Sun Java System Communications Services 2005Q4 リリースノート

互換性に関する問題

次の表は、Messaging Server の互換性に関する問題についてまとめたものです。

非互換性 

回避策 

コメント 

Access Manager には現在、2 つのインストールタイプがあります。「レルム」(バージョン 7.x のスタイル) と「レガシー」(バージョン 6.x のスタイル) です。 

Access Manager のほかに Messaging Server、Calendar Server、Instant Messaging、Delegated Administrator、または Portal Server もインストールする場合、レガシーモード (バージョン 6.x のスタイル) を選択する必要があります。次を参照してください。『Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 Release Notes』

不正な Access Manager がインストールされている場合、Delegated Administrator を実行できません。 

Linux プラットフォーム上では、管理コンソールが Messaging Server に対して正しく動作しません。 

msg_svr_base/sbin ディレクトリ内の stop-msg および start-msg コマンドを使用します。

stop-msg および start-msg ユーティリティーの詳細については、『Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド』を参照してください。

Messaging Express Multiplexor (MEM) をバージョン JES 4 にアップグレードすると、Unified Web Client のメールボックスのデフォルト表示が変更されます。 

(バグ 6275916) 

回避策はありません。 

追加のコメントはありません。 

Messaging Server をバージョン JES 3 にアップグレードした後、管理サーバー経由で Messaging Server を起動または停止しようとすると、null ポインタ例外が発生します。 

(バグ 6303859) 

msg_svr_base/sbin ディレクトリ内の stop-msg および start-msg コマンドを使用します。

stop-msg および start-msg ユーティリティーの詳細については、『Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド』を参照してください。

Messaging Server 5.x では、管理者は IMAP list コマンドを使用してメッセージストア内のすべてのフォルダを表示できました。通常のメッセージストアでは、これによりサーバーが非常に長い一覧を表示する原因になりました。

 

Messaging Server 6.x では、管理者が IMAP list コマンドを実行すると、明示的に共有されたフォルダのみが表示されます。

メッセージストア内のすべてのフォルダの一覧を表示するには、mboxutil ユーティリティーを使用します。

mboxutil ユーティリティーの詳細については、『Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド』を参照してください。

Sun Java System Access Manager (旧 Identity Server) が提供するシングルサイオン (SSO) 機能を推奨しますが、Messaging Server は現在でも以前のバージョンのシングルサインオンもサポートしています。 

回避策はありません 

SSO や Access Manager の詳細については、次を参照してください。http://docs.sun.com/app/docs/coll/1367.1?l=ja

このリリースの Communications Express は、Calendar Server の 2004Q2 バージョンと互換性がありません。 

Communications Express をアップグレードする場合、Messaging Server もアップグレードする必要があります。 

このことは Calendar Server にも当てはまります。 

 

Communications Express の詳細については、第 5 章「Sun Java System Communications Express 6 2005Q4 リリースノート」を参照してください。

Communications Services Delegated Administrator のコンソールおよびユーティリティー (commadmin) は、Access Manager と互換性がある LDAP ディレクトリで Messaging Server ユーザーをプロビジョニングするのに推奨するメカニズムです。

Access Manager サービスを使ってユーザーやグループのエントリのプロビジョニングを行うことも可能ですが、Access Manager を使用した場合の結果は予測不可能であり、配備に悪影響が及ぶ可能性があります。代わりに Communication Services の Delegated Administrator を使用してください。 

Delegated Administrator の詳細については、第 4 章「Sun Java System Communications Services Delegated Administrator 6 2005Q4 リリースノート」を参照してください

Messenger Express と Communications Express については、RTF/HTML 編集とブラウザとの互換性の確認が必要になります。 

(バグ 6311363) 

Messenger Express の場合、Internet Explorer ブラウザでは RTF/HTML 編集を使用できます。Mozilla ブラウザまたは Netscape ブラウザでは RTF/HTML 編集を使用できません。 

 

JES 2 バージョンの Communications Express の場合、Internet Explorer ブラウザでは RTF/HTML 編集を使用できます。Mozilla ブラウザまたは Netscape ブラウザでは RTF/HTML 編集を使用できません。 

 

JES 3 バージョンの Communications Express の場合、Internet Explorer 5.5 以降、Mozilla 1.3 以降、または Netscape 7.2 以降で RTF/HTML 編集を使用できます。 

追加のコメントはありません。