この章では、Windows Server 2008 のメディアを使用して、サーバーに直接 Windows Server 2008 オペレーティングシステムをインストールする方法を説明します。
オペレーティングシステムのインストールを開始する前に、次の点を確認します。
ワークステーション用の最新のソフトウェアをダウンロードした。第 2 章ドライバパッケージのダウンロードを参照してください。
第 4 章オペレーティングシステム用のディスクの準備の説明に従って、システム BIOS を設定してディスクを準備した。
Microsoft Windows Server 2008 の全インストールプロセスについては、この節では説明していません。この節では、ワークステーションに Windows Server 2008 をインストールする場合に該当する手順のみを説明しています。
Windows のインストールにより、ブートディスクとして指定したドライブがフォーマットされます。そのディスク上の既存のデータはすべて失われます。
「インストール要件」のすべての要件を満たしていることを確認します。
サーバーの電源を切ってすぐに入れ直します。
BIOS POST プロセスが開始されます。
BIOS POST 画面に Press F8 for BBS POPUP プロンプトが表示されたら F8 を押します (図 6–1 を参照)。
BBS POPUP メニューでブートデバイスを選択できます。
BIOS POST プロセスが完了すると、「起動デバイス (Boot Device)」メニューが表示されます (図 6–2 を参照)。Windows Server 2008 メディア DVD をサーバーの DVD ドライブに挿入します。
「起動デバイス (Boot Device)」メニューから CD/DVD を選択して、Enter を押します。
「CD からブートするにはいずれかのキーを押します (Press any key to boot from CD) 」というプロンプトが表示されたら、いずれかのキーをすばやく押します。
Windows インストールウィザードが起動します。「インストールの種類 (Installation Type)」ページが表示されるまでインストールウィザードを進め、「カスタム (詳細) (Custom (advanced))」をクリックします。
「Windows のインストール場所を選択してください (Where Do You Want to Install Windows)」ページ (図 6–4) が表示されたら、次のいずれかの手順に従います。
Windows のデフォルトのパーティション設定を上書きしない場合、「次へ (Next)」をクリックして手順 9 にスキップします。
Windows のデフォルトパーティション設定を上書きする場合、「ドライバオプション (上級) (Driver Options (advanced))」をクリックして次の手順に進みます。
既存のパーティションをフォーマットまたは再パーティション化すると、パーティション上のすべてのデータが失われます。
ドライバオプションが表示された「Windows のインストール場所を選択してください (Where Do You Want to Install Windows)」ページ (図 6–5 を参照) で、次の手順に従います。
Windows のインストールが開始されます。
インストールプロセスでは、サーバーが複数回再起動します。
Windows のインストールが完了すると、Windows が起動し、ユーザーパスワードの変更を求めるプロンプトが表示されます。「OK」をクリックし、初期ユーザーアカウントの設定に進みます。
Windows Server 2008 では、以前のバージョンの Windows よりも強力なパスワードスキームがユーザーアカウントに適用されます。パスワードの規格には、長さ、複雑さ、および履歴に関する制限が含まれています。詳細は、アカウント作成ページの「アクセシビリティー (Accessibility)」リンクをクリックしてください。
初期ユーザーアカウントを作成すると、Windows Server 2008 デスクトップが表示されます。
終了したら、第 7 章重要なドライバおよびソフトウェアの更新に進みます。