Sun Java System Communications Services 2005Q4 リリースノート

第 6 章 Microsoft Outlook 版 Sun Java System Connector 7 2005Q4 リリースノート

Version 7 2005Q4

このリリースノートには、Sun Java TM System Microsoft Outlook 版 Connector (Microsoft Outlook 版 Connector) の Version 7 2005Q4 リリース時点での重要な情報が含まれます。ここでは、新機能や拡張機能、既知の制限事項や問題点、技術的な注意事項、その他の関連情報を説明します。Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector 7 2005Q4 を使用する前に、本書をお読みください。

リリースノートの最新版は http://docs.sun.com/coll/1381.1?l=ja で入手することができます。ソフトウェアのインストールと設定を行う前に、この Web サイトを確認してください。また、その後もこの Web サイトを定期的に確認して、最新のリリースノートやマニュアルを参照してください。

このリリースでの新機能については、「このリリースの新機能」を参照してください。

このリリースノートには、以下の項目があります。

このリリースノートにあるサードパーティーの URL を参照すると、追加および関連情報を入手できます。


注 –

このマニュアルで述べる外部 Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。こうしたサイトやリソース上またはこれらを通じて利用できるコンテンツ、広告、製品、その他の資料について Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。こうしたサイトやリソース上で、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生したいかなる損害や損失についても、Sun は直接的にも間接的にも、一切の責任を負いません。


リリースノートの改訂履歴

表 6–1 Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector 改訂履歴

日付 

変更の説明 

2005 年 7 月 

このリリースノート (Version 7 2005Q4) の Beta リリース 

2005 年 10 月 

このリリースノート (Version 7 2005Q4) の最終のリリース 

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector Version 7 2005Q4 について

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector を利用すると、Outlook を Sun Java Enterprise System のデスクトップクライアントとして使用できます。

Microsoft Outlook 版 Connector は Outlook 用プラグインであり、一般ユーザーのデスクトップにインストールする必要があります。Microsoft Outlook 版 Connector は Sun Java System Messaging Server のフォルダ階層や電子メールメッセージを照会します。その情報を、Outlook で表示できる Messaging API (MAPI) プロパティーに変換します。同様に、WCAP を使用して Sun Java System Calendar Server の予定や作業を照会し、それらを MAPI プロパティーに変換します。このモデルにより、Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector は 2 つの個別の情報から一般ユーザー向けの Outlook ビューを構築します。すなわち、Messaging Server のメールと Calendar Server のカレンダ情報です。

ユーザーが Outlook を通じてアイテムの作成や変更を行うと、Microsoft Outlook 版 Connector は新しいメッセージをそのメッセージタイプに応じて適切なサーバーに転送します。新しい送信メールは SMTP メールサーバーに送られて配信され、変更された電子メールメッセージはユーザーの IMAP フォルダへ送り返されて保管されます。新しい予定表のイベントと仕事は標準の形式に変換され、Calendar Server のデータベースに保存されます。

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector 7 2005Q4 には、アドレス帳サービスのサポートが含まれます。このサービスは WABP を利用します。このサービスによって、ユーザーは個人用アドレス帳に Outlook と Sun Java System Communications Express のどちらからでもアクセスできます。


注 –

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector のパッケージに移行ツールは含まれません。これらの移行ツールは、現在 Microsoft Exchange を利用するユーザーがいて、Outlook を Sun Java Enterprise System とともに使用したい場合に必要になります。Sun では、既存の Exchange 配備から Sun Java Enterprise System へのデータとユーザーの移行を支援する移行サービスを提供しています。


Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector の主な機能

このリリースで利用できる主な機能は、次のとおりです。

このリリースの新機能

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector 7 2005Q4 の新機能は、次のとおりです。

要件

ここでは、Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector の要件と推奨事項を次に示します。


注 –

Sun Java System Communications Express パッチ 118540–20 を Microsoft Outlook 版 Connector に適用する必要があります。このパッチは、Sunsolve からダウンロードできます。


次のオペレーティングシステムがサポートされています。

次のバージョンの Microsoft Outlook がサポートされています。

その他、Microsoft Outlook 版 Connector には次の要件があります。

インストールに関する注意事項

Microsoft Outlook 版 Connector は Outlook のプラグインであり、一般ユーザーのデスクトップにインストールする必要があります。組織の Microsoft Outlook 版 Connector の配備を支援するための配備および設定プログラムが用意されています。


注 –

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector をインストールする前に、必要なパッチについての最新情報を SunSolve Web サイトで確認してください。


インストールと配備には、次の 3 段階のプロセスがあります。

ProcedureMicrosoft Outlook 版 Connector のインストール

手順
  1. 管理者パッケージのインストール。

  2. 一般ユーザー用インストールパッケージの作成。

  3. インストールパッケージの配備。

    Microsoft Outlook 版 Connector パッケージには、管理者パッケージのインストーラが付属しています。システム管理者は、一般ユーザー用に設定ウィザードと呼ばれる専用のインストールパッケージを準備する必要があります。設定ウィザードによって、デスクトップへの Microsoft Outlook 版 Connector ソフトウェアのインストールと設定が行われます。このインストールパッケージは、イントールのプロセスを単純化および自動化するよう設計されています。

    インストール、設定、および配備の手順については、次の各マニュアルを参照してください。

データの変換

Microsoft Outlook 版 Connector の設定時および構成時に実行できるオプションの手順の 1 つに、デスクトップ上に存在するデータの変換があります。この変換処理は、管理者が一般ユーザー用インストールパッケージの作成時に「既存のプロファイルを変換する」オプションを有効にした場合のみ呼び出されます。この変換処理は、サーバーベースの移行の必要性を置き換えるものではないことに注意してください。Sun では、既存の Exchange 配備から Sun Java Enterprise System へのデータとユーザーの移行を支援する移行サービスを提供しています。

LDAP 属性

Microsoft Outlook 版 Connector を正しく機能させるには、Sun Java System Directory Server の全体的なパフォーマンス向上のために、次の LDAP 属性について少なくとも実在インデックスと等価インデックスを作成してください。

これらの属性の詳細については、『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Administration Guide』および 『Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド』を参照してください。

