この節では、Sun Cluster HA for BroadVision One-To-One Enterprise の予期される動作について説明します。
One-To-One データベースで障害が発生し、バックエンドホストがフェイルオーバー – データベースで障害が発生し、データベースがオンラインに戻る前にバックエンドホストがフェイルオーバーすると、BroadVision One-To-One Enterprise リソースはどのクラスタノードでもオンラインに戻りません。データベースを正常に再起動した時点で、BroadVision One-To-One Enterprise リソースを起動し直してください。
起動順リスト内のホストがオフライン – BroadVision One-To-One Enterprise リソースは一定の順序で起動する必要があります。この順序は、BroadVision コマンド bvconf bootstrap で示されます。次に示す状況が同時に発生している場合、リソースグループ内のホスト名に構成されている BroadVision One-To-One Enterprise プロセスは起動しません。
起動順リスト内のリソースの中にオフラインのものがある場合。
起動順リスト内でオフラインリソースよりあとに示された BroadVision One-To-One Enterprise リソースをユーザーが起動した場合。
これらの状況が同時に発生すると、リソースグループはオンラインになりますがプロセスは起動しません。検証機能は、起動順リスト内のリソースグループがオンラインになるのを待ったあとでこのリソースの BroadVision One-To-One Enterprise プロセスを開始します。
BroadVision と Oracle リソースグループが同時にフェイルオーバー – Oracle を使用していて、BroadVision One-To-One Enterprise バックエンドリソースグループとOracle リソースグループが同時にフェイルオーバーすると、一部の BroadVision デーモンが再起動に失敗する場合があります。このような再起動の失敗は、Oracle データベースが再起動している間に発生します。BroadVision One-To-One Enterprise リソースは、失敗したデーモンの再起動を成功するまで試みます。