Sun Cluster Data Service for Oracle ガイド (Solaris OS 版)

SUNW.oracle_server 拡張プロパティ

Alert_log_file (文字列)

Oracle 警告ログファイル

初期値: なし

範囲: 最小 = 1

調整: 任意の時点

Auto_End_Bkp (ブール)

Oracle リレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) のホットバックアップが中断した場合に、次の回復処理を実行するかどうかを指定します。

  • ホットバックアップモードのままのファイルが原因で、データベースが開かない状況を認識する。この確認処理は Sun Cluster HA for Oracle の起動時に行われる。

  • ホットバックアップモードのままになっているファイルをすべて識別して解放する。

  • データベースを使用できるように開く。

このプロパティに指定できる値は、次のとおりです。

  • False – 回復処理を実行しないことを指定します。これが初期値です。

  • True – 回復処理を実行することを指定します。

初期値: False

範囲: なし

調整: 任意の時点

Connect_cycle (整数)

データベースを切断するまでにサーバー障害モニターが実行する検証の回数

初期値: 5

範囲: 0 – 99,999

調整: 任意の時点

Connect_string (文字列)

サーバー障害モニターがデータベースに接続するのに使用する Oracle ユーザーとパスワード

初期値: なし

範囲: 最小 = 1

調整: 任意の時点

Custom_action_file (文字列)

Sun Cluster HA for Oracle サーバー障害モニターのカスタム動作を定義したファイルの絶対パス

初期値: ““

範囲: なし

調整: 任意の時点

導入されたリリース: 3.1 10/03

Debug_level (整数)

記録する Sun Cluster HA for Oracle デバッグメッセージのレベル

初期値: 1

範囲: 1– 100

調整: 任意の時点

ORACLE_HOME (文字列)

Oracle ホームディレクトリへのパス

初期値: なし

範囲: 最小 = 1

調整: 無効時

ORACLE_SID (文字列)

Oracle システム識別子

初期値: なし

範囲: 最小 = 1

調整: 無効時

Parameter_file (文字列)

Oracle パラメータファイル。指定しない場合は、Oracle プロパティのデフォルトが使用されます。

初期値: ““

範囲: 最小 = 0

調整: 任意の時点

Probe_timeout (整数)

Oracle サーバーインスタンスの検証にサーバー障害モニターが使用するタイムアウト時間 (秒)

初期値: 60

範囲: 0 – 99,999

調整: 任意の時点

Restart_type (文字列)

障害に対する応答再開時に、サーバー障害モニターが再起動するエンティティを指定します。このプロパティに指定できる値は、次のとおりです。

  • RESOURCE_GROUP_RESTART – このリソースが含まれているリソースグループ内のすべてのリソースを再起動する

  • RESOURCE_RESTART – このリソースだけを再起動する

初期値: RESOURCE_GROUP_RESTART

範囲: なし

調整: 任意の時点

User_env (文字列)

環境変数が含まれているファイル。サーバーの起動と停止の前に設定される。Oracle の初期値と値が異なる環境変数は、このファイルに定義する必要があります。

たとえば、ユーザーの listener.ora ファイルが、 /var/opt/oracle ディレクトリまたは $ORACLE_HOME/network/adminディレクトリにないことがあります。その場合は、TNS_ADMIN 環境変数を定義する必要があります。

各環境変数の定義は、VARIABLE_NAME = VARIABLE_VALUE という書式で行う必要があります。これらの環境変数は、それぞれ環境ファイル内で 1 行に 1 つずつ指定する必要があります。

初期値: NULL

範囲: なし

調整: 任意の時点

Wait_for_online (ブール)

データベースがオンラインになるまで START メソッドで待機します。

初期値: True

範囲: なし

調整: 任意の時点