Sun Ultra 27 ワークステーション Linux および Solaris オペレーティングシステムインストールガイド

現在インストールされている OS の消去

現在インストールされている OS を消去するために、Tools and Drivers DVD を使用して、起動ハードドライブ上のパーティションを消去できます。「プライマリ起動ハードディスクの消去 (Erase Primary Boot Hard Disk)」オプションを使用すると、診断パーティションを除くすべてのパーティションが消去されます。

診断パーティションについて

システム診断ソフトウェアには、テストスクリプトを書き込むための診断パーティションが必要です。診断パーティションがない場合は、診断画面に出力が表示されるだけです。

このセクションに示す手順では、診断パーティションは削除されません。

不注意で診断パーティションが削除された場合は、Tools and Drivers DVD で「診断パーティションの作成 (Create Diagnostic Partition)」オプションを使用して、診断パーティションを作成し直してマウントできます。手順については、『Sun Ultra 27 Workstation Service Manual』を参照してください。

Procedure現在インストールされている OS を消去する


注意 – 注意 –

「プライマリ起動ハードディスクの消去 (Erase Primary Boot Hard Disk)」オプションは、診断パーティションを除く、ハードドライブ上のすべてのパーティションおよびすべてのユーザーデータを消去します。この操作を開始する前に、ハードディスクの全データをバックアップしてください。


診断パーティションを除く、プライマリ起動ハードドライブ上のすべてのパーティションを消去するには、次の手順に従います。

  1. ハードドライブ上に必要なデータがあれば、バックアップしておきます。

  2. Tools and Drivers DVD をワークステーションに挿入します。

  3. メインメニューが表示されたら、Tools and Drivers DVD のメインメニューから次のオプションを選択します。

    4. 「プライマリ起動ハードディスクの消去 (Erase Primary Boot Hard Disk)」

    このオプションを選択すると、プライマリハードドライブ上に現在あるすべてのパーティション (診断パーティション以外) が消去されます。診断パーティションが存在する場合は、そのまま残ります。