Java Desktop System Release 3 システム管理

メニューの編集

以下の Java Desktop System コンポーネントを使用してメニューを編集できます。

ファイルマネージャを使用してすべてのユーザーにメニューまたはメニュー項目を追加する場合は、メニューまたはメニュー項目を URI ロケーションに追加します。項目を追加できるメニューと、そのメニューに対応する URI ロケーションは表 2–1 に示しています。

パネルを使用して、すべてのユーザーのメニューをカスタマイズする場合は、メニュー項目ポップアップメニューを使用します。詳細は、『Java Desktop System Release 3 ユーザーズガイド』を参照してください。

メニューのカスタマイズに、メニュー構成ファイルおよびメニューデータファイルを使用することもできます。

メニューの追加

次の方法を使用して、メニューをすべてのユーザーに追加できます。

ファイルマネージャによるメニューの追加

すべてのユーザーにメニューを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ファイルマネージャウィンドウで、メニューを追加する場所にアクセスします。たとえば、「アプリケーション」メニューにメニューを追加する場合は、「場所」フィールドに applications-all-users:/// と入力して、リターンキーを押します。

  2. 「ファイル」-> 「新規フォルダ」を選択します。未タイトルのフォルダが表示区画に追加されます。フォルダの名前が選択されています。


    注 –

    Solaris プラットフォームでは、フォルダの名前を入力する前に、ファイルマネージャウィンドウの表示を更新する必要があります。


  3. フォルダの名前を入力して、Return キーを押します。手順 1 でアクセスした場所用の vfolder 情報ファイルは、新しいメニューの詳細を反映して自動的に更新されます。フォルダの名前は、メニューの名前として表示されます。

次回ユーザーがログインすると、指定した場所にメニューが表示されます。

メニューファイルによるメニューの追加

すべてのユーザーにメニューを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 追加する項目用にディレクトリエントリファイルを作成します。ディレクトリエントリファイルは、 /usr/share/gnome/vfolders ディレクトリに作成します。ディレクトリエントリファイルについては、「ディレクトリエントリファイル」を参照してください。

  2. メニューを追加する場所用の vfolder 情報ファイルの場所を確認します。「アプリケーション」メニューにメニューを追加する場合は、ファイル /etc/gnome-vfs-2.0/vfolders/applications-all-users.vfolder-info の場所を確認します。

  3. vfolder 情報ファイルに、新しいメニュー用の <Folder> 要素を追加します。vfolder 情報ファイルについては、「vfolder とメニュー」を参照してください。

次回ユーザーがログインすると、指定した場所にメニューが表示されます。

メニューへの項目の追加

すべてのユーザーのメニューに項目を追加するには、次の手順を実行します。

  1. 追加する項目用にデスクトップエントリファイルを作成します。デスクトップエントリファイルについては、「デスクトップエントリファイル」を参照してください。

  2. ファイルマネージャウィンドウを開きます。「ファイル」-> 「新規ウィンドウ」を選択して、別のファイルマネージャウィンドウを開きます。

  3. 1 つのウィンドウで、メニュー項目を追加する場所にアクセスします。たとえば、「設定」メニューにメニュー項目を追加する場合は、「場所」フィールドに preferences-all-users:/// と入力し、リターンキーを押します。

  4. 別のウィンドウで、そのメニュー項目用に作成したデスクトップエントリファイルを選択します。メニュー項目を追加する場所にデスクトップエントリファイルをドラッグします。

    あるいは、デスクトップエントリファイルをコピーして、メニュー項目を追加する場所にそのファイルを貼り付けます。

次回ユーザーがログインすると、指定した場所にメニュー項目が表示されます。

メニューの設定を編集する

すべてのユーザーのメニューの設定を編集するには、次の手順を実行します。

  1. パネルから編集するメニューを開きます。メニュー上の任意の項目を右クリックします。

  2. 「メニュー全体」->「設定」を選択します。「ランチャーの設定」ダイアログが表示されます。

  3. 「ランチャーの設定」ダイアログでメニューの設定を変更します。「ランチャーの設定」ダイアログの要素については、『Java Desktop System Release 3 ユーザーズガイド』を参照してください。

  4. 「了解」をクリックします。

メニュー項目を編集する

メニュー項目を編集するには、次の手順を実行します。

  1. パネルから、編集する項目を含むメニューを開きます。編集する項目を右クリックします。

  2. 「設定」を選択します。「ランチャーの設定」ダイアログが表示されます。

  3. 「ランチャーの設定」ダイアログでメニュー項目の設定を変更します。「ランチャーの設定」ダイアログの要素については、『Java Desktop System Release 3 ユーザーズガイド』を参照してください。

  4. 「了解」をクリックします。

メニューから項目を削除する

次の手順を実行します。

  1. パネルから、削除する項目を含むメニューを開きます。

  2. 削除する項目を右クリックし、「ランチャーをメニューから削除」を選択します。

次回ユーザーがログインすると、そのメニュー項目はメニューに表示されません。