N1 Grid Service Provisioning System 5.0 XML スキーマリファレンスガイド

<folder> 要素

<folder> 要素は <memberList> 要素の子で、プラグインにより参照されるフォルダの宣言に使用されます。

プラグインは、フルパス名の形式で、作成されるフォルダを指定できます。たとえば /a/b/c という例の場合、a および b は内部フォルダで c はリーフフォルダです。当該プラグインはこのリーフフォルダを所有します。admin グループはフォルダ所有者グループとしてリストされ、当該フォルダはプラグインによって所有されていると特定されます。プラグインは、自らが所有するフォルダにのみコンポーネントとプランを作成できます。プラグインが所有するフォルダには、ユーザーはコンポーネント、プランまたはサブフォルダを作成できません。

プラグインの読み込み時に内部フォルダが存在しない場合、内部フォルダが暗黙に作成されます。プラグインは内部フォルダを所有できません。プラグインが作成した内部フォルダの所有者グループは admin グループですが、そのフォルダはプラグインに属しているとは特定されません。内部フォルダが暗黙にプラグインによって所有されるよう、プラグインの作成者が意図した場合、そのようなフォルダを個別に作成する必要があります。上記の例では、まずフォルダ /a が作成され、次にフォルダ /a/b が作成され、さらにフォルダ /a/b/c が作成されます。

所有されている内部フォルダの下位には、所有されていない内部フォルダを作成することはできません。この要件により、プラグインの作成者は、フォルダ階層において所有されているフォルダの間にあるフォルダにコンポーネントやプランを作成できなくなるため、削除のセマンティクスが複雑になります。

ある内部フォルダが存在し、プラグインの読み込み時点では所有されていない場合、その内部フォルダは直接使用されます。内部フォルダが存在し、あるプラグインによって所有されている場合、その内部フォルダは現在のプラグインによって所有されているか、 現在のプラグインが直接依存しているプラグインによって所有されている必要があります。この要件により、複数の協調的なプラグインを、プラグインベンダーによって個別に分配することができます。Java パッケージスタイルの命名規則に従うことで、フォルダを作成する際に、ベンダーはフォルダネームスペースの衝突を回避できます。

<folder> 要素の属性

<folder> 要素には次の 2 つの属性があります。