この章では、次の項目について説明します。
Solaris プラグインは、N1 Grid Service Provisioning System ソフトウェアのプラグインとしてパッケージされています。プラグインは、JavaTM アーカイブ (JAR) ファイルにパッケージされています。Solaris プラグインのプラグインファイルは、N1 Grid Service Provisioning System 5.0 Supplement CD または Sun ダウンロードセンターから入手できます。
Solaris プラグインは、2 つの異なる JAR ファイルからインポートして入手できます。状況に応じて、適切なファイルを選択してください。
Solaris プラグインを初めてインポートする場合は、com.sun.solaris_2.0.jar ファイルを取得します。
Solaris プラグインの旧バージョンをインポート済みの場合は、com.sun.solaris_1.0_2.0.jar ファイルを取得します。
指定のプラグインを N1 Grid Service Provisioning System に通知するには、マスターサーバーにプラグインをインポートする必要があります。旧バージョンの Solaris プラグインがすでにインストールされている場合は、新しいプラグインにアップグレードする必要があります。
プラグインをインポートまたはアップグレードするには、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 システム管理者ガイド』の第 5 章「プラグインの管理」で詳しく説明する手順に従います。
ブラウザインタフェースのメインウィンドウの「Administrative」セクションで、「Plug-ins」をクリックします。
「Plug-ins」ページの「Action」列で、「Import」をクリックします。
JAR ファイルをダウンロードした場所に移動します。
Solaris プラグインを初めてインポートする場合は、com.sun.solaris_2.0.jar ファイルを選択します。
Solaris プラグインの旧バージョンをインポート済みの場合は、com.sun.solaris_1.0_2.0.jar ファイルを選択します。
「Continue to Import」ボタンをクリックします。
インポートが完了するとプラグインの詳細ページが表示され、プラグインが提供するオブジェクトに関する情報が示されます。
コマンド行を使用し、プラグインのアーカイブファイルをインポートすることも可能です。
CLI からプラグインファイルをインポートするには、次のように入力します。
% cr_cli -cmd plg.p.add -path plugin-filename -u username -p password |
Solaris プラグインを初めてインポートする場合は、plugin-filename は com.sun.solaris_2.0.jar になります。
Solaris プラグインの旧バージョンをインポート済みの場合は、plugin-filename は com.sun.solaris_1.0_2.0.jar になります。
マスターサーバーから Solaris ゾーンを配備する前に、マスターサーバーの config.properties ファイルを修正する必要があります。
マスターサーバーでテキストエディタを使用し、 config.properties ファイルを開きます。
マスターサーバーの構成ファイルは、デフォルトでは次のディレクトリに格納されています。 /opt/SUNWn1sps/N1_Grid_Service_Provisioning_System_5.0/server/config
config.properties ファイルに次の行を追加します。
config.allowSessionIDOnHosts=masterserver pe.defaultPlanTimeout=6000
config.allowSessionIDOnHosts 変数により、プラグインは N1 Grid Service Provisioning System Remote Agent とコマンド行インタフェース (CLI) を通じてマスターサーバーと通信できます。
デフォルトでは、プランのタイムアウト値は 1800 秒、または 30 分に設定されています。古いハードウェア上でプランを実行している場合などは、プランが完了するまでに 30 分以上必要になることもあります。プランのタイムアウト値を増やすには、 config.properties ファイルに pe.defaultPlanTimeout 行を追加します。この例では、値は 100 分に設定されています。
config.properties ファイルの修正が完了すると、マスターサーバーを再起動する必要があります。