互換性に関する問題

このセクションでは、Microsoft Outlook 版 Connector の互換性に関する問題を説明します。

Sun Java System Calendar Server の検討事項

ここでは、Sun Java System Calendar Server の Microsoft Outlook 版 Connector に関する検討事項を説明します。

Calendar Server のインストール

Calendar Server の最新バージョンは、Collaboration and Communication download site から入手できます。

また、SunSolve で入手できる最新のパッチセットをインストールすることをお勧めします。

インストール手順の詳細については『Sun Java Enterprise System 2005Q4 Installation Guide for UNIX』を参照してください。設定の手順については、『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Administration Guide』を参照してください。


注 –

Calendar Server 5.x から最新バージョンの Calendar Server に移行する場合は、cs5migrate_recurring ユーティリティーを実行してデータベースを変換し、Microsoft Outlook 版 Connector のデータモデルに準拠させる必要があります。cs5migrate_recurring ユーティリティーの詳細については、テクニカルサポートに問い合わせてください。


必須の LDAP mail 属性

Calendar Server 6 2004Q2 以降では、ユーザーカレンダとリソースカレンダの両方に LDAP mail 属性が必要です。

会議室や、ノートブックコンピュータやオーバーヘッドプロジェクタなどの備品について、クライアントが Microsoft Outlook を使ってリソースカレンダでスケジュール設定する場合は、各リソースに電子メールアドレスを (実際に不要な場合も) 設定する必要があります。この電子メールアドレスは、LDAP mail 属性によって指定します。

次のように LDAP mail 属性を明示的に追加することが必要な場合もあります。

5.x インストールcs5migrate_recurring 移行ユーティリティーを実行する前に、ユーザーカレンダとリソースカレンダの両方について mail 属性をユーザーに追加します。mail 属性を追加するには、Calendar Server の csattribute ユーティリティー、または Directory Server の ldapmodify ユーティリティーなどのユーティリティーを使用します。

新規インストール (6 2004Q2 以降)。Calendar Server の csattribute ユーティリティー、または Directory Server の ldapmodify ユーティリティーなどのユーティリティーを使用して、ユーザーカレンダとリソースカレンダの両方について LDAP mail 属性を既存のユーザー用に準備します。

インストール後に新しいカレンダやユーザーを作成する場合は、次の Calendar Server ユーティリティーを実行するときに、 -m email オプションを使用して電子メールアドレスを指定します。

csattributecsresource 、および csuser の詳細については、『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Administration Guide』を参照してください。ldapmodify ユーティリティーの詳細については、『 Sun Java System Directory Server Resource Kit Tools Reference』を参照してください。

Procedureリソースカレンダへの LDAP email 属性の追加

sesta.com サーバー上の「Room100」という会議室の LDAP mail 属性を追加する例を次に示します。この例では、Messaging Server を設定します。その他の電子メールサーバーを使用している場合は、その製品のマニュアルで対応するプロセスを参照してください。

手順
  1. csattribute ユーティリティーを使用して、LDAP サーバーに mail 属性を追加します。

    # ./csattribute -a mail=Room100@sesta.com add Room100

  2. 属性が設定されたことを確認するには、-v (verbose) オプションを指定して、csattribute list コマンドを使用します。


    # ./csattribute -v list Room100
    ...
    cn=Room 100,ou=conferenceRooms,dc=sesta,dc=com has mail: Room100@sesta.com
    
                         

Procedureリソースメール用 bitbucket チャネルの設定 (Messaging Server)

リソースカレンダ用に生成される電子メールのために Messaging Server の bitbucket チャネルを設定する例を次に示します。この例では、sesta.com サーバー上の「Room100」というリソースを使用します。bitbucket チャネルまたは同等のチャネルを設定しない場合は、リソースカレンダに送信された電子メールメッセージを定期的に削除する必要があります。

手順
  1. imta.cnf ファイルに bitbucket チャネルが定義されていることを確認します。

  2. メッセージを bitbucket チャネルに送るには、csresource ユーティリティーを使用してリソースに電子メールアドレスを作成します。

    # ./csattribute -a mail=Room100@bitbucket.sesta.com add Room100


    注 –

    これらの変更を有効にするには、エイリアステーブルまたはエイリアス設定を再構築することが必要な場合もあります。詳細については、Messaging Server または使用している電子メール製品のマニュアルを参照してください。また、メールサービスの変更について、使用中のサイト独自のマニュアルや手順を参照してください。


Procedureリソースメール用 bitbucket チャネルの設定 (Sendmail)

リソースカレンダ用に生成される電子メールのために Sendmail の bitbucket チャネルを設定する例を次に示します。この例では、sesta.com サーバー上の「Room100」というリソースを使用します。bitbucket チャネルまたは同等のチャネルを設定しない場合は、リソースカレンダに送信された電子メールメッセージを定期的に削除する必要があります。

手順
  1. 該当するホスト上の /etc/aliases ファイルに、次のようなエントリを追加します。


    # Resource/Conference room aliases
    Room100: /dev/null
  2. csresource ユーティリティーを使用して、LDAP ディレクトリにリソースの電子メールアドレスを追加します。

    # ./csattribute -a mail=Room100@sesta.com add Room100

電子メールのエイリアス (mailalternateaddress 属性)

カレンダユーザーに電子メールのエイリアスを設定する必要がある場合は、LDAP mailalternateaddress 属性を使用します。LDAP mail 属性はプライマリ電子メールアドレスを示し、LDAP mailalternateaddress 属性は電子メールのエイリアスに使用されます。どちらの属性もメールアドレスをユーザーのカレンダ ID (calid) にマッピングします。

たとえば、次の値を持つ John Smith というユーザーの mailalternateaddress 属性を追加するには、次の手順に従います。

次の Calendar Server ユーティリティーコマンドを使用します。


# ./csuser -g John -s Smith -y password -l en -m john.smith@sesta.com \ 
-c johnsmith create johnsmith
# ./csattribute -a mailalternateaddress=johns@sesta.com add johnsmith
# ./csattribute -a mailalternateaddress=jsmith@sesta.com add johnsmith

