この章は、このガイドで説明するOracle Access Manager 10.1.4の統合の概要です。Oracle Access Managerの概要は、『Oracle Access Manager概要』を参照してください。
注意: Oracle Access Managerは、以前はOblix NetPointという名前でした。製品の特定の機能、パス、ファイル名などを参照する場合、マニュアルや製品自体でNetPointと記載されている場合があります。 |
Oracle Access Manager 10.1.4を他のアプリケーションやポータルと統合するには、両方の製品についてある程度の知識が必要になります。このガイドでは、特定のアプリケーションやポータルと統合するための、Oracle Access Managerの設定方法について説明します。
このガイドでは、次のOracle製品との統合について説明します。
Oracle HTTP Server: インターネットのHTTPプロトコルに対応する主要なインフラストラクチャを提供します。Oracle HTTP Serverは、プロセス間でレスポンスを返したり、ユーザーによるブラウザからのリクエストに対してレスポンスを返すのに使用されます。Oracle HTTP Serverは静的コンテンツと動的コンテンツの両方に対応し、Oracle製品と非Oracle製品の両方と統合されます。詳細は、「Oracle HTTP Serverの統合」を参照してください。
Oracle Virtual Directory(OVD): OVDは、複数のデータ・ソースからのユーザー・データを集約して1つの仮想ディレクトリを作成します。この仮想ディレクトリの形式や動作は他のLDAPディレクトリに似ているため、データが異なるデータ・ソースから取得されたことをユーザーが意識することはありません。詳細は「Oracle Virtual Directoryの統合」を参照してください。
OracleAS Web Cache: Oracle Access Manager 10g(10.1.4.3)は、OracleAS Web Cacheとの統合をサポートします。OracleAS Web Cacheはリバース・プロキシ・キャッシュであり、ブラウザとOracle Access Manager WebGate Webサーバーとの間にデプロイされる圧縮エンジンです。この構成により、Oracle Access ManagerでPOSTデータ復元およびCookieを使用しないサポートの機能が利用できるようになります。「OracleAS Web Cacheの統合」を参照してください。
OracleAS Single Sign-On 10g、OC4J: Oracle Application Server Single Sign-On(またはOracleAS Single Sign-On)を使用すると、ユーザーが単一のユーザー名とパスワード(オプションでレルムID)を使用するのみで、Oracle Application Serverのすべての機能と他のWebアプリケーションにログインできるようになります。シングル・サインオンの機能は、Oracle Access ManagerとOracleAS Single Sign-Onによって保護されたリソース間で使用できます。詳細は、「Oracle Application Server 10g: OC4Jとの統合」を参照してください。
関連項目: Oracle Access Manager 10g(10.1.4.2.0)で利用可能なその他の統合の詳細: My Oracle Support(旧MetaLink、http://metalink.oracle.com )にあるパッチ番号5957301 |