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Oracle Application Serverリリース・ノートおよび新機能
10gリリース3(10.1.3.4)
B50870-02
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13 Oracle Business Rules

この章では、Oracle Business Rulesに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

13.1 スローされるOracle Rules SDK StoreException: ファイルへのアクセス・エラー

これは、既知の問題です。ファイルベースのリポジトリにOC4Jユーザーがアクセスできない場合、Rule Authorで接続を試みると、StoreExceptionがスローされます。たとえば、次のようになります。

oracle.rules.sdk.store.StoreException: Error accessing file
 '/scratch/how-to-rules-java/dict/CarRepository'. at
 oracle.rules.sdk.store.RepositoryConnectionFactory.getRepositoryConnection(Rep
 ositoryConnectionFactory.java:129) at
oracle.rules.sdk.repository.impl.RuleRepositoryImpl.init(RuleRepositoryImpl.java:65) at
 java.util.zip.ZipException: error in opening zip file at
 java.util.zip.ZipFile.open(Native Method) at
 java.util.zip.ZipFile.<init>(ZipFile.java:114) at
 java.util.jar.JarFile.<init>(JarFile.java:133) at
 java.util.jar.JarFile.<init>(JarFile.java:70)

この問題は、OC4Jユーザーがファイルの読取りと書込みの両方ができるように、ファイル権限を変更することで回避できます。

13.2 インポートされたXMLスキーマでのMultipleInheritance例外

デフォルトでは、XMLスキーマがデータ・モデルにインポートされるとき、ObjectFactoryから作成されたファクト・タイプでは、プロパティSupports XPathがfalseに設定されています。これにより、生成されたRLで参照されるクラスがファクト・クラス化される前に、ObjectFactoryクラスがファクト・クラス化されている場合、MultipleInheritanceExceptionがスローされるのを防ぎます。

複数のXMLスキーマがデータ・モデルにインポートされると、ObjectFactoryの最初のインスタンスでのみ、プロパティSupports XPathがfalseに設定されます。他のパッケージ内のObjectFactoryというファクト・タイプのその他のインスタンスでは、MultipleInheritanceExceptionを防ぐために、この値をユーザーが明示的に設定する必要があります。

13.3 新機能

この項では、Oracle Business Rules Rule Author 10.1.3.4の新機能について説明します。

パッチの適用後にOracle Business Rulesの機能に加わる変更は、次のとおりです。

13.3.1 「値」フィールドが更新された「変数サマリー」ページ

Rule Authorは、「変数サマリー」ページで変数値の編集に「値」フィールドを使用できるように更新されました。

13.3.2 スキーマ・ファイル・ブラウザ・ボタンが追加された「定義」タブ

Oracle Business Rules Rule Authorには、XMLファクト・タイプをインポートするためにschema .xsdファイルを参照できるファイル・ブラウザ・ボタンがあります。「定義」タブからスキーマのパス名を入力するか、ブラウザを使用してスキーマ・ファイルを選択するかのいずれかにより、XMLスキーマをインポートできるようになりました。

13.3.3 JAXBでインポートされたXMLスキーマに対してSupports XPATHはデフォルトでFALSEに設定される

スキーマのインポート時に、JAXB生成クラスの要素に対して生成されたObjectFactoryおよびJAXBクラスについて、supports xpathはデフォルトでfalseに設定されます。

13.3.4 変数値のインライン編集のサポート

リリース10.1.3.4のOracle Business Rules Rule Authorでは、「変数サマリー」ページで、図13-1のように、変数値のインライン編集がサポートされています。

図13-1 編集可能な値のある「変数サマリー」ページ

図13-1の説明が続く
「図13-1 編集可能な値のある「変数サマリー」ページ」の説明