造

備考

パラメータのいずれかにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZにはNULL値があります。

operator - (OracleTimeStampLTZ, TimeSpan)

この静的演算子は、指定されたOracleTimeStampLTZから指定されたTimeSpan値を引いて、新しいOracleTimeStampLTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator -(OracleTimeStampLTZ value1, TimeSpan value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampLTZ

  • value2

    TimeSpan

戻り値

OracleTimeStampLTZ構造

備考

OracleTimeStampLTZインスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZ構造にもNULL値があります。


OracleTimeStampLTZ静的型変換

OracleTimeStampLTZ静的型変換を、表14-110にリストします。

表14-110 OracleTimeStampLTZ静的型変換

演算子 説明

explicit operator OracleTimeStampLTZ


インスタンス値をOracleTimeStampLTZ構造に変換します(オーバーロード)

implicit operator OracleTimeStampLTZ


インスタンス値をOracleTimeStampLTZ構造に変換します(オーバーロード)

explicit operator DateTime

OracleTimeStampLTZ値をDateTime構造に変換します


explicit operator OracleTimeStampLTZ

explicit operator OracleTimeStampLTZは、指定された値をOracleTimeStampLTZ構造に変換します。

オーバーロード・リスト:

explicit operator OracleTimeStampLTZ(OracleTimeStamp)

この静的な型変換演算子は、OracleTimeStamp値をOracleTimeStampLTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public static explicit operator OracleTimeStampLTZ (OracleTimeStamp value1);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStamp

戻り値

OracleTimeStampTZ構造の日付と時刻を含むOracleTimeStampLTZ構造

備考

OracleTimeStamp構造にNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZ構造にもNULL値があります。

explicit operator OracleTimeStampLTZ(OracleTimeStampTZ)

この静的な型変換演算子は、OracleTimeStampTZ値をOracleTimeStampLTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public static explicit operator OracleTimeStampLTZ 
  (OracleTimeStampTZ value1);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampTZインスタンス

戻り値

OracleTimeStampTZ構造(クライアントのローカル・タイムゾーンに正規化されます)の日付と時刻を含むOracleTimeStampLTZ構造です。

備考

OracleTimeStampTZ構造にNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZ構造にもNULL値があります。

explicit operator OracleTimeStampLTZ(string)

この静的な型変換演算子は、指定された文字列をOracleTimeStampLTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public static explicit operator OracleTimeStampLTZ (string tsStr);

パラメータ

  • tsStr

    Oracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEの文字列表現

戻り値

OracleTimeStampLTZ

例外

ArgumentException - tsStrパラメータがOracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEの無効な文字列表現か、tsStrが、スレッドのOracleGlobalization.TimeStampFormatプロパティで指定されたタイムスタンプの形式ではありません。このプロパティは、Oracle NLS_TIMESTAMP_FORMATパラメータを表します。

備考

月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalizationオブジェクトのDateLanguageおよびCalendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Types;
using Oracle.DataAccess.Client;
 
class OracleTimeStampLTZSample
{
  static void Main()
  {
    // Set the nls_timestamp_format for the OracleTimeStampLTZ(string)
    // constructor
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.TimeStampFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
    
    // construct OracleTimeStampLTZ from a string using the format specified.
    OracleTimeStampLTZ ts = 
      new OracleTimeStampLTZ("11-NOV-1999 11:02:33.444 AM");
    
    // Set the nls_timestamp_format for the ToString() method
    info.TimeStampFormat = "YYYY-MON-DD HH:MI:SS.FF AM";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
 
    // Prints "1999-NOV-11 11:02:33.444000000 AM"
    Console.WriteLine(ts.ToString()); 
  }
}

implicit operator OracleTimeStampLTZ

implicit operator OracleTimeStampLTZは、指定された構造をOracleTimeStampLTZ構造に変換します。

オーバーロード・リスト:

implicit operator OracleTimeStampLTZ(OracleDate)

この静的な型変換演算子は、OracleDate値をOracleTimeStampLTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public static implicit operator OracleTimeStampLTZ(OracleDate value1);

パラメータ

  • value1

    OracleDate

戻り値

戻されたOracleTimeStampLTZ構造には、OracleDate構造の日付と時刻が含まれます。

備考

OracleDate構造にNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZ構造にもNULL値があります。

implicit operator OracleTimeStampLTZ(DateTime)

この静的な型変換演算子は、DateTime構造をOracleTimeStampLTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public static implicit operator OracleTimeStampLTZ(DateTime value1);