共有カレンダ LDAP 検索の設定

Directory Server で共有カレンダ LDAP 検索に認証が必要な場合は、次のように service.wcap.userprefs.ldapproxyauth パラメータを ics.conf ファイルに設定する必要があります。

service.wcap.userprefs.ldapproxyauth が「yes」の場合は、適切な LDAP ACI を calmaster エントリに設定する必要もあります。たとえば、sesta.com ドメインでプロキシ認証のための calmaster ACI を設定するには、次のように ldapmodify ツールを使用します。

dn:  o=usergroup
changetype: modify
add: aci
aci: (targetattr="icscalendar || cn || givenName || sn || uid ||
mail")(targetfilter=(objectClass=icscalendaruser))(version 3.0; acl
"Allow calendar administrators to proxy -
product=ics,class=admin,num=2,version=1"; allow (proxy) groupdn =
"ldap:///cn=Calendar Administrators,ou=Groups,o=usergroup";)

ドメインベース DN ノードについては、正しい ACI を次の例で示します。

dn:  o=sesta.com,o=usergroup
changetype: modify
add: aci
aci:(targetattr="icscalendar || cn || givenName || sn || uid || mail")
(targetfilter=(objectClass=icscalendaruser))(version 3.0; acl "Allow 
calendar users to read and search other users - 
product=ics,class=admin,num=3,version=1"; allow (search,read)
userdn = "ldap:///uid=*, ou=People, o=sesta.com, o=usergroup";)

ドメインがない場合は、dn: 行の o=sesta.com の部分を削除することで、この ACI をルートサフィックス自体に追加します。

Calendar Server 設定プログラム csconfigurator.sh が、これらの ACI を追加します。Java Enterprise System Release 1 からのアップグレードの場合は、この設定プログラムを再度実行して、更新されたこれらの ACI を取得する必要があります。

Outlook の空き時間検索と SSL

Microsoft Outlook の空き時間検索オプションは、SSL モードで Calendar Server にアクセスするユーザーをサポートしていません。同一の Calendar Server インスタンスに対して SSL モードと非 SSL モードの両方を使用するには、ユーザーは次のように異なるポート番号を指定する必要があります。

SSL については、『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Administration Guide』の第 8 章「Configuring SSL」を参照してください。

Calendar Server 削除ログデータベース

Calendar Server 6 2004Q2 以降には、削除された予定や仕事 (作業) を保存するための削除ログデータベース ( ics50deletelog.db) が用意されています。詳細については、『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Administration Guide』の第 18 章「Administering the Delete Log Database」を参照してください。

Communications Express とのシステムフォルダマッピングの相互運用性

IMAP プロトコルでは受信メール (受信トレイ) に対してシステムフォルダが 1 つしか定義されませんが、Outlook や Sun Java System Communications Express などのメールクライアントでは下書き、送信済みメール、および削除済みメールに対して独自のシステムフォルダが定義されます。メールクライアントは、これらのフォルダを区別する機能を持ちません。これらのシステムフォルダは、ロケールとクライアントソフトウェアに応じて別々の優先名とローカライズ名を使用して作成されます。そのため、単一の電子メールアカウントが複数の電子メールクライアントからアクセスされた場合、または同じ電子メールクライアントでも異なるロケールのマシンからアクセスされた場合、1 つのシステムフォルダに対して複数の物理 IMAP フォルダが作成されます。

Outlook のフォルダ名は次のようになります。

Communications Express のフォルダ名は次のようになります。

Outlook 用システムフォルダの定義

新しい Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector メールシステムマッピングファイルを利用することで、Outlook と Communications Express の相互運用性が向上します。これにより、管理者はシステムフォルダのマッピング方法を設定できます。uwc_folders.map ファイルに、Communications Express のシステムフォルダのマッピング定義が含まれます。outlook_folders.map ファイルに、Microsoft Outlook 版 Connector のシステムフォルダのマッピング定義が含まれます。

Deployment Configuration Program の「メール」タブの下部で、デフォルトのシステムフォルダマッピング定義ファイルとしてマッピングフォルダファイルを 1 つ選択することができます。「Outlook スタイル」または「Communications Express スタイル」のどちらかを選択して、ユーザープログラムがユーザーの IMAP フォルダの命名に使用する標準を指定します。この選択により、ユーザーの IMAP フォルダ名のマッピングに outlook_folders.map uwc_folders.map のどちらのマッピングファイルを使用するかが決まります。管理者はこのプログラムを実行する前に、元のファイル名を変更しないかぎり、ローカル環境の要件を満たすようにこれらのファイルを編集することもできます。

Communications Express 用システムフォルダの定義

次に、Communications Express 用のシステムフォルダを定義する必要があります。 i18n.js ファイルによって、Communications Express のシステムフォルダ名を定義します。このファイルは /var/opt/SUNWmsgsr/config/html/lang ディレクトリにあります。lang は、ローカライズ言語を示します (フランス語であれば fr)。マッピングのエントリが sjoc_folders.map ファイル内のエントリと同じようになるよう、このファイルを修正する必要があります。

たとえば、フランス語の i18n.js ファイルでデフォルトのフォルダマッピングは次のようになります。

i18n[’INBOX’] = ’Inbox’
i18n[’trash folder’] = ’trash’
i18n[’draft folder’] = ’draft’
i18n[’sent folder’] = ’sent’
...
fldr[’INBOX’] = ’French Inbox’
fldr[’trash’] = ’French Trash’
fldr[’draft folder’] = ’French Draft Folder’
fldr[’sent folder’] = ’French Sent Folder’

i18n[x ] の値を使用して、IMAP ストア内にシステムフォルダが作成されます。たとえば、 i18n[’trash folder’]= ’trash’, であれば、trash というフォルダが IMAP ストア内に作成されます。クライアントインタフェースに表示するシステムフォルダ名には、fldr[y] の値が使用されます。

同様のフォルダマッピングは、sjoc_folders.map ファイルでは次のようになります。

[fr]
INBOX=’Boîte de réception’
Deleted Items=’Éléments supprimés’
Drafts=’Brouillons’
Sent Items =’Éléments envoyés’

