Sun Cluster 3.1 データサービス開発ガイド

エラーメッセージの生成

エラーメッセージをエンドユーザーに出力するには、syslog 機能をメソッドに使用することを推奨します。サンプルのデータサービスのすべてのコールバックメソッドは、次に示すように、scha_cluster_get コマンドを使用し、クラスタログ用に使用されている syslog 機能番号を取得します。


SYSLOG_FACILITY=`scha_cluster_get -O SYSLOG_FACILITY`

この値はシェル変数 SYSLOG_FACILITY に格納されます。logger(1) コマンドの機能として使用すると、エラーメッセージをクラスタログに記録できます。たとえば、サンプルのデータサービスの Start メソッドは、次に示すように、SYSLOG_FACILITY を取得し、データサービスが起動したことを示すメッセージを記録します。:


SYSLOG_FACILITY=`scha_cluster_get -O SYSLOG_FACILITY`
...

if [ $? -eq 0 ]; then
   logger -p ${SYSLOG_FACILITY}.err \
         -t [$SYSLOG_TAG] \
         "${ARGV0} HA-DNS successfully started"
fi

詳細については、scha_cluster_get (1HA) のマニュアルページを参照してください。