ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Administration Console でのアクセシビリティに関する注意点
11g リリース 1 (10.3.1)
B55568-01
 

 

Oracle® Fusion Middleware

Administration Console でのアクセシビリティに関する注意点

11g リリース 1 (10.3.1)

B55568-01

2009年5月

Oracle Fusion Middleware Administration Console でのアクセシビリティに関する注意点では、WebLogic Server Administration Console アクセシビリティを説明します。

概要

WebLogic Server Administration Console およびそのオンライン ヘルプでは、現在さまざまなアクセシビリティ機能が利用できます。ページが確実にユーザ補助テクノロジで表示されるように、適切な情報がアプリケーション自体により提供されます。ユーザは Web ブラウザで提供されるアクセシビリティ機能を利用して、キーボードからアプリケーションを制御したり、アプリケーションのルック アンド フィールをカスタマイズしたりできます。

Oracle は、障害を持つ方々が利用できる高品質の情報技術の提供に力を入れています。その中でも特に、アクセシビリティ標準の第 508 条に完全に準拠できるよう全力を注いでいます。そのために、Oracle は、Oracle WebLogic Server のアクセシビリティを確保するための重要なプロジェクトに着手しています。Oracle では、これらの拡張機能を実装している最中であり、課題となるアクセシビリティ問題すべてに取り組んでいく予定です。

アクセシビリティ機能

Administration Console には次のアクセシビリティ機能があります。

キーボード アクセス

WebLogic Server Administration Console のすべての機能は、キーボードから使用できます。アプリケーションでは Web ブラウザが提供する標準的なキーボード コントロールがサポートされますので、オペレーティング システムの標準的なキーボード コントロールが妨害されることはありません。

カスタマイズ可能な外観

WebLogic Server Administration Console では、ユーザがカスタム スタイル シートを定義および使用できる機能がサポートされています。これにより、ユーザはブラウザでのアプリケーションの表示方法を制御できます。ユーザは、独自のカスタム スタイル シートを使用することも、単に適切なブラウザ コマンドを使用してページをデフォルトのフォーマットに戻すこともできます。

推奨されるユーザ補助テクノロジのコンフィグレーション

Oracle は、業界でトップ レベルのユーザ補助テクノロジを使用する際に選択できる、推奨コンフィグレーション オプションを提供しています。これらのコンフィグレーション オプションを使用することで、ユーザ補助テクノロジのユーザはアプリケーションで提供されているアクセシビリティ拡張機能を確実に利用できます。現在は、Freedom Scientific, Inc. 製 JAWS スクリーン リーダーおよび GW Micro, Inc. 製 Windows Eyes スクリーン リーダー向けのコンフィグレーション オプションが用意されています。その他のユーザ補助テクノロジ用のコンフィグレーション オプションについては、Oracle にご請求ください。

JAWS でのリンクに対する冗長性の使用

ユーザは、リンクが出現した際に JAWS が確実に各リンクのテキストすべてを読み上げるようにする必要があります。これには、次の手順を行います。

  1. JAWS を開いて、[Utilities|Configuration Manager] オプションを選択します (〔Insert〕+〔F2〕)。

  2. コンフィグレーション マネージャが開いたら、[Set options|HTML options] を選択します。

  3. JAWS 5.x-6.x の場合、[Links] タブを開き、[Text link options] セクションで [Use Title] を選択します。

  4. [OK] をクリックして、コンフィグレーションを保存します。

Windows Eyes の使用

WebLogic Server Administration Console で使用するように Windows Eyes をコンフィグレーションするには、次の手順を実行します。

  1. Windows Eyes を使用して、コンフィグレーション対象のアプリケーションを参照し、MSAA モードがアクティブになっていることを確認します (〔Ctrl〕+〔Shift〕+〔A〕)。

  2. [MSAA Verbosity Dialog] を開きます (〔Insert〕+〔V〕)。

  3. [Object] を選択し、[Expose Alternative text] が有効になっていることを確認します。

  4. [OK] をクリックして、コンフィグレーションを保存します。

周知の問題

WebLogic Server Administration Console では、現在、第 508 条への準拠に関連したいくつかの問題が提示されています。問題の詳細を以下に示します。

