Java Desktop System Release 3 システム管理

はじめに

Java Desktop System Release 3 システム管理』では、以下のリリースを実行するシステムの管理方法を説明します。

このマニュアルに記載される情報の大部分は、Java Desktop System のすべてのリリースで共通です。汎用的でない情報については、プラットフォームを明示しています。

対象読者

このマニュアルは、Java Desktop System Release 3 を実行する 1 つまたは複数のシステムの管理者を対象にしています。Java Desktop System Release 3 の使用方法については、『Java Desktop System Release 3 ユーザーズガイド』を参照してください。

このマニュアルをお読みになる前に

このマニュアルを読む前に、次のトピックについて知っておく必要があります。

内容の紹介

このマニュアルは、次のように構成されています。

関連マニュアル

次に、このマニュアルに関連するマニュアルを示します。

サポートされる Solaris システム

Solaris オペレーティングシステム (Solaris OS) は、さまざまなアーキテクチャ、プロセッサファミリ、システムをサポートしています。表 P–1は、Solaris OS でサポートされ、この製品リリースに対応するシステムについての情報の参照先を示しています。

表 P–1 サポートされる Solaris システム

アーキテクチャ 

プロセッサファミリ 

Solaris システム 

SPARC 

  • SPARC64

  • UltraSPARC

次のサイトで、Solaris の最新の Hardware Platform Guide を参照してください。 

http://docs.sun.com

x86 

  • AMD64

  • Pentium

  • Xeon EM64T

次の場所にアクセスして、最新の Solaris x86 プラットフォームハードウェアの互換性リストを参照してください。 

http://www.sun.com/bigadmin/hcl

Sun のオンラインマニュアル

docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は、http://docs.sun.com です。

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P–2 表記上の規則

字体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

system%

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 

system% su

password:

AaBbCc123

変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 

ファイルを削除するには、rm filename と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 

「 」 

参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 

第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 

sun% grep `^#define \
  XV_VERSION_STRING'

コード例は次のように表示されます。

[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。

| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。

キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。

ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-DControl キーを押したまま D キーを押すことを意味します。

一般規則

マウス使用規則

次の表に、Java Desktop System 用マニュアルでのマウス使用規則をまとめます。

アクション 

定義 

クリック 

マウスを動かさずに、左マウスボタンを押して放す 

クリック&ホールド 

左マウスボタンを押したまま放さない 

左クリック 

クリックと同じ。左クリックは、右クリックと混乱する恐れがある場合に、操作を明確にするために使用する

中央クリック 

マウスを動かさずに、中央マウスボタンを押して放す 

右クリック 

マウスを動かさずに、右マウスボタンを押して放す 

ダブルクリック 

マウスを動かさずに、すばやく 2 回押して放す 

ドラッグ 

マウスボタンをクリック&ホールドして、オブジェクトを移動する。たとえば、ウィンドウまたはアイコンをドラッグできる。デスクトップ上では、左マウスボタンおよび中央マウスボタンを使用してドラッグを実行できる 

ドラッグ&ドロップ 

マウスボタンをクリック&ホールドして、オブジェクトを移動する。たとえば、ウィンドウまたはアイコンをドラッグ&ドロップできる。オブジェクトを配置する場所でマウスボタンを放す 

グラブ 

移動する項目をポイントし、マウスボタンをクリック&ホールドする。たとえば、ウィンドウのタイトルバーをグラブし、そのウィンドウを別の場所にドラッグできる