そのため、フランス語 i18n.js のフォルダマッピングを修正して、次のように sjoc_folders.map ファイルと一致させてください。

i18n[’INBOX’] = ’Boîte de réception’
i18n[’trash folder’] = ’Éléments supprimés’i18n[’draft folder’] = ’Brouillons’
i18n[’sent folder’] = ’Éléments envoyés’
...
fldr[’INBOX’] = ’Boîte de réception’
fldr[’trash’] = ’Éléments supprimés’
fldr[’Drafts’] = ’Brouillons’
fldr[’Sent’] = ’Éléments envoyés’

i18n.js ファイルで表された各言語について修正する必要があります。


注 –

i18n.js ファイルは UTF8 コードで記述されているので、UTF8 コードで保存できるエディタを使用する必要があります。


この新しいフォルダマッピング定義は、新しいユーザーにのみ有効です。

ユーザーが Communications Express にログインする前に、ユーザーの優先言語を設定する必要があります。設定するには、ldapmodify コマンドを使用して、preferredLanguage 属性または preferredLocale 属性を設定します。

次のような場合を除き、新しいユーザーには 1 セットのシステムフォルダだけを参照できるはずです。

ロケールがフランス語に設定された Outlook にログインします。その後、同じユーザーが英語を優先言語に設定した Communications Express にログインします。このユーザーには、trash、draft、sent、Éléments supprimés、Brouillons、および Éléments envoyés のシステムフォルダが Outlook と Communications Express の両方で表示されます。

クライアントの LDAP 設定

Sun Java System Communications Services と共にリリースされているすべてのクライアント製品では、ユーザーは企業ディレクトリと自分のアドレス帳を検索できます。この状態でも機能しますが、LDAP をいくらか調整することにより、ユーザーの操作性を向上させることができる場合があります。

ここでは、次の機能について説明します。

インターナショナル検索の設定

Communications Express と Microsoft Outlook 版 Connector のどちらを使用していても、個人用連絡先や公開アドレス帳で特定の文字列を検索するのは、ロケール固有の処理となります。たとえば、フランス語のユーザーが「Gaelle」を検索して「Gaelle」という文字列を含むエントリを取得しようとすると、「Gaëlle」という文字列を含むエントリまで取得されます。

ユーザーに対するロケールに基づいたエントリの表示方法を規定するさまざまな規則を、照合規則または照合順序と呼びます。照合順序によって、該当の言語の文字をソートする方法についての言語と文化に固有の情報が提供されます。アルファベット文字の並び順のような規則、アクセントを持つ文字とアクセントを持たない文字の比較方法、および文字列の比較時に無視できる文字の有無が定められます。また照合順序には、言語に関して文化に固有の情報が考慮されています。たとえば、文字方向 (左から右へ、右から左へ、または上から下へ) などです。

Sun Java System Directory Server では広範囲のロケールと照合規則をサポートしています (『Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 Administration Reference』の「Identifying Supported Locales」を参照)。ユーザーベースによっては、使用環境のほとんどの部分に影響を与えるロケールを最初に選択する必要があります。次に示す例では、英語 (US) ロケール (OID = 1.3.6.1.4.1.42.2.27.9.4.34.1) を使用します。

検索の実行時に使用するロケールを指定するには、『Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 Administration Reference』の「Searching an Internationalized Directory」に記載されているマッチングルールフィルタ構文を使用します。この構文を使用すると、ローケルだけでなく検索の種類 (等価、部分文字列など) も指定できます。

たとえば、次のフィルタを使用すると、英語 (US) の照合規則 (1.3.6.1.4.1.42.2.27.9.4.34.1) を使い、CN 属性に対して部分文字列の比較 (.6) が実行されます。このフィルタは、「Gae」で始まる文字列を CN で検索します。

cn:1.3.6.1.4.1.42.2.27.9.4.34.1.6:=Gae*

インデックスの更新

LDAP 検索の実行時に発生するパフォーマンスに関する問題のほとんどは、インデックスが存在しないか、正しく設定されていないことが原因です。デフォルトでは、Directory Server は Communications Express または Microsoft Outlook 版 Connector が発行した検索ではインデックスを使用するように設定されているため、妥当な時間内に結果が返されます。しかし、Directory Server はインターナショナル検索に対応するように設定されていません。そのため、選択されている照合規則に対応するように既存のインデックスを変更する必要があります。これについては、『Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 Administration Guide』の「インデックスの管理」に説明されています。

たとえば、CN 属性はデフォルトで userRoot サフィックスにインデックス設定されています。

# ldapsearch -D "cn=Directory manager" -b 
"cn=cn,cn=index,cn=userRoot,cn=ldbm database,cn=plugins,cn=config" 
"objectclass=*" 
cn=cn,cn=index,cn=userRoot,cn=ldbm database,cn=plugins,cn=config 
objectClass=top objectClass=nsIndex 
cn=cn 
nsSystemIndex=false 
nsIndexType=pres 
nsIndexType=eq 
nsIndexType=sub

これを英語 (US) の照合規則を使用したインターナショナル検索で有効にするには、英語 (US) の OID を持つ nsMatchingRule 属性を 1 つ追加します。クライアントは部分文字列検索を実行するので、次のように部分文字列サフィックス (「.6」) を OID に追加する必要があります。

#ldapmodify -D "cn=Directory manager"
dn: cn=cn,cn=index,cn=userRoot,cn=ldbm database, 
 cn=plugins,cn=config
changetype: modify
add: nsMatchingRule
nsMatchingRule: 1.3.6.1.4.1.42.2.27.9.4.34.1.6 

注 –

値の先頭または末尾に、スペース、タブ、その他表示されない文字を追加しないでください。



注 –

nsMatchingRule は、複数の値を設定できる属性です。同一の OID に対して異なる種類の検索を追加することや、異なる OID を追加することができます。


その後、 serverroot/slapd-instance に格納されている db2index.pl スクリプトを実行する必要があります。

# perl db2index.pl -D "cn=Directory Manager" -w \ 
secret -n userRoot -t cn

この操作はオンラインで実行されますが、終了までに時間がかかることがあります。または、サフィックスを再初期化することもできます。詳細については、『Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 Administration Guide』の「サフィックスの再初期化」を参照してください。

コンソールを使用して nsMatchingRule を追加することもできます (『Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 Administration Guide』の「インデックスの管理」を参照)。

