Sun Cluster 3.1 Data Service for SWIFTAlliance アクセスガイド

フェイルオーバーサービスとしての Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access の登録と構成方法

次の手順で、Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access をフェイルオーバーデータサービスとして構成します。この手順は、Sun Cluster の初期インストール時にデータサービスパッケージをインストールしている場合を想定しています。

Sun Cluster の初回のインストール時に Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access パッケージをインストールしていない場合は、scinstall を使用して Sun Cluster に Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access パッケージをインストールする に進んでください。

それ以外の場合は、次の手順で、フェイルオーバーサービスとして Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access データサービスを構成します。手順 1 から 6 は、通常は IBM DCE と SWIFTAlliance Access ソフトウェアをインストールするための準備として、すでに行われています。SWIFTAlliance Access をインストールして構成する を参照してください。したがって、通常は手順 7 から実行します。

  1. Sun Cluster のホストとなるクラスタノードの 1 つで、スーパーユーザーになります。

  2. SUNW.gds というリソースタイプを登録します。


    # scrgadm -a -t SUNW.gds
    
  3. SUNW.HAStoragePlus というリソースタイプを登録します。


    # scrgadm -a -t SUNW.HAStoragePlus
    
  4. フェイルオーバーリソースグループを作成します。


    # scrgadm -a -g swift-rg
    
  5. Sun Cluster ディスク記憶装置用のリソースを作成します。


    # scrgadm -a -j swift-ds \
    
    -g swift-rg \
    
    -t SUNW.HAStoragePlus  \
    
    -x FilesystemMountPoints=/global/saadg/alliance
    
  6. Sun Cluster 論理ホスト名用のリソースを作成します。


    # scrgadm -a -L -j swift-lh-rs \
    
    -g swift-rg  \
    
    -l swift-lh
    
  7. SWIFTAlliance Access 用のリソースを作成します。

    最も簡単な方法は、SWIFTAlliance Access HA エージェントに組み込まれている登録スクリプトを実行することです。 このスクリプトを実行する前に、リソース名が /opt/SUNWscsaa/util/saa_config に設定されている名前と一致していることを確認してください。


    # /opt/SUNWscsaa/util/saa_register 
    
  8. Sun Cluster ディスク記憶装置と 論理ホスト名のリソースが組み込まれたフェイルオーバーリソースグループを有効にします。


    # scswitch -Z -g swift-rg
    
  9. 手動で SWIFTAlliance Access インスタンスを起動します。


    su - all_adm
    
    The GUI will open up. From within the GUI, select the menu
    
    Alliance - Start Alliance Servers
  10. 手動で SWIFTAlliance Access を停止します。


    su - all_adm
    
     The GUI will come up. Stop the application from within the GUI. 
  11. 各 Sun Cluster リソースを有効にします。


    # scstat -g
    
    # scswitch -e -j Sun Cluster-resource