Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)

構成のワークシート

リソースに関連するコンポーネントがクラスタ構成に多数ある場合は、ワークシートを適宜コピーしてください。これらのワークシートを完成させるには、『Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)』および 第 1 章「Sun Cluster データサービスの計画」の計画ガイドラインに従ってください。記入済みのワークシートを参照しながら、クラスタをインストールおよび構成します。


注 –

ワークシートの記入例で使用されるデータはガイドとしてのみ提供されます。したがって、これらの例は、実際のクラスタの完全な構成を表しているわけではありません。


リソースタイプのワークシート

論理ホストまたは共有アドレス以外のリソースタイプにはこのワークシートを使用してください。

表 C–1 リソースタイプのワークシート

リソースタイプ名 

リソースタイプが動作するノード 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例: リソースタイプのワークシート

表 C–2 例: リソースタイプのワークシート

リソースタイプ名 

リソースタイプが動作するノード 

SUNW.nshttp

phys-schost-1, phys-schost-2

SUNW.oracle_listener

phys-schost-1, phys-schost-2

SUNW.oracle_server

phys-schost-1, phys-schost-2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネットワークリソースのワークシート

表 C–3 ネットワークリソースのワークシート

コンポーネント 

名前 

リソース名 

 

リソースグループ名 

 

リソースタイプ (1 つに丸を付けてください) 

論理ホスト名 | 共有アドレス 

リソースタイプ名 

 

依存関係 

 

使用されているホスト名 

 

拡張プロパティ 

名称

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例: ネットワークリソース — 共有アドレスのワークシート

表 C–4 例: ネットワークリソース — 共有アドレスのワークシート

コンポーネント 

名前 

リソース名 

sh-galileo

リソースグループ名 

rg-shared

リソースタイプ (1 つに丸を付けてください) 

Shared address

リソースタイプ名 

SUNW.SharedAddress

依存関係 

none

使用されているホスト名 

sh-galileo

拡張プロパティ 

名称

netiflist

ipmp0@1, ipmp0@2

 

 

例: ネットワークリソース — 論理ホスト名のワークシート

表 C–5 例: ネットワークリソース — 論理ホスト名のワークシート

コンポーネント 

名前 

リソース名 

relo-galileo

リソースグループ名 

rg-oracle

リソースタイプ (1 つに丸を付けてください) 

Logical hostname

リソースタイプ名 

SUNW.LogicalHostname

依存関係 

none

使用されているホスト名 

relo-galileo

拡張プロパティ 

名称

netiflist

ipmp0@1, ipmp0@2

 

 

アプリケーションリソース — フェイルオーバーワークシート

表 C–6 アプリケーションリソース — フェイルオーバーワークシート

コンポーネント 

名前 

リソース名 

 

リソースグループ名 

 

リソースタイプ名 

 

依存関係 

 

拡張プロパティ 

名前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例: アプリケーションリソース — フェイルオーバーワークシート

表 C–7 例: アプリケーションリソース — フェイルオーバーワークシート

コンポーネント 

名前 

リソース名 

oracle-listener

リソースグループ名 

rg-oracle

リソースタイプ名 

SUNW.oracle_listener

依存関係 

hasp_resource

拡張プロパティ 

名前

ORACLE_HOME

/global/oracle/orahome/

LISTENER_NAME

lsnr1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アプリケーションリソース — スケーラブルのワークシート

表 C–8 アプリケーションリソース — スケーラブルのワークシート

コンポーネント 

名前 

リソース名 

 

論理ホストのリソースグループ名 

 

共有アドレスのリソースグループ名 

 

論理ホストのリソースタイプ名 

 

共有アドレスのリソースタイプ名 

 

依存関係 

 

拡張プロパティ 

名前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例: アプリケーションリソース — スケーラブルのワークシート

表 C–9 例: アプリケーションリソース — スケーラブルのワークシート

コンポーネント 

名前 

リソース名 

sh-galileo

論理ホストのリソースグループ名 

 

共有アドレスのリソースグループ名 

rg-shared

論理ホストのリソースタイプ名 

 