修正の必要があるインデックスのリストを次に掲載します。インデックスを使用しない検索は実行されないことを確認してください。これは、Directory Server のアクセスログファイルを参照し、検索結果のエントリで notes=U を探すことで確認できます。

Communications Express での検索フィルタの設定

Communications Express が使用する検索フィルタを、マッチングルールの構文に適合するように変更する必要があります。それには、db_config.properties ファイルで指定される照合規則のパラメータを有効にします。このファイルは、 deployed-path/WEB-INF/ldappstore (個人ストア用) および deployed-path/WEB-INF/corp-dir (企業ディレクトリ用) に格納されています。

パラメータの内容は次のとおりです。

# Collation Rule
# Uncomment below to apply collation rule

# collation_rule=en-US

# Search Fields for which collation rule should be applied.
# The fields provided here should be disambiguator formatted fields
# e.g. entry/displayname, person/givenname etc.
# Uncomment below to supply the comma-separated fields

# search_fields=entry/displayname

照合規則を有効にするには、collation_rule パラメータと search_fields パラメータをアンコメントにします。検索で個別のフィールドやフィールドセットを指定するには、search_fields の値を適切な値に変更します。collation_rule には、検索の種類を示すサフィックスなしで、言語タグまたはその言語に対応する OID (例では 1.3.6.1.4.1.42.2.27.9.4.34.1) のどちらかを格納できます。変更後に Web コンテナインスタンスを起動する必要があります。

Communications Express に対するインターナショナル検索には、LDAP サーバー上で次の属性のインデックスを作成してください。

企業ディレクトリへの匿名アクセスの許可

Microsoft Outlook 版 Connector は、DN とパスワードを使用してバインドすることも、匿名としてバインドすることもできます。企業ディレクトリへの匿名のアクセスを有効にするには、ou=people/ou=group サブツリーのルートレベルで ACL を追加します。

たとえば、ルートレベルが dc=red,dc=sesta,dc=com であれば、次のように設定します。

#ldapmodify -D "cn=Directory manager" 
dn: dc=red,dc=sesta,dc=com 
changetype: modify 
add: aci 
aci: (targetattr != "userPassword") 
  (version 3.0;acl "Anonymous access"; 
  allow (read,compare,search)
  (userdn = "ldap:///anyone");)

ディレクトリの参照の許可

この 7 2005Q4 リリースから、Microsoft Outlook 版 Connector では一般ユーザーがディレクトリを参照できるようになりました。アドレス帳のページを呼び出すと、ディレクトリ内の先頭から 10 個のエントリが表示されます。ユーザーは上下にスクロールしたり、数文字を入力して、自動的に表示される結果を参照することができます。これは、ユーザーが特定の 1 ユーザーしか検索できなかった Microsoft Outlook 版 Connector の以前のバージョンからの変更点です。

パフォーマンスを維持しつつこの機能を有効にするために、Connector には仮想リスト表示 (VLV) および検索結果の server-side sorting (RFC 2891) という 2 つの LDAP 制御の拡張機能が備えられています。次の ldapsearch の例では、サポートされる制御のリストが返されます。

# ldapsearch -s base "objectclass=*" supportedControl 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.2 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.3 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.4 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.5 
supportedControl=1.2.840.113556.1.4.473  ------> Server Side Sort Control 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.9 ------> VLV Control 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.16 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.15 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.17 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.19 
supportedControl=1.3.6.1.4.1.42.2.27.9.5.2 
supportedControl=1.3.6.1.4.1.42.2.27.9.5.6 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.14 
supportedControl=1.3.6.1.4.1.1466.29539.12 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.12 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.18 
supportedControl=2.16.840.1.113730.3.4.13

Sun Java System Directory Server は、どちらの制御もサポートしています。しかしデフォルトでは、VLV 制御は認証されたユーザーしか利用できません。

ldapsearch -D "cn=Directory Manager" -b \
"oid=2.16.840.1.113730.3.4.9,cn=features,cn=config" \
"objectclass=*" aci oid=2.16.840.1.113730.3.4.9,cn=features,cn=config \
aci=(targetattr != "aci")(version 3.0; acl "VLV Request Control"; \
allow( read, search, compare, proxy ) userdn = "ldap:///all";)

VLV 制御への匿名アクセスを許可するには、対応する ACI を追加します。

#ldapmodify -D "cn=Directory Manager" \
dn: oid=2.16.840.1.113730.3.4.9,cn=features,cn=config \
changetype: modify add: aci aci: (targetattr !="aci")\
(version 3.0; acl "VLV Request Control"; allow (compare,read,search) \
userdn = "ldap:///anyone"; )

VLV と Sort を必要とする検索のパフォーマンスを向上させるには、Directory Server にブラウズインデックスを作成します (『Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 Administration Guide』の「ブラウズインデックスの管理」参照)。各ブラウズインデックスは、ベース DN、検索フィルタ、スコープ、およびソート属性ごとに固有です。VLV 設定は、クライアント側で配備設定ツールを使用して調整できます。

ここでは、CN 属性にソートを使用し、dc=red,dc=iplanet,dc=com と等しいベース DN および (&(mail=*)(cn=*)) と等しいフィルタに対してブラウズインデックスを作成する必要があります。ブラウズインデックスの情報は、ベース DN (この場合 userRoot) を含む設定に追加されます。

#ldapmodify -D "cn=Directory Manager" 
dn: cn=Browsing red.sesta.com,cn=userRoot, 
cn=ldbm database,cn=plugins,cn=config 
changetype: add 
objectClass: top 
objectClass: vlvSearch 
cn: Browsing red.sesta.com 
vlvbase: dc=red,dc=sesta,dc=com 
vlvscope: 2 
vlvfilter: (&(mail=*)(cn=*)) 
aci: (targetattr="*") 
(version 3.0; acl "VLV for Anonymous"; 
allow (read,search,compare) 
userdn="ldap:///anyone";) 
dn: cn=Sort by cn, cn=Browsing red.sesta.com,cn=userRoot, 
cn=ldbm database,cn=plugins,cn=config 
changetype: add 
objectClass: top 
objectClass: vlvIndex 
cn: Sort by cn 
vlvSort: cn 

