Java Desktop System Release 3 システム管理

スクリーンセーバーディスプレイの変更

スクリーンセーバーアプリケーションでは、1 つ以上のスクリーンセーバーディスプレイを選択できます。スクリーンセーバーディスプレイは、画面が使用されていないときに、画面上にイメージを表示するアプリケーションです。スクリーンセーバーディスプレイは、XScreenSaver ファイルと $HOME/.xscreensaver ファイルに記述されています。

Solaris システム上でスクリーンセーバーディスプレイを追加する

新しいスクリーンセーバーディスプレイを追加するには、次の手順を実行します。

  1. そのディスプレイ用の実行ファイルを /usr/openwin/lib/xscreensaver/hacks ディレクトリにコピーします。

  2. スクリーンセーバーディスプレイのコマンドを XScreenSaver ファイルまたは $HOME/.xscreensaver ファイルに追加します。ウィンドウ内ではなく、全画面上でスクリーンセーバーディスプレイを実行するのに必要となる引数を含めます。たとえば、スクリーンセーバーディスプレイを全画面に表示するために、-root オプションを含める場合があります。

Solaris システム上でスクリーンセーバーディスプレイを削除する

Sun RayTM クライアント上のすべてのユーザーのスクリーンセーバーディスプレイを無効にするには、/usr/openwin/lib/xscreensaver/hacks ディレクトリ名を hacks 以外の名前に変更します。

GNOME デスクトップでは、OpenGL スクリーンセーバーが提供されています。OpenGL ライブラリをインストールしているユーザーは少ないため、デフォルトでは、すべての OpenGL スクリーンセーバーディスプレイが無効に設定されています。OpenGL ライブラリをインストールしているユーザーは、「XScreenSaver」ダイアログを使用して、OpenGL スクリーンセーバーディスプレイを有効に設定できます。

いくつかのスクリーンセーバーは、スクリーンの内容を表示します。セキュリティを損なわないようにするために、画面の内容を表示するスクリーンセーバーディスプレイは、Java Desktop System には含まれません。


注 –

XScreenSaver アプリケーションの PAM (Pluggable Authentication Modules) サービス名は、dtsession です。この名前は、以前のアプリケーションとの互換性のために使用されています。