「インスタンス」ビューを使用すると、ESBシステム内のメッセージ処理に関する詳細を表示できます。このビューでは、次のいずれかのプロパティに基づいて、メッセージをフィルタリングできます。
メッセージを処理したサービス
メッセージのステータス(「任意」、「エラー」、「失敗」、「処理中」または「完了」)
トラッキング名とトラッキング値
メッセージID
メッセージが処理された時間
指定のメッセージに対するサービスを「インスタンス」パネルから選択すると、Enterprise Service Busを経由するメッセージ・インスタンスのパスが「トラッキング」タブのダイアグラムに表示されます(ダイアグラムでは、選択したサービスが点線で囲まれています)。ダイアグラム内では、メッセージが正常に処理されたエンドポイントは緑色で、エラーが発生したサービスは赤色で、メッセージが正常に処理された後エラーのためにロールバックされたサービスは黄色で表されます。また、メッセージの処理で起動されなかったエンドポイントは灰色で表されます。
図12-5に、正常に終了したメッセージ処理(緑色のサービス・アイコン)が表示されているOracle ESB Controlの「インスタンス」ビューの例を示します。
メッセージ・インスタンスの監視の詳細は、『Oracle Enterprise Service Bus開発者ガイド』の「Enterprise Service Bus内でのメッセージ・インスタンスのトラッキング」を参照してください。
「インスタンス」ビューが表示されている場合は、Oracle ESB Controlの左側にある「検索」タイトル・バーの緑色の矢印を単純にクリックすることで、すべてのメッセージ・インスタンスを表示できます。
すべてのメッセージ・インスタンスを表示する手順は、次のとおりです。
「インスタンス」ビューが表示されていない場合は、Oracle ESB Controlの上部の「インスタンス」ボタンをクリックします。
「検索」パネルのタイトル・バーにある「適用」アイコン(緑色の矢印)をクリックします。
指定されているデフォルトの期間について、すべてのメッセージ・インスタンスが表示されます。