次に、 serverroot/slapd-instance の下にある vlvindex コマンドを実行します。

# ./vlvindex -n userRoot -T "Sort by cn"

マニュアルの更新

このリリースで更新されたマニュアルはありません。

このリリースで修正されたバグ

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector 7 2005Q4 で修正されたバグを次に示します。

2107172

Microsoft Outlook 版 Connector は Mail と Calendar のプロキシ認証をサポートする必要があります。

2116848

「メッセージソースを表示」で何も表示されません。

4875157

電子メールのダウンロードを中断するキャンセルボタンが必要です。

4967870

「メッセージソースを表示」で何も表示されません。

5022085

LDAP クライアントの名前を「Microsoft LDAP provider: Sun Java System LDAP Directory」と変更すべきです。

5028420

オンラインヘルプの検索が動作しません。

5028541

OpenEntry が hr = 0x80040107 で失敗します。

5035442

アラームが出席者のサーバーに保存されません。

5038124

マルチバイトが Sun Java System LDAP ディレクトリの下で自動選択されません。

5038216

配備設定ウィザードで「作成」「変換」「インストールのみ」等のチェックボックスが正しく初期化および保存されません。

5038757

空のパスワードでオフラインモードをオンラインモードに変更できます。

5047818

インストール失敗のログが、必須の設定パラメータ LDAP Host がないことを示しています。

5091363

送信者に Bcc を送信するオプションが新しいプロファイルで機能しません。

5099266

Exchange を移行したあとに、カレンダの「予定の通知」ボックスのチェックが外れています。

5108660

受信トレイに大量のメッセージが保存されている Outlook プロファイルへのログインに長時間かかります。

5109537

低速の接続環境でサイズの大きいメッセージを送信できません。

6173626

Communications Express から Outlook、およびその逆方向でもアラームが同期しません。

6180425

Outlook で下書きに保存したメッセージのヘッダー情報が、別のクライアントで表示されません。

6183786

Outlook 2000 で送信済みのメッセージが送信トレイに残ることがあります。

6193123

「差出人」のアドレスを変更したり、「連絡先」のアドレスを「差出人」として選択したりすると、「にかわって」が正しく表示されません。

6194778

別のユーザーとアドレス帳を共有できるようにする必要があります。

6194896

ユーザーがグループ名を使用してメールフォルダを共有することを要望しています (ユーザーグループ)。

6195481

IMAP プロバイダが参照ヘッダーを追加しません。

6197649

受信トレイ以外のメールフォルダで破棄が機能しません。

6199186

起動時に進捗バーを表示する要望があります。

6199964

Message-flag: ヘッダーが考慮されていません。

6203173

チェックパスワードを無効にして Excel からメッセージを送信すると問題が発生します。

6204359

共有メールフォルダのメッセージが表示されません。

6204495

Mozilla で作成された暗号化されたメッセージを開くことができません。

6206259

Outlook 2002 の開封確認メッセージの通知メールの内容。

6206392

個々のメッセージで「開封確認メッセージ」が機能しません。

6207446

参照用に Powerpoint を使用して受信者に送信すると Outlook がハングします。

6209895

英語版以外の Outlook で重複した受信トレイフォルダ (英語の Inbox とローカライズされた「受信トレイ」)。

6210992

複数バイト文字の名前を持つ IMAP フォルダが英語環境で表示されません。

6211112

最初に日本語版 Windows XP と日本語版 Outlook にログインすると、英語版 Windows でプロファイルを作成できません。

6211879

IMAP+SSL 接続が切断すると Outlook がクラッシュすることがあります。

6212853

カレンダ予定の内容が大きいときに、本文が失われることがあります。

6212895

文字ではなく記号を含むパスワードを持つユーザーが、Microsoft Outlook 版 Connector を使用してアドレス帳のサーバーにログインできません。

6212963

README タイトルが正しく翻訳されていません。

6212973

連絡先のメモの内容が大きいと、その内容が失われます。

6213093

日本語版 Windows XP と日本語版 Outlook 2003 で ISO2022JP を使用して作成したメッセージの送信者が正しく表示されません。

6215104

「ユーザープロファイル」タブの翻訳された日本語が適切ではありません。

6215157

Outlook でのメッセージの作成時にグループメンバーを参照できません。

6216569

Microsoft Outlook 版 Connector を使用して会議要求にファイルを添付すると、添付ファイルが Winmail.dat として表示されます。

