開始する前に、グリッド内にあるすべてのホストにホスト名があることを確認します。グリッド内にあるホストの種類ごとに、ホスト名のリストを個別に作成します。
実行ホスト
管理ホスト
発行ホスト
Sun Grid Engine をインストールするクラスタノードのスーパーユーザーになります。
SDRMcomm パッケージと SDRMsp64 パッケージを pkgadd でインストールします。
各パッケージをインストールするときには、Sun Grid Engine ファイルシステムのルート用のディレクトがたずねられます。
Where should Sun Grid Engine 5.3 be installed [default /gridware/sge] |
「ノードとディスクの準備」で作成したSun Grid Engine ファイルシステムのルート用のディレクトリを指定します。
プロンプトが表示されたら、次の情報を指定します。
「ノードとディスクの準備」で作成したアカウントの Sun Grid Engine 管理ユーザーの名前。デフォルトは sgeadmin です。
Sun Grid Engine 管理ユーザーのユーザーグループの名前。デフォルトは adm です。
SGE_ROOT
環境変数に、「ノードとディスクの準備」で作成した Sun Grid Engine ファイルシステムのルート用のディレクトリを設定します。
# SGE_ROOT=sge-root-dir # export SGE_ROOT |
Sun Grid Engine ファイルシステムのルート用のディレクトリに移動します。
# cd sge-root-dir |
Sun Grid Engine マスターホストをインストールするスクリプトを起動します。
# ./install_qmaster |
画面のプロンプトに従って、次の情報を指定または確認します。
SGE_ROOT
環境変数の値
TCP ポート番号
Sun Grid Engine 管理ユーザーの名前
SDRMcomm パッケージと SDRMsp64 パッケージをインストールした方法
ドメイン名サービス (DNS) ドメインの詳細
プロンプトが表示されたら、使用する Sun Grid Engine のグループ ID の範囲を指定します。
十分なグループ ID を確実に割り当てることができるように、約 100 個のグループ ID を指定します (たとえば、20000 から 20100)。
ブート時に Sun Grid Engine を起動するスクリプトをインストールするかどうかをたずねられます。
We can install the startup script that Grid Engine is started at machine boot (y/n) [y] >> |
ブート時に Sun Grid Engine を起動するスクリプトをインストールするかどうかをたずねられたら、no で回答します。
Sun Cluster HA for Sun Grid Engine が障害監視と自動障害回復を確実に提供できるようにするには、Sun Grid Engine を Sun Cluster だけから起動する必要があります。
プロンプトが表示されたら、実行ホストのリストを指定します。