パラメータ

  • value1

    DateTime構造

戻り値

OracleTimeStampLTZ構造

explicit operator DateTime

この静的な型変換演算子は、OracleTimeStampLTZ値をDateTime構造に変換します。

宣言

// C#
public static explicit operator DateTime(OracleTimeStampLTZ value1);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampLTZインスタンス

戻り値

現行インスタンスの日付と時刻を含むDateTime

例外

OracleNullValueException - OracleTimeStampLTZ構造にNULL値があります。

備考

OracleTimeStampLTZ値の精度は、変換時に失われる可能性があります。


OracleTimeStampLTZプロパティ

OracleTimeStampLTZプロパティを、表14-111にリストします。

表14-111 OracleTimeStampLTZプロパティ

プロパティ 説明

BinData


Oracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEをOracleの内部書式で表すバイトの配列を戻します

Day


OracleTimeStampLTZdayコンポーネントを指定します

IsNull


OracleTimeStampLTZインスタンスにNULL値があるかどうかを示します

Hour


OracleTimeStampLTZの時間コンポーネントを指定します

Millisecond


OracleTimeStampLTZのミリ秒コンポーネントを指定します

Minute


OracleTimeStampLTZの分コンポーネントを指定します

Month


OracleTimeStampLTZの月コンポーネントを指定します

Nanosecond


OracleTimeStampLTZのナノ秒コンポーネントを指定します

Second


OracleTimeStampLTZの秒コンポーネントを指定します

Value


OracleTimeStampLTZ構造に格納された日時を指定します

Year


OracleTimeStampLTZの年コンポーネントを指定します


BinData

このプロパティは、Oracle内部形式でOracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEを表すバイトの配列を戻します。

宣言

// C#
public byte[] BinData {get;}

プロパティ値

Oracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE内部形式を表すバイト配列

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Day

このプロパティは、OracleTimeStampLTZの日コンポーネントを指定します。

宣言

// C#
public int Day{get;}

プロパティ値

日を表す数値。Dayの範囲は(1から31)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

IsNull

このプロパティは現行インスタンスにNULL値があるかどうかを示します。

宣言

// C#
public bool IsNull{get;}

プロパティ値

現行インスタンスにNULL値が含まれる場合はtrue、それ以外の場合はfalseを戻します。

Hour

このプロパティは、OracleTimeStampLTZの時間コンポーネントを指定します。

宣言

// C#
public int Hour{get;}

プロパティ値

時間を表す数値。Hourの範囲は(0から23)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Millisecond

このプロパティは、OracleTimeStampLTZのミリ秒コンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public double Millisecond{get;}

プロパティ値

ミリ秒を表す数値。Millisecondの範囲は(0から999.999999)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Minute

このプロパティは、OracleTimeStampLTZの分コンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Minute{get;}

プロパティ値

分を表す数値。Minuteの範囲は(0から59)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Month

このプロパティは、OracleTimeStampLTZの月コンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Month{get;}

プロパティ値

月を表す数値。Monthの範囲は(1から12)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Nanosecond

このプロパティは、OracleTimeStampLTZのナノ秒コンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Nanosecond{get;}

プロパティ値

ナノ秒を表す数値。Nanosecondの範囲は(0から999999999)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Second

このプロパティは、OracleTimeStampLTZの秒コンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Second{get;}

プロパティ値

秒を表す数値。Secondの範囲は(0から59)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Value

このプロパティは、OracleTimeStampLTZ構造に格納された日付と時刻を指定します。

宣言

// C#
public DateTime Value{get;}

プロパティ値

DateTime

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Year

このプロパティは、OracleTimeStampLTZの年コンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Year{get;}

プロパティ値

年を表す数値。Yearの範囲は(-4712から9999)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。


OracleTimeStampLTZメソッド

OracleTimeStampLTZメソッドを、表14-112にリストします。

表14-112 OracleTimeStampLTZメソッド

メソッド 説明

AddDays


指定された日数を現行インスタンスに追加します

AddHours


指定された時間数を現行インスタンスに追加します

AddMilliseconds


指定されたミリ秒数を現行インスタンスに追加します

AddMinutes


指定された分数を現行インスタンスに追加します

AddMonths


指定された月数を現行インスタンスに追加します

AddNanoseconds

指定されたナノ秒数を現行インスタンスに追加します

AddSeconds

指定された秒数を現行インスタンスに追加します

AddYears


指定された年数を現行インスタンスに追加します

CompareTo


現行のOracleTimeStampLTZインスタンスをオブジェクトと比較し、相対値を表す整数を戻します

Equals


オブジェクトに現行のOracleTimeStampLTZインスタンスと同じ日時があるかどうかを判別します(オーバーロード)