6216657

ドイツ語ロケールで Deployment Configuration Program のメッセージが翻訳されていません。

6217379

ローカルストアから IMAP フォルダへメッセージをコピーすると、受信日が現在の日付に変更されます。

6218593

Microsoft LDAP コネクタの LDAP フィルタをインストール時に設定できるようにすべきです (Outlook 2000)。

6219391

デバッグログで「今後このダイアログを表示しない」を追加してください。

6219555

内容がないカレンダのアポイントを作成すると Outlook がクラッシュします。

6221249

特定の状況で Microsoft Outlook 版 Connector ログファイルにパスワードが表示されます。

6221384

電子メールアドレスを持たない連絡先が Outlook アドレス帳のユーザーインタフェースに表示されます。

6221491

IMAP 連絡先フォルダから連絡先を削除しようとしても「破棄」が呼び出されません。

6221500

アクセス権が付与されていないときに IMAP 連絡先エントリの変更を PST に保存してください。

6222698

受信トレイから削除したメッセージが、削除済みアイテムフォルダを選択しても表示されません。

6224103

Outlook が要求した SMTP AUTH がサーバーで無効にされている場合、メールが無制限に送信されます。

6224510

Build 214 のインストーラでバージョンが 213 と表示されます。

6224517

メッセージを最初にダウンロードするときに Outlook 2000 がハングします。進捗バーが表示されません。

6224755

画像ファイル picture.JPGpicture.JPG.jpg のように表示されます。拡張子の大文字と小文字は区別されます。

6225078

content-type が application と指定されたメッセージは、メッセージ一覧に添付ファイル (クリップ) のアイコンが表示されません。

6225092

winmail.dat が添付されているメッセージを転送すると、転送されたメッセージには 2 つの winmail.dat が添付されています。

6225094

IMAP フォルダを空にして再同期するオプションが必要です。

6226160

Outlook でメールが送信済みフォルダに移動しないで送信トレイに残ります。

6226599

Outlook でフォルダを共有または購読するときには、正確なユーザー名を入力する必要があります。

6226607

フォルダ単位の同期を強制的に行うことができるようにする必要があります。

6227247

詳細の「検索」ダイアログの問題。

6227260

アドレスの検索時に、ユーザーが「検索」をクリックする必要を省くべきです。

6227673

リッチテキストで作成されたメッセージを Outlook で参照すると、すべての受信者が BCC 受信者を見ることができます。

6228303

BCC 受信者が送信済みアイテムと下書きフォルダで保存されません。

6228571

毎年の予定に対して正しい RRULE が生成されません。

6228797

Windows XP マシンにインストールできません。

6230650

「リソースの透明度フラグをオンに設定することは許可されていません。」というエラーを受信します。

6230655

エラーコード 81 の対処に支援が必要です。

6230806

メッセージの転送時にバックグラウンド HTML が添付ファイルとして送信されます。

6231629

新しく作成された Outlook プロファイルに関して、インストーラが AUTH SMTP チェックボックスを確認しません。

6232561

インストール時にインターナショナル検索を自動化する要望があります。

6232649

挿入された画像が、転送時に添付ファイルとなります。

6233695

Windows の夏時間調整を有効にすると、終日の予定が 1 時間遅れます。

6236697

Outlook を一般ユーザーのマシンにインストールしてから、最初に起動しようとするとハングします (Outlook XP および Outlook 2003)。

6236969

.pst ファイルを削除すると、デフォルトの連絡先フォルダの ACL が検知されなくなります。

6237032

content-location が使用されていると、multipart/related の画像が添付ファイルとして表示されます。

6238069

共有連絡先フォルダの共有連絡先名がフランス語または日本語で表示されません。

6238386

受信者にフォローアップが届きません。

6240786

購読ユーザーが連絡先を削除しても、ユーザーの個人用アドレス帳が更新されません。

6241494

配布リストのメンバーの詳細を変更して保存すると、そのメンバーが配布リストから削除されます。

6241511

購読ユーザーからメンバーを配布リストおよび連絡先一覧に追加するときにエラーが発生します。

6241650

配布リスト内の連絡先を修正すると、その連絡先が配布リストから削除されます。

6241654

コンテキストを同期化したあとに配布リスト内の連絡先名が入れ替わります。

6242792

multipart/mixed に multipart/report が含まれていると Outlook がクラッシュします。

6244760

フランス語版 Outlook XP で、メッセージ本文のテキストが複数の CRLF に置き換わって送信されることがあります。

6245292

親から子へフォルダを移動すると、フォルダが消滅します。

6245704

Powerpoint 2003 でメールを添付ファイルとして送信するとクラッシュします。

624582

バックグラウンドで同期化を実行すると、その後メッセージの件数がステータスバーに表示されなくなります。

6245822

バックグラウンドで同期化を実行すると、その後メッセージの件数がステータスバーに表示されなくなります。

6245909

Calendar Server からのエラーコード 79 が Microsoft Outlook 版 Connector で処理されません。

6246018

外側に message/rfc822 を持つメッセージが正しく表示されません。

6248403

ユーザーが別のユーザーの共有の仕事を参照できません。

6248486

Microsoft Outlook 版 Connector および Communications Express が、Powerpoint 2000 の「メールの宛先に送信」メニューから送信されたメッセージを読み取ることができません。

