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Oracle SOA Suite開発者ガイド
10g(10.1.3.1.0)
B31839-01
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12.6 「インスタンス」ビューを使用したメッセージ・インスタンスの監視

「インスタンス」ビューを使用すると、ESBシステム内のメッセージ処理に関する詳細を表示できます。このビューでは、次のいずれかのプロパティに基づいて、メッセージをフィルタリングできます。

指定のメッセージに対するサービスを「インスタンス」パネルから選択すると、Enterprise Service Busを経由するメッセージ・インスタンスのパスが「トラッキング」タブのダイアグラムに表示されます(ダイアグラムでは、選択したサービスが点線で囲まれています)。ダイアグラム内では、メッセージが正常に処理されたエンドポイントは緑色で、エラーが発生したサービスは赤色で、メッセージが正常に処理された後エラーのためにロールバックされたサービスは黄色で表されます。また、メッセージの処理で起動されなかったエンドポイントは灰色で表されます。

図12-5に、正常に終了したメッセージ処理(緑色のサービス・アイコン)が表示されているOracle ESB Controlの「インスタンス」ビューの例を示します。

図12-5 Oracle ESB Control - 「インスタンス」ビュー

図12-5の説明は次にあります。
図「12-5 Oracle ESB Control - 「インスタンス」ビュー」の説明

メッセージ・インスタンスの監視の詳細は、『Oracle Enterprise Service Bus開発者ガイド』の「Enterprise Service Bus内でのメッセージ・インスタンスのトラッキング」を参照してください。

12.6.1 すべてのメッセージ・インスタンスの表示方法

「インスタンス」ビューが表示されている場合は、Oracle ESB Controlの左側にある「検索」タイトル・バーの緑色の矢印を単純にクリックすることで、すべてのメッセージ・インスタンスを表示できます。

すべてのメッセージ・インスタンスを表示する手順は、次のとおりです。

  1. 「インスタンス」ビューが表示されていない場合は、Oracle ESB Controlの上部の「インスタンス」ボタンをクリックします。

  2. 「検索」パネルのタイトル・バーにある「適用」アイコン(緑色の矢印)をクリックします。

    指定されているデフォルトの期間について、すべてのメッセージ・インスタンスが表示されます。