GetHashCode


OracleTimeStampLTZインスタンスのハッシュ・コードを戻します

GetDaysBetween


現行インスタンスからOracleTimeStampLTZを減算し、その差を表すOracleIntervalDSを戻します

GetYearsBetween


現行インスタンスからOracleTimeStampLTZを減算し、その差を表すOracleIntervalYMを戻します

GetType

System.Objectからの継承

ToOracleDate


現行のOracleTimeStampLTZ構造をOracleDate構造に変換します

ToOracleTimeStamp


現行のOracleTimeStampLTZ構造をOracleTimeStamp構造に変換します

ToOracleTimeStampTZ


現行のOracleTimeStampLTZ構造をOracleTimeStampTZ構造に変換します

ToString


現行のOracleTimeStampLTZ構造を文字列に変換します

ToUniversalTime


現在のローカル時刻を協定世界時(UTC)に変換します


AddDays

このメソッドは、現行インスタンスに指定された日数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ AddDays(double days);

パラメータ

  • days

    指定された日数。範囲は(-1,000,000,000 < days < 1,000,000,000)です。

戻り値

OracleTimeStampLTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddHours

このメソッドは、現行インスタンスに指定された時間数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ AddHours(double hours);

パラメータ

  • hours

    指定された時間数。範囲は(-24,000,000,000 < hours < 24,000,000,000)です。

戻り値

OracleTimeStampLTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddMilliseconds

このメソッドは、現行インスタンスに指定されたミリ秒数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ AddMilliseconds(double milliseconds);

パラメータ

  • milliseconds

    指定されたミリ秒数。範囲は(-8.64 * 1016< milliseconds < 8.64 * 1016)です。

戻り値

OracleTimeStampLTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddMinutes

このメソッドは、現行インスタンスに指定された分数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ AddMinutes(double minutes);

パラメータ

  • minutes

    指定された分数。範囲は(-1,440,000,000,000 < minutes < 1,440,000,000,000)です。

戻り値

OracleTimeStampLTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddMonths

このメソッドは、現行インスタンスに指定された月数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ AddMonths(long months);

パラメータ

  • months

    指定された月数。範囲は(-12,000,000,000 < months < 12,000,000,000)です。

戻り値

OracleTimeStampLTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddNanoseconds

このメソッドは、現行インスタンスに指定されたナノ秒数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ AddNanoseconds(long nanoseconds);

パラメータ

  • nanoseconds

    指定されたナノ秒数

戻り値

OracleTimeStampLTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

AddSeconds

このメソッドは、現行インスタンスに指定された秒数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ AddSeconds(double seconds);

パラメータ

  • seconds

    指定された秒数。範囲は(-8.64 * 1013< seconds < 8.64 * 1013)です。

戻り値

OracleTimeStampLTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddYears

このメソッドは、現行インスタンスに指定された年数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ AddYears(int years);

パラメータ

  • years

    指定された年数。範囲は(-999,999,999 <= years < = 999,999,999)です。

戻り値

OracleTimeStampLTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

CompareTo

このメソッドは、現行のOracleTimeStampLTZインスタンスとオブジェクトを比較して、その相対値を表す整数を戻します。

宣言

// C#
public int CompareTo(object obj);

パラメータ

  • obj

    現行のOracleTimeStampLTZインスタンスと比較されるオブジェクト

戻り値

メソッドが戻す数値は次のとおりです。

  • ゼロ未満:現行のOracleTimeStampLTZインスタンス値がobj値より小さい場合

  • ゼロ:現行のOracleTimeStampLTZインスタンス値がobj値と等しい場合

  • ゼロ超過:現行のOracleTimeStampLTZインスタンス値がobj値より大きい場合

実装

IComparable

例外

ArgumentException - objパラメータがOracleTimeStampLTZ型ではありません。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 比較はOracleTimeStampLTZ間で行う必要があります。たとえば、OracleTimeStampLTZインスタンスとOracleBinaryインスタンスを比較することはできません。OracleTimeStampLTZを別の型と比較すると、ArgumentExceptionが表示されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

