Sun Cluster Data Service for WebLogic Server ガイド (Solaris OS 版)

BEA WebLogic Server アプリケーションのインストールと構成

この節では、BEA WebLogic Server アプリケーションのインストールと構成に必要な手順について説明します。

BEA WebLogic Server をインストールする


注 –

この手順は、「シンプルな構成」で説明している構成に基づいています。別の構成を計画している場合は、BEA WebLogic Server を適宜構成する必要があります。


  1. BEA WebLogic Server のマニュアルに従って、広域ファイルシステムまたはフェイルオーバーファイルシステムに BEA WebLogic Server をインストールします。

  2. 『BEA WebLogic Server Administration Guide』に従って WebLogic ドメインを構成します。


    注 –

    BEA WebLogic Server の構成時には、論理ホスト名または IP アドレスを入力してください。


  3. ドメインに必要な構成がすべて完了したところで、Administration Server をシャットダウンします。

  4. Administration Server の START スクリプトと Managed Server の START スクリプトを編集し、WLS_USERWLS_PW を設定します。

    START スクリプトは、引数を指定することなく実行できなければなりません。


    注 –

    WLS_USERWLS_PW は、このエージェントが BEA WebLogic Server をスムーズにシャットダウンするために必要なものです。この設定ではセキュリティー上で懸念がある場合は、これらのプロパティを boot.properties ファイルに設定できます。しかし、この方法ではスムーズなシャットダウンは行えず、エージェントは BEA WebLogic Server を強制的にシャットダウンします。


  5. Managed Server の START スクリプトに、ADMIN_URL 変数と SERVER_NAME 変数を設定します。

    このスクリプトは、引数を指定することなく実行できなければなりません。

  6. setWLSEnv.sh スクリプトまたは startWLS.sh スクリプトに、必要な環境変数を設定します。

    環境変数には、CLASSPATHLD_LIBRARY_PATH などを追加できます。これらのスクリプトには、必要となるあらゆる環境変数 (CLASSPATHLD_LIBRARY_PATH など) が含まれます。

  7. config.xml ファイルが START スクリプトと同じディレクトリに存在するかを確認します。

データベースをインストールする

BEA WebLogic Server でデータベースを使用する場合は、そのインストールマニュアルを参照してデータベースをインストールしてください。使用するデータベースに Sun Cluster 用の HA エージェントが含まれる場合は、該当するバージョンをインストールしてください。

Web サーバーをインストールする

BEA WebLogic Server で Web サーバーを使用する場合は、そのインストールマニュアルを参照してその Web サーバーをインストールしてください。使用する Web サーバーに Sun Cluster 用の HA エージェントが含まれる場合は、該当するバージョンをインストールしてください。