Sun Cluster Data Service for NetBackup ガイド (Solaris OS 版)

Sun Cluster HA for NetBackup の障害監視

インストールした NetBackup のバージョンにより、NetBackup アプリケーションの起動スクリプトは、次のいずれかのデーモンの組み合わせを起動します。

Sun Cluster HA for NetBackup は、これら 2 組のデーモンのいずれかと動作します。 Sun Cluster HA for NetBackup 障害モニターは、これら 2 組のプロセスのいずれかを監視します。 START メソッドが動作している間、障害モニターはこれらのデーモンがオンラインになるのを待機し、その後アプリケーションの監視を開始します。 Probe_timeout 拡張プロパティは、障害モニターが待機する時間を指定します。

デーモンがオンラインになったあとで、障害モニターは kill (pid, 0) を使用してデーモンが動作しているかどうかを確認します。 デーモンがどれも動作していない場合、障害モニターはすべての検証機能が正常に動作するまで次のアクションを順に開始します。

  1. 現在のノードでリソースを再起動します。

  2. 現在のノードでリソースグループを再起動します。

  3. リソースグループのノードリストに存在する次のノードにリソースグループをフェイルオーバーします。

プロセス ID (PID) はすべて、一時ファイル /var/run/.netbackup_master に保存されます。