Equals

Objectをオーバーライドします。

このメソッドは、オブジェクトが現行のOracleTimeStampLTZインスタンスと同じ日付および時刻を持っているかどうかを決定します。

宣言

// C#
public override bool Equals(object obj);

パラメータ

  • obj

    現行のOracleTimeStampLTZインスタンスと比較されるオブジェクト

戻り値

objOracleTimeStampLTZ型で、同じ日付および時刻を表す場合はtrue、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampLTZは、NULL値を持つOracleTimeStampLTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampLTZは等しくなります。

GetHashCode

Objectをオーバーライドします。

このメソッドは、OracleTimeStampLTZインスタンスのハッシュ・コードを戻します。

宣言

// C#
public override int GetHashCode();

戻り値

ハッシュ・コードを表す数値

GetDaysBetween

このメソッドは、現行インスタンスからOracleTimeStampLTZ値を引いて、その差を表すOracleIntervalDSを戻します。

宣言

// C#
public OracleIntervalDS GetDaysBetween(OracleTimeStampLTZ value1);

パラメータ

  • value1

    減算されるOracleTimeStampLTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampLTZ値の時間隔を表すOracleIntervalDS

備考

現行のインスタンスまたはパラメータのいずれかにNULL値がある場合、戻されたOracleIntervalDSにNULL値があります。

GetYearsBetween

このメソッドは、現行インスタンスからOracleTimeStampLTZ値を引いて、時間間隔を表すOracleIntervalYMを戻します。

宣言

// C#
public OracleIntervalYM GetYearsBetween(OracleTimeStampLTZ value1);

パラメータ

  • value1

    減算されるOracleTimeStampLTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampLTZ値の時間隔を表すOracleIntervalYM

備考

現行のインスタンスまたはパラメータのいずれかにNULL値がある場合、戻されたOracleIntervalYMにNULL値があります。

ToOracleDate

このメソッドは、現行のOracleTimeStampLTZ構造をOracleDate構造に変換します。

宣言

// C#
public OracleDate ToOracleDate();

戻り値

戻されたOracleDate構造には、現行インスタンスの日付と時刻が含まれます。

備考

OracleTimeStampLTZ値の精度は、変換時に失われる可能性があります。

現行インスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleDate構造の値にNULL値があります。

ToOracleTimeStamp

このメソッドは、現行のOracleTimeStampLTZ構造をOracleTimeStamp構造に変換します。

宣言

// C#
public OracleTimeStamp ToOracleTimeStamp();

戻り値

戻されたOracleTimeStampには、現行インスタンスの日付と時刻が含まれます。

備考

現行インスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStamp構造にもNULL値があります。

ToOracleTimeStampTZ

このメソッドは、現行のOracleTimeStampLTZ構造をOracleTimeStampTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ ToOracleTimeStampTZ();

戻り値

戻されたOracleTimeStampTZには、現行インスタンスの日付と時刻が含まれ、スレッドからタイムゾーンがOracleGlobalization.TimeZoneに設定されます。

備考

現行インスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZ構造の値にNULL値があります。

ToString

Objectをオーバーライドします。

このメソッドは、現行のOracleTimeStampLTZ構造を文字列に変換します。

宣言

// C#
public override string ToString();

戻り値

現行のOracleTimeStampLTZ構造と同じ日付と時刻を表すstring

備考

戻された値は、スレッドのOracleGlobalization.TimeStampFormatプロパティで指定された形式のOracleTimeStampLTZの文字列表現です。

月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalizationオブジェクトのDateLanguageおよびCalendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Types;
using Oracle.DataAccess.Client;
 
class ToStringSample
{
  static void Main()
  {
    // Set the nls_timestamp_format for the OracleTimeStampLTZ(string)
    // constructor
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.TimeStampFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
    
    // construct OracleTimeStampLTZ from a string using the format
    // specified.
    OracleTimeStampLTZ ts = 
      new OracleTimeStampLTZ("11-NOV-1999 11:02:33.444 AM");
      
    // Set the nls_timestamp_format for the ToString() method
    info.TimeStampFormat = "YYYY-MON-DD HH:MI:SS.FF AM";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
 
    // Prints "1999-NOV-11 11:02:33.444000000 AM"
    Console.WriteLine(ts.ToString());     
  }
}

ToUniversalTime

このメソッドは、現在のローカル時刻を協定世界時(UTC)に変換します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ ToUniversalTime();

戻り値

OracleTimeStampTZ構造

備考

現行インスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZ構造の値にNULL値があります。