Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)

アップグレードされたリソースタイプをインストールして登録する

この作業は、scsetup の「リソースグループ」オプションを使用しても行えます。 scsetup の詳細は、scsetup(1M) のマニュアルページを参照してください。

  1. すべてのクラスタノードに、リソースタイプアップグレードパッケージをインストールします。


    注 –

    リソースタイプパッケージがどのノードにもインストールされていない場合は、 作業が別途必要です (手順 3)。


    リソースタイプのアップグレードパッケージをインストールする際にノードを非クラスタモードで起動する必要があるかどうかは、アップグレードドキュメントに示されています。ダウンタイムを避けるには、パッケージをインストールするノードを非クラスタモード、残りのノードをクラスタモードに設定した状態で、一度に 1 台のノードに限定してローリングアップグレード方式で新しいパッケージを追加します。

  2. この新しいリソースタイプバージョンを登録します。


    scrgadm -a -t resource_type -f path_to_new_RTR_file
    

    新しいリソースタイプの名前は次の形式をとります。


    vendor_id.rtname:version

    登録した新しいリソースタイプを表示するには、scrgadm -p または scrgadm -pv (詳細表示) を使用してください。

  3. 新しいリソースタイプをインストールしないノードがある場合は、実際にリソースタイプをインストールしたノードを Installed_nodes プロパティに設定します。


    # scrgadm -c -t resource_type -h installed_node_list
    

新バージョンのリソースタイプは、次の点で旧バージョンと異なっている可能性があります。