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Oracle Access Managerインストレーション・ガイド
10g(10.1.4.3)
B55482-01
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21 重要な注意事項

Oracle Access Managerをインストールする際に、この章で重要な注意事項を参照するように指示されることがあります。次の項目について説明します。

21.1 クライアントでのJavaおよびJavaScriptの有効化

Oracle Access Managerコンポーネントでは、JavaおよびJavaScriptがよく使用されます。Oracle Access Managerが適切に作動するためには、ブラウザでJavaとJavaScriptの両方を有効にする必要があります。

クライアントでJavaおよびJavaScriptを有効化する手順

  1. ブラウザ・ベンダー独自の方法に従ってブラウザでJavaを有効にします。

  2. ブラウザ・ベンダー独自の方法に従ってブラウザでJavaScriptを有効にします。

21.2 MIMEタイプ設定の変更

Oracle Access Managerコンポーネントを使用すると、ユーザーは、あらゆるタイプのASCIIファイルまたはバイナリ・ファイル(.doc、.txt、.gifなど)を公開および共有できます。ユーザーがこれらのファイルを適切な製品を使用して表示するには、サーバーが各ファイルを対応するMIMEタイプにマップする必要があります。一般的なファイル形式に対するMIMEタイプ・マッピングのセットを次のファイルで提供しています。


IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\admin\bin\mime_types.lst
IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\admin\bin\mime_types.xml

WebPass_install_dir\identity\oblix\apps\admin\bin\mime_types.lst
WebPass_install_dir\identity\oblix\apps\admin\bin\mime_types.xml

.xmlバージョンのファイルはアイデンティティ・サーバーで使用されます。.lstバージョンのファイルはWebPass Javaアプレットで使用されます。ファイルの両方のバージョンが一致する必要があります。また、ファイルの両方のバージョンが、IdentityServer_install_dirWebPass_install_dirに存在する必要があります。

ほとんどの一般的なファイル・タイプはすでにmime_types.lstファイルに含まれているため、ファイルを変更する必要はありません。ただし、mime_types.lstを変更する必要がある場合は、次の指示に従ってください。

mime_typesファイルを編集する手順

  1. 次のファイルを探してテキスト・エディタで開きます。


    IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\admin\bin\mime_types.lst
  2. 新しいマッピングを追加してファイルを保存します(各行に1つのマッピングのみが含まれるようにし、MIMEタイプと拡張子を:(コロン)で区切ります)。次に例を示します。

       image/gif:gif
    
  3. 次のファイルを探してテキスト・エディタで開きます。


    IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\admin\bin\mime_types.xml
  4. 新しいマッピングを追加してファイルを保存します(各行に1つのマッピングのみが含まれるようにし、MIMEタイプを次のように指定します)。次に例を示します。

       <NameValPair ParamName="image/gif" Value="gif" />
    
  5. これら2つのファイルをWebPassインストール・ディレクトリにコピーします。次に例を示します。

    コピー元:


    IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\admin\bin\mime_types.lst
    IdentityServer_install_dir\identity\oblix\apps\admin\bin\mime_types.xml

    コピー先:


    WebPass_install_dir\identity\oblix\apps\admin\bin\mime_types.lst
    WebPass_install_dir\identity\oblix\apps\admin\bin\mime_types.xml

21.3 各ユーザーの一意IDの選択

各Oracle Access Managerユーザーは、一意のID(ログイン名すなわちアカウント名とは別)を持つ必要があります。通常、一意IDは、従業員番号や社会保障番号またはその他のタイプのIDになります。

一意IDには特に制限はありません。たとえば、数値にする必要はありません。ただし、一意IDを選択するときは注意してください。システムでは、このIDをデータファイルに埋め込む必要があるだけではなく、すべてのユーザーが自分のIDを認識することが求められます。

21.4 オラクル社への問合せ

オラクル社に問い合せるには次のような方法があります。

情報:

http://www.oracle.com/corporate/contact/index.html

サポート・サービス:

http://www.oracle.com/support/contact.html

「動作保証要件の確認」で説明されているように、次のURLのOracle Technology Networkから最新の動作保証のマトリクスを入手できます。

http://www.oracle.com/technology/products/id_mgmt/coreid_acc/pdf/oracle_access_manager_certification_10.1.4_r3_matrix.xls