ナビゲーションを起動するドロップ ダウン メニュー

特定のドロップ ダウン メニュー (選択リスト) は、ユーザがリストの別の要素を選択すると自動ナビゲーションを起動します。この動作を避けるには、コンテンツを参照する前に、各ドロップ ダウン メニューを開く必要があります。メニューを開くには、〔Alt〕と下向き矢印を同時に押します。

選択コントロール

テーブルのページの [このテーブルのカスタマイズ] セクションに表示されるような選択コントロールは、キーボードのみを使用するユーザにとっては操作が難しくなっています。現時点ではこれらのリストの特定の項目は、限定された方法でしか選択および選択解除できません。キーボードから選択コントロールを操作する場合は、次の手順を実行します。

[使用可能] リストから [選択済み] リストに項目を移動する場合

  1. 〔Tab〕を押して [使用可能] カラムに移動します。このキーボード アクションによって、リストの最初の項目が選択されます。

  2. 〔Tab〕を押してリスト内の連続する項目を進むと、[使用可能] カラム内のすべての項目が選択されます。

  3. 〔Tab〕を押して右矢印ボタンに移動します。

  4. 〔Enter〕を押します。選択された項目が [選択済み] リストに移動されます。

[選択済み] リストから [使用可能] リストに項目を移動する場合

  1. 〔Tab〕を押して [選択済み] カラムに移動します。このキーボード アクションによって、リストの最初の項目が選択されます。

  2. 〔Tab〕を押してリスト内の連続する項目を進みます。

  3. 〔Shift〕+〔Tab〕を押して、左矢印ボタンに戻ります。

  4. 〔Enter〕を押します。選択された項目が [使用可能] リストに移動されます。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracle は、障害のあるお客様を含む、すべてのお客様に Oracle の製品、サービスおよびサポート ドキュメントをご利用いただけることを目標としています。Oracle のドキュメントには、ユーザ が障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。Oracle はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。Oracle のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Program の Web サイト http://www.oracle.com/accessibility/ を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかし一部のスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部 Web サイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントには Oracle およびその関連会社が所有または管理しない Web サイトへのリンクが含まれている場合があります。Oracle およびその関連会社は、それらの Web サイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

ヒアリング アクセスが困難な聴覚障害者の Oracle サポート サービス

Oracle サポート サービスへ telecommunications relay service(TRS)アクセスが提供されています。Oracle サポートについては、1.800.223.1711 にお電話ください。Oracle サポート サービス エンジニアは、技術的な問題に対応し、Oracle サービス リクエスト処理に従ってお客様にサポートを提供します。TRS の詳細については、http://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.html を参照し、電話番号の一覧については、http://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.html を参照してください。

ヒアリング アクセスが困難な聴覚障害者の Oracle サポート サービス

Oracle サポート サービスへ telecommunications relay service(TRS)アクセスが提供されています。Oracle サポートについては、1.800.223.1711 にお電話ください。Oracle サポート サービス エンジニアは、技術的な問題に対応し、Oracle サービス リクエスト処理に従ってお客様にサポートを提供します。TRS の詳細については、http://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.html を参照し、電話番号の一覧については、http://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.html を参照してください。


Oracle Fusion Middleware Administration Console でのアクセシビリティに関する注意点 11g リリース 1 (10.3.1)

B55568-01

Copyright © 2001, 2009, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、Oracle までご連絡ください。

このソフトウェアおよび関連ドキュメントが米国政府機関、もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアをライセンスまたは使用する者に提供される場合は、次の注意が適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007). Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性 (redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、Oracle およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

Oracle は Oracle Corporation およびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

このソフトウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。Oracle およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。Oracle およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。