N1 Grid Service Provisioning System 5.0 XML スキーマリファレンスガイド

ブール型演算子

この節では、ブール型演算子として機能し、<if> ステップの条件内で使用される要素を紹介します。ブール型演算子は、true または false にのみ評価可能です。

<istrue> ブール型演算子

特定の値が true かどうかを判断するために使用するブール型演算子です。<istrue>value という属性を 1 つ含み、子要素は持ちません。<istrue> は、valuetrue と等しいときだけ、true となります。比較では大文字と小文字が区別されます。

<istrue> ブール型演算子の属性

<istrue> 演算子には 1 つの必須属性 value があり、これは true と比較する値です。この属性は、単純置換変数を参照できます。


例 2–7 <istrue> ブール型演算子の使用方法

次の例に、<istrue> の使用方法と結果を示します。


<equals> ブール型演算子

特定の値が別の値と等しいかどうかを判断するために使用されるブール型演算子です。この演算子には value1value2、および exact 属性があります。この演算子には子要素はなく、value1 属性と value2 属性が等しい ときだけ、true となります。exact が true の場合、値は大文字小文字を含めて等しくなければなりません。exact が false であれば、比較では大文字と小文字は区別されません。

<istrue value="..."/> は次の文の構文上の短縮形です。


<equals value1="..." value2="true"/>

<equals> ブール型演算子の属性

<equals> 演算子には次の属性があります。


例 2–8 <equals> ブール型演算子の使用方法

次の例に、<equals> の使用方法と結果を示します。


<matches> ブール型演算子

特定の値がパターンに一致するかどうかを判断するために使用されるブール型演算子です。この演算子には valuepattern、および exact 属性があります。この演算子には子要素がなく、value の値が pattern に含まれる glob スタイルのパターンに一致する場合だけ、true となります。exact が true である場合、値は大文字小文字を含めて一致しなければなりません。そのほかの場合は大文字と小文字は区別されません。

<matches> ブール型演算子の属性

<matches> 演算子には次の属性があります。


例 2–9 <matches> ブール型演算子の使用方法

次の例に、<matches> の使用方法と結果を示します。


<not> ブール型演算子

別のブール型演算子の結果を否定するブール型演算子です。この演算子は属性を含まず、ほかのブール型演算子の子要素である子要素を 1 つだけ含みます。この演算子は、含んでいる演算子が true でない場合だけ、true になります。


例 2–10 <not> ブール型演算子の使用方法

次の例に、<not> の使用方法と結果を示します。


<and> ブール型演算子

ほかのブール型演算子の結果の AND 論理演算を行うブール型演算子です。この演算子は属性を含まず、またほかのブール型演算子である子要素をいくつでも含むことができます。<and> 演算子は、すべての子要素が true の場合だけ、true になります。


例 2–11 <and> ブール型演算子の使用方法

次の例に、<and> の使用方法と結果を示します。


<or> ブール型演算子

ほかのブール型演算子の結果の OR 論理演算を行うブール型演算子です。この演算子は属性を含まず、またほかのブール型演算子である子要素をいくつでも含むことができます。<or> 演算子は、true である子要素を 1 つ以上含む場合だけ、true になります。


例 2–12 <or> ブール型演算子の使用方法

次の例に、<or> の使用方法と結果を示します。