N1 Grid Service Provisioning System 5.0 XML スキーマリファレンスガイド

変数とパラメータの受け渡し

プランとコンポーネントはどちらも、ステップで使用する変数を宣言できます。

コンポーネント変数は、コンポーネントのインストール時に評価、設定されます。したがって、コンポーネント制御ブロック内の手順が、コンポーネントスコープ変数を参照している場合、使用される値はコンポーネントのインストール時の変数の値と同じです。

ただしプラン変数は、プランの実行ごとに評価、設定されます。したがって、プラン内のステップがプラン変数を参照している場合、使用される値はプラン実行時に定義された値となり、実行ごとに異なる可能性があります。

プランは、パラメータと変数の両方を宣言できます。 変数の値は、ほかの変数と定数の値をもとに宣言時に定義されます。パラメータは、呼び出し元が値を定義する特殊な変数です。上位プランの場合、呼び出し元はプランの実行を開始したユーザーです。プランによって宣言される各パラメータに対して、プランを実行する前に、ユーザーはそのパラメータの値を指定します。プランが <execSubplan> 呼び出しの結果として呼び出された場合、その呼び出しを含むプランは、呼び出されたプランによって宣言される各パラメータの値を明示的に渡す必要があります。

<install><uninstall><snapshot> 、および <control> ブロックは、パラメータとローカル変数を宣言できます。プランの場合と同様に、ローカル変数の値はローカルで定義され、パラメータの値はブロックの呼び出し元が渡した値をもとに定義されます。どちらもプランの実行ごとに異なることがあります。

変数またはパラメータの値を再割り当てすることはできません。