ここでは、以下のトピックについて説明します。
グラフィカル モード インストールを使用した製品のインストールが完了すると、デフォルトで、QuickStart アプリケーションが自動的に起動します。インストール処理が完了したときに QuickStart を実行しない場合は、[インストール完了] ウィンドウの [QuickStart を実行] チェック ボックスのチェックをはずします。QuickStart は、コンソール モード インストールやサイレント モード インストールでは起動されません。
Quickstart は、初めてのユーザが Products ソフトウェアを評価、学習、使用するときに役立つように設計されています。
たとえば、Oracle WebLogic Server 用 QuickStart アプリケーションでは、以下の操作を迅速に行うことができます。
Oracle WebLogic Server 入門
Oracle WebLogic Server サンプル ドメインの起動
ドメインの最新のバージョンへのアップグレード
オンライン ドキュメントへのアクセス
インストール後に、次の手順で QuickStart を起動できます。
Window システムで、[スタート|プログラム|Oracle WebLogic|QuickStart] を選択します。
UNIX システムでは、次の手順を実行する。
対象の UNIX システムにログインします。
インストールの /common/bin
サブディレクトリに移動します。以下に例を示します。
cd /
MW_HOME
/wlserver_
version
/common/bin
次のコマンドを入力します。
sh quickstart.sh
次に示すように、コマンドを発行することで、使用している JDK バージョンを確認することができます。
コマンド プロンプト ウィンドウを開き、該当するディレクトリに移動します。
Windows: MW_HOME
\
WL_HOME
\server\bin
UNIX: MW_HOME
/
WL_HOME
/server/bin
プロンプトに次のコマンドを入力し、環境が正しく設定されていることを確認します。
Windows: setWLSenv.cmd
UNIX: setWLSenv.sh
プロンプトに次のコマンドを入力します。java -version
JRockit を使用している場合は、出力に JRockit(R)
と表示されます。
WebLogic Server をインストールすると、MW_HOME\WL_HOME\common\templates\domains フォルダ内にある starter ドメイン テンプレート、wls_starter.jar を使用して WebLogic Server ドメインを作成できます。
wls_starter.jar テンプレートには、デフォルトのドメインコンフィグレーション設定と入門に役立つウェルカム ページを提供するアプリケーションが含まれています。
既存のドメイン テンプレートを使用してドメインの作成の詳細については、『Oracle Fusion Middleware コンフィグレーション ウィザードを使用したドメインの作成』の「WebLogic ドメインの作成」を参照してください。
Windows システムにソフトウェアをインストールすると、[スタート メニュー] にショートカット エントリが自動的に作成されます。
注意 : インストールを実行しているユーザに管理者特権がある場合、[All Users スタート メニュー] フォルダまたはユーザのローカル [スタート メニュー] フォルダにショートカット エントリを作成することができます。詳細については、「1.4.3 管理者特権」を参照してください。 |
[スタート|プログラム|Oracle WebLogic] のオプションは、どのコンポーネントをインストールするかによって異なります。
WebLogic Server 11gR1 - デフォルトの Oracle WebLogic Server ドメイン、Examples、ツール、オンライン マニュアルを起動するショートカットを含む。サーバ ドメインを使用すると、ビルド済みの Oracle WebLogic Server のコード サンプルを実行したり、Java EE アプリケーションをデプロイしたり、JSP ページまたは HTML ページを迅速に処理したりすることが可能です。また、開発中のアプリケーションをテストする場所としてこのドメインを使用することも可能です。
Examples には、システムにインストールされている各コンポーネントのフォルダと、コンポーネントのサンプルと関連付けられているツールを起動するショートカットが含まれる。
ツールには システムにインストールされている各コンポーネントのフォルダと、コンポーネントのサンプルと関連付けられているツールを起動するショートカットが含まれる。
Workshop - サンプルとオンライン ドキュメントのショートカットが含まれる。
Online Documentation - オンライン ドキュメントへのリンク。
QuickStart - 初めてのユーザが Products ソフトウェアを評価、学習、使用するときに役立つ QuickStart アプリケーションを起動する。
Smart Update - インストール済み製品向けの更新が提供されているかのチェックと必要に応じた更新のインストールを実行する Smart Update プログラムを起動する。
Uninstall Oracle WebLogic - アンインストール プログラムを起動する。詳細については、「7 ソフトウェアのアンインストール」を参照。
Workshop for WebLogic 11gR1 - Workshop for WebLogic を起動する。
Oracle WebLogic Server および Oracle Workshop for WebLogic がサポートするハードウェアおよびソフトウェア コンフィグレーションの詳細については、http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
で [Oracle Fusion Middleware サポート対象のシステム コンフィグレーション] ページを参照してください。このドキュメントでは、サポート対象のオペレーティング システム、Web サーバ、ブラウザ、ファイアウォール、データベース コンフィグレーション、および他のツールとコンフィグレーションについて説明します。
旧バージョンから Oracle WebLogic Server インストールをアップグレードする場合、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server アップグレード ガイド』を参照してください。このドキュメントでは、Oracle WebLogic Server 環境全体をアップグレードする手順について説明します。環境には、アプリケーション、デプロイされた WebLogic ドメイン、およびそのドメインに関連するすべてのアプリケーション データが含まれ、場合によってはデータベース サーバ、ファイアウォール、ロード バランサ、LDAP サーバなどの外部リソースも含まれます。
Smart Update は、Middleware ホーム ディレクトリに自動的にインストールされる、スタンドアロンの Java アプリケーションです。Smart Update を使用すると、Oracle WebLogic Server インストールにパッチおよびメンテナンス更新を簡単に適用できます。サポートによりパッチおよびメンテナンス更新がインストール済みの Oracle WebLogic Server のバージョンで利用可能にした場合、Oracle Smart Update を使用して更新を取得し、インストールに適用します。Smart Update は、すべてのメンテナンスを利用可能にします。Smart Update には、環境にさまざまなパッチおよび他のメンテナンス更新が適用および管理される方法でカスタマイズを可能にする機能がいくつか用意されています。Smart Update の使用の詳細については、『Oracle Smart Update パッチおよびメンテナンスパックのインストール』を参照してください。