N1 Grid Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (Solaris Plug-In 2.0)

コンポーネントプロシージャー

作成プロシージャー

Container コンポーネントの作成により、対応する Solaris 10 ゾーンが作成されます。このプロシージャーのホストターゲットは、プロビジョニングシステム Remote Agent を実行する Solaris 10 ホストです。ターゲットホストタイプは、com.sun.solaris#global_zone に設定する必要があります。作成プロシージャーでは、Solaris 10 の zonecfg および zoneadm コマンドを使用し、Solaris 10 グローバルゾーンからローカル Solaris 10 ゾーンの構成とインストールを行います。インストールが完了すると、このプロシージャーは新しく作成されたローカルゾーンに Remote Agent をインストールします。タイプが com.sun.solaris#local_zone の新規ホストがホストページに表示されます。

接続プロシージャー

このプロシージャーは作成プロシージャーに似ていますが、ゾーンは作成しません。その代わりに、このプロシージャーは既存のローカルゾーンをホストに接続します。このプロシージャーは プロビジョニングシステム データベースにコンテナコンポーネントを作成し、既存のローカルゾーンにリモートエージェントをインストールします。接続プロシージャーは、N1 Grid Service Provisioning System 以外のツールによってゾーンが作成された場合に便利です。たとえば、ゾーンが Solaris API を通じて直接作成された場合や、ほかのソフトウェア管理アプリケーションによって作成された場合に、接続プロシージャーを使用します。

切り離しプロシージャー

切り離しプロシージャーは、削除プロシージャーに似ています。このプロシージャーは、プロビジョニングシステム データベースからコンテナコンポーネントを削除し、Remote Agent をアンインストールします。ただし、グローバルゾーンのホストからローカルゾーンは削除しません。ローカルゾーンが起動されている場合は、起動された状態が保持されます。ローカルゾーンが停止している場合は、停止した状態が保持されます。

起動プロシージャー

このプロシージャーは、ローカルゾーンを起動します。ターゲットの Solaris 10 ホストで、インストール済みの Container コンポーネントのリストからゾーンを選択します。このプロシージャーでは、zoneadm -z zonename boot コマンドを使用します。また、準備されていないホストに対しては、プロビジョニングシステム のホスト準備機能を起動します。

停止プロシージャー

このプロシージャーは、ローカルゾーンを停止します。ターゲットの Solaris 10 ホストで、インストール済みの Container コンポーネントのリストからゾーンを選択します。このプロシージャーでは、zoneadm -z zonename halt コマンドを使用します。

削除プロシージャー

削除プロシージャーでは Solaris 10 の zonecfg および zoneadm コマンドを使用し、グローバルゾーンのホストから指定の Solaris 10 ローカルゾーンを削除します。また、対応するコンテナコンポーネントを プロビジョニングシステム データベースから削除します。