N1 Grid Service Provisioning System 5.0 インストールガイド

SSL でのパスワードの使用

トラストキーストアの処理にパスワードを指定した場合、このパスワードはキーストアの整合性の検査にだけ使用されます。このパスワードはトラストキーストアのコンテンツに対するアクセスは防止しませんが、トラストキーストアの更新は防止します。ユーザーは、パスワードを指定しなければキーストアの内容を変更することはできません。

プライベートキーストアの処理にパスワードを指定した場合、このパスワードは、キーストアの整合性の検査、キーストアの内容の更新の禁止、非公開鍵のアクセスの暗号化と保護に使用されます。

crkeys スクリプトは、両方のキーストアに同一のパスワードが指定されているかどうかの確認に使用されます。証明書をインポートして初めてトラストストアを作成するときに、プライベートストア内にパスワードが存在すると、これと同じパスワードが crkeys スクリプトによってトラストストアに設定されます。 同様に、初めてプライベートストアを作成するときに、トラストストア内にパスワードが存在すると、これと同じパスワードが crkeys スクリプトによってプライベートストアに設定されます。