Sun Ultra 27 ワークステーションご使用にあたって

ハードウェアと BIOS の注意事項

次のハードウェアの注意事項は、ワークステーションにインストールされているオペレーティングシステム (Operating System、OS) に関係なく、Sun Ultra 27 ワークステーションに適用されます。

SunVTS には 2 Gバイトのシステムメモリーが必要

ワークステーションには、出荷時に 1 Gバイトのシステムメモリーが内蔵されています。SunVTS を適切に機能させるには、2 Gバイトのシステムメモリーと 1 G バイトのスワップファイルが必要です。

x16 スロットに LSI SAS1064E 4 ポートコントローラカードが装着されているとワークステーションが起動しない

PCIe 0 スロットまたは PCIe 2 スロットに LSI SAS1064E コントローラカードが装着されていると、ワークステーションが POST コード 94 で停止し、起動しないことがあります。PCIe 0 と PCIe 2 は x16 スロットです。x16 スロットにカードが装着されていると、カード内部の機能が初期化の妨げとなります。

回避方法

カードを PCIe 0 スロットまたは PCIe 2 スロットに装着しないでください。

破棄された BIOS: システムが POST を実行しない

BIOS の更新が中断されたか失敗すると、BIOS が破棄し、システムが POST に失敗して起動しなくなることがあります。これを解決するには、BIOS リカバリプロシージャを実行する必要があります。このプロシージャについては、『Sun Ultra 27 Workstation Service Manual』に追加される予定です。

ProcedureBIOS リカバリプロシージャを実行する

  1. /BIOS/BIOSxxx.ROM ファイルを Tools and Drivers DVD から USB フラッシュドライブのルートディレクトリにコピーします。

  2. フラッシュドライブで、ファイル名を BIOSxxx.ROM から AMIBOOT.ROM へ変更します。

  3. USB フラッシュドライブを、ワークステーションの使用可能な USB ポートに挿入します。

  4. ワークステーションの電源を投入し、Ctrl + Home キーを押しながら、USB フラッシュドライブのアクセスライトを監視します。

  5. フラッシュドライブのアクセスライトが点滅し始めたら、キーを放します。

  6. 画面上の指示に従い、システム BIOS を回復します。

ヘッドホンの音量が大きすぎる


注意 – 注意 –

難聴を引き起こすことがあります。イコライザ機能つきのヘッドホンやイヤフォンの音量が最大値または最大値近くに設定されていると、過剰な音圧レベルとなり、難聴を引き起こすことがあります。


イヤフォンやヘッドホンの過剰な音圧は、難聴を引き起こすことがあります。イコライザを最大値に調整すると、イヤフォンやヘッドホンの音圧出力電圧が増え、音圧レベルが高くなります。

オンボード SATA ドライブの RAID が有効な場合に、ROM 初期化エラーが発生する

U320 SCSI カードが装着されたオンボード SATA ドライブの RAID を有効にすると、カードが不正に機能し、次の BIOS エラーメッセージが表示されることがあります。

Expansion ROM not initialized. (拡張 ROM が初期化されませんでした。)

回避方法

オプションカードの拡張 ROM が使用可能なシャドウメモリーより多い場合は、SATA RAID を無効にしてください。

たとえば、Single Ultra-320 (1 ポート) SCSI PCI-X カードは、オンボード SATA RAID が BIOS 内で無効な場合にのみ使用できます。