共有アドレスのリソースタイプ名 

 

依存関係 

 

拡張プロパティ 

名前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リソースグループ — フェイルオーバーのワークシート

表 C–10 リソースグループ — フェイルオーバーのワークシート

コンポーネント 

注記 

名前 

リソースグループ名 

この名前は、クラスタ内で一意のものでなければなりません。 

 

機能 

このリソースグループの機能について記述してください。 

 

フェイルバック機能があるか(1 つに丸を付けてください) 

主ノードが停止して復旧したあと、このリソースグループを主ノードに戻すかどうかを選択してください。 

戻す | 戻さない 

ノードリスト 

このリソースグループのホストになりえるクラスタノードを指定してください。このリストでは、最初のノードとして稼動系を指定し、続いて待機系を指定する必要があります。二次ノードの順序は、主ノードになる優先順位を示します。 

 

依存しているディスクデバイスグループ 

このリソースグループが依存しているディスクデバイスグループを指定してください。 

 

構成ディレクトリ 

管理作業のためにこのリソースグループ内のリソースがファイルを作成する必要がある場合、それらのリソースが使用するサブディレクトリを含めてください。 

 

例: リソースグループ — フェイルオーバーのワークシート

表 C–11 例: リソースグループ — フェイルオーバーのワークシート

コンポーネント 

注記 

名前 

リソースグループ名 

この名前は、クラスタ内で一意のものでなければなりません。 

rg-oracle

機能 

このリソースグループの機能について記述してください。 

Oracle リソースを含む 

フェイルバック機能があるか(1 つに丸を付けてください) 

主ノードが停止して復旧したあと、このリソースグループを主ノードに戻すかどうかを選択してください。 

戻さない 

ノードリスト 

このリソースグループのホストになりえるクラスタノードを指定してください。このリストでは、最初のノードとして稼動系を指定し、続いて待機系を指定する必要があります。二次ノードの順序は、主ノードになる優先順位を示します。 

1) phys-schost-1

2) phys-schost-2

依存しているディスクデバイスグループ 

このリソースグループが依存しているディスクデバイスグループを指定してください。 

schost1-dg

構成ディレクトリ 

管理作業のためにこのリソースグループ内のリソースがファイルを作成する必要がある場合、それらのリソースが使用するサブディレクトリを含めてください。 

 

リソースグループ — スケーラブルのワークシート

表 C–12 リソースグループ — スケーラブルのワークシート

コンポーネント 

注記 

名前 

リソースグループ名 

この名前は、クラスタ内で一意のものでなければなりません。 

 

機能 

 

 

稼動系の最大数 

 

 

主ノードの適切な数 

 

 

フェイルバック機能があるか(1 つに丸を付けてください) 

稼動系が停止したあと、このリソースグループを稼動系に戻すかどうかを選択してください。 

戻す | 戻さない 

ノードリスト 

このリソースグループのホストになりえるクラスタノードを指定してください。このリストでは、最初のノードとして稼動系を指定し、続いて待機系を指定する必要があります。二次ノードの順序は、主ノードになる優先順位を示します。 

 

依存関係 

このリソースが依存するリソースグループをすべて挙げてください。 

 

例: リソースグループ — スケーラブルのワークシート

表 C–13 例: リソースグループ — スケーラブルのワークシート

コンポーネント 

注記 

名前 

リソースグループ名 

この名前は、クラスタ内で一意のものでなければなりません。 

rg-http

機能 

 

Web サーバーリソースを含む 

稼動系の最大数 

 

2

主ノードの適切な数 

 

2

フェイルバック機能があるか(1 つに丸を付けてください) 

稼動系が停止したあと、このリソースグループを稼動系に戻すかどうかを選択してください。 

No

ノードリスト 

このリソースグループのホストになりえるクラスタノードを指定してください。このリストでは、最初のノードとして稼動系を指定し、続いて待機系を指定する必要があります。二次ノードの順序は、主ノードになる優先順位を示します。 

1) phys-schost-1

2) phys-schost-2

依存関係 

このリソースが依存するリソースグループをすべて挙げてください。 

rg-shared