Sun Ultra 27 ワークステーション Windows オペレーティングシステムインストールガイド

第 6 章 Windows Server 2008 のインストール

この章では、Windows Server 2008 のメディアを使用して、サーバーに直接 Windows Server 2008 オペレーティングシステムをインストールする方法を説明します。

インストール要件

オペレーティングシステムのインストールを開始する前に、次の点を確認します。

オペレーティングシステムのインストール


注意 – 注意 –

Windows のインストールにより、ブートディスクとして指定したドライブがフォーマットされます。そのディスク上の既存のデータはすべて失われます。


Procedureオペレーティングシステムをインストールする

  1. 「インストール要件」のすべての要件を満たしていることを確認します。

  2. サーバーの電源を切ってすぐに入れ直します。

    BIOS POST プロセスが開始されます。

  3. BIOS POST 画面に Press F8 for BBS POPUP プロンプトが表示されたら F8 を押します (図 6–1 を参照)。

    BBS POPUP メニューでブートデバイスを選択できます。

    図 6–1 F8 BBS POPUP プロンプトの例

    ブート時の F8 BBS POPUP プロンプトを示すグラフィック

  4. BIOS POST プロセスが完了すると、「起動デバイス (Boot Device)」メニューが表示されます (図 6–2 を参照)。Windows Server 2008 メディア DVD をサーバーの DVD ドライブに挿入します。

    図 6–2 「Boot Device (ブートデバイス)」メニューの例

    「起動デバイス (Boot Device)」メニューからの CD/DVD ドライブの選択を示すグラフィック

  5. 「起動デバイス (Boot Device)」メニューから CD/DVD を選択して、Enter を押します。

    CD からブートするにはいずれかのキーを押します (Press any key to boot from CD) 」というプロンプトが表示されたら、いずれかのキーをすばやく押します。

  6. Windows インストールウィザードが起動します。「インストールの種類 (Installation Type)」ページが表示されるまでインストールウィザードを進め、「カスタム (詳細) (Custom (advanced))」をクリックします。

    図 6–3 インストールの種類の選択ページ

    Windows のインストールの種類の選択ページを示すグラフィック

  7. 「Windows のインストール場所を選択してください (Where Do You Want to Install Windows)」ページ (図 6–4) が表示されたら、次のいずれかの手順に従います。

    図 6–4 Windows をインストールする場所のページの例

    Windows のインストールページを示すグラフィック

    • Windows のデフォルトのパーティション設定を上書きしない場合、「次へ (Next)」をクリックして手順 9 にスキップします。

    • Windows のデフォルトパーティション設定を上書きする場合、「ドライバオプション (上級) (Driver Options (advanced))」をクリックして次の手順に進みます。


      注意 – 注意 –

      既存のパーティションをフォーマットまたは再パーティション化すると、パーティション上のすべてのデータが失われます。


  8. ドライバオプションが表示された「Windows のインストール場所を選択してください (Where Do You Want to Install Windows)」ページ (図 6–5 を参照) で、次の手順に従います。

    図 6–5 パーティション情報の変更

    Windows のパーティション情報の変更ページを示すグラフィック

    1. 「削除 (Delete)」をクリックして既存のパーティションを削除します。

    2. 「新規作成 (New)」をクリックして新しいパーティションを作成します。

    3. 必要に応じてサイズ設定を変更し、「適用 (Apply)」をクリックします。

    4. 「Next (次へ)」をクリックします。

  9. Windows のインストールが開始されます。

    インストールプロセスでは、サーバーが複数回再起動します。

  10. Windows のインストールが完了すると、Windows が起動し、ユーザーパスワードの変更を求めるプロンプトが表示されます。「OK」をクリックし、初期ユーザーアカウントの設定に進みます。


    注 –

    Windows Server 2008 では、以前のバージョンの Windows よりも強力なパスワードスキームがユーザーアカウントに適用されます。パスワードの規格には、長さ、複雑さ、および履歴に関する制限が含まれています。詳細は、アカウント作成ページの「アクセシビリティー (Accessibility)」リンクをクリックしてください。


    初期ユーザーアカウントを作成すると、Windows Server 2008 デスクトップが表示されます。

  11. 終了したら、第 7 章重要なドライバおよびソフトウェアの更新に進みます。