6248556

Outlook XP が起動時にプレビュー区画でハングします。

6250273

グループの作成とメンバーの追加を同時に行っても、エラーが発生しません。

6251078

「メールフィルタ」ページを呼びだすと Outlook がクラッシュします。

6251878

Outlook から作成または変更された出席依頼によって、Calendar Server の通知を起動すべきではありません。

6252329

オフラインのユーザーがメールフィルタページにアクセスしようとすると、Outlook がクラッシュします。

6252818

所有者が共有フォルダを削除した場合、購読者がその共有フォルダを参照すると、エラーが発生します。

6254229

読み取り専用のアクセス権を持つユーザーが、フォルダ内のメッセージを削除できます。

6254487

連絡先が 1 つだけだった場合以降、アドレス帳の同期に失敗します。

6254563

不正な記号を使用してメールフォルダを作成したときにはエラーを発生させる必要があります。

6255167

連絡先の共有時にディレクトリ内のユーザーを検索するオプションが必要です。

6255177

連絡先の購読時に LDAP 内のユーザーを検索するオプションが必要です。

6255241

Outlook のごみ箱を右クリックして削除を実行してもメッセージが削除されません。

6255802

複数の HTML の部分を含む multipart/alternative のメッセージで HTML が正しく表示されません。

6256553

未開封メッセージで自動プレビュー区画が機能しません。

6258245

Outlook で同じメッセージに対して複数のコピーが配信されます。

6263902

「権限」ページでユーザーが入力したメールおよび連絡先の ID のチェック。

6265019

「権限」ページでグループ ID を入力するユーザーに、グループのメールフォルダ ACL を設定することが許可されます。

6265024

グローバルアクセスリストから選択したユーザーに、メールフォルダグループの ACL を設定することが許可されます。

6265029

購読されているメールフォルダの「権限」に「myright」が表示されます。

6265053

MAPI の呼び出しの OPEN_IF_EXISTS フラグで、フォルダの作成が正しく処理されません。

6266400

購読ユーザーからメンバーが共有連絡先および配布リストに追加されると、メンバーがアドレス帳に追加されます。

6268493

Communications Express と連携して使用すると、追加されたアクセス制御エントリが有効になりません。

6268850

未開封メールフォルダ内のメッセージを参照できません。

6270259

フォルダ名の大文字と小文字が一致しないことにより、メールフォルダでエラーが発生します。

6272767

フォルダ上の ACL の取得でエラーが発生するとメールフィルタがループします。

6273022

同期が発生すると ActiveSync や MSN デスクトップなどの MAPI クライアントによって Outlook がクラッシュします。

6273699

インストーラのバージョン番号がずれています。

6275910

新しいメッセージの作成時には、「表示」->「メッセージのソース」のメニュー項目は無効にすべきです。

6276394

インストーラがグローバルアドレスリストを検索可能なアドレス帳のリストに設定すべきです。

6276400

メニューオプションの「次を含むようにこのフォルダを変更してください」が小さすぎます。

6276410

フランス語で「このフォルダを変更」タイプのプルダウン項目が正しく翻訳されていません。

6276443

パッケージの作成時に、「LDAP - 'ユーザー設定検索ベース' には値を含める必要があります」の警告は不要です。

6277792

出席予定者が、別の存在しない会議との重複を知らせる会議メールを受信します。

6278081

不在通知メッセージの見出しをカスタマイズできます。

6279093

ログイン直後に IMAP フォルダを選択すると進捗バーが表示されますが、進捗状況が表示されません。

6279482

GAL がタイムアウトパラメータを考慮しません。

6279945

カレンダと連絡先の「権限」ページでは「ユーザー選択グループ」を許可すべきではありません。

6281352

アドレス帳の同期後、アドレス帳に追加された (GAL からの) グループが削除されます。

6281399

Outlook 2003 でグローバルアドレスリストでユーザーを検索するとエラーメッセージが表示されます。

6281406

GAL が使えなくなります。

6281573

GAL の最初のページを開こうとすると、非常に多くの LDAP 検索が実行されます。

6281588

GAL のエントリの詳細を表示すると、LDAP 検索が重複します。

6283869

接続が切断されたときに GAL が適切に処理されません。

6283887

ユーザーインタフェースの問題。

6284476

GAL からグループを追加して配布リストを更新すると、同期化後にグループが削除されます。

6285121

「LDAP」タブの「返される検索結果の最大数」オプションが機能しません。

6286602

英語版以外のオペレーティングシステムで Deployment Configuration Program を開くことができません。

6286892

パッケージの作成をキャンセルしても、Deployment Configuration Program が作成を継続します。

6287943

購読者からの共有連絡先の修正がプロバイダのアドレス帳に反映されません。

6289293

エラー「CABContainer::GetProps MAPI_E_NO_SUPPORT」が Outlook XP で発生します。

6291418

admin.exe で、ローカライズされたユーザーインタフェースを使用または起動しません。

6292161

メールフィルタへのアクセスに時間がかかります。

6292223

バックグラウンドの同期処理がクラッシュします。

6292270

インストーラで古いバージョンがアップグレードされません。

6292283

GAL コードでランダムにクラッシュします。

6293214

ローカルの連絡先フォルダに GAL のエントリを保存しても、Outlook 2000 で正しく同期化されません。

6293388

GAL 詳細検索に空の文字列が与えられると Outlook がクラッシュします。

6293962

resolvename が Outlook から呼びだされ、一致するものが 1 つしか見つからないと、処理に失敗します。

6294291

インストーラが、制限付きのユーザーログインに対するインストール権限に従いません。

6294295

オフラインモードで GAL が機能すべきではありません。

6294360

GAL ブラウザウィンドウで非 ASCII 文字を入力すると、マッチング後にインデックスがそのエントリに移動します。

6294688

Communications Express から vCard を持つメッセージを受信すると、Outlook では 2 つの vCard が添付されて表示されます。

6294698

「宛先」フィールドに 1 文字入力すると、応答が遅くなり、エラーが発生します。

6294835

サイレントモードで作成されたプロファイルが機能しません。

6295195

「.pst の IMAP/POP プロファイル設定」の下のオプションが混乱しています。

6295258

Google デスクトップがバックグラウンドで情報を取り込んでいるときにフォルダを開くと、Outlook がハングします。

6295739

Outlook.exe がランダムにクラッシュします。

6298656

Outlook XP でプロファイルを変換するとプロファイルが破損します。

6301175

特定の状況でメッセージサイズによるソートが機能しません。

6301748

オフラインモードで起動すると、メッセージを未開封として設定できません。

6302626

連絡先の PST からドラッグ & ドロップすると、誤った電子メールアドレスになります。

6304343

Deployment Configuration Program に関連付けられたヘルプファイルがありません。

6305421

GAL LDAP グループを追加すると Outlook がクラッシュします。

6305480

バグレポートはシステム情報のスペルを正しく記述すべきです。

6306813

Contacts.html がすべての言語で見つかりません。

6306818

日本語版で VLV ソート属性のラベルが不正です。

6306841

日本語版の「アドレス帳サーバーにログイン」のダイアログに誤りがあります。

6306846

日本語版の「グローバルアドレスリスト」タブで小さいサイズのフォントが使われています。

6306918

Outlook のプラグインとしてサードパーティー製のソフトウェアを使用すると電子メールが 2 回表示されます。

6309549

「グローバルアクセスリスト」タブで日本語の文字を表示できません。

制限事項と既知の問題

ここでは、このリリースの Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector の制限事項と既知の問題について説明します。

制限事項

このリリースの Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector にはいくつかの制限事項があります。主な制限事項は次のとおりです。

既知の問題

ここでは、このリリース時点での Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector の既知の問題について説明します。バグ ID がある場合は、かっこ内に記述しています。

問題を次のように分類して説明します。

一般

サイレントインストールモードでユーザープロファイルを変換または作成する場合は、デフォルトプロファイルが必要です。(4938665)

ユーザーが初めて Outlook を開くときには、管理権限が必要です。(5053786)

以前に変換されたユーザープロファイルが存在する場合、「ユーザープロファイル」タブの「変換/アップグレードまたは作成する」のオプションが選択されていると、Deployment Configuration Program は新しいプロファイルを作成しません。管理者は「変換/アップグレードせずに新規ユーザープロファイルを作成する」オプションを使用して、プロファイルを作成する必要があります。(5107345)

添付ファイルとして転送された連絡先は、連絡先フォルダに保存されません (Outlook 2000)。(6212865)

Web ツールバーを使用すると、Outlook がクラッシュします。(6214643)

インストールとアップグレード

Outlook がアップグレードされていると、インストールできません。(6253840 および 6254598)

現在の Microsoft Outlook 版 Connector プロファイルを持つユーザーが Outlook XP をアップグレードすると、既存のプロファイルを開けなくなります。また、新しいプロファイルをインストールしようとすると失敗します。

回避策: Outlook のバージョンをアップグレードまたは変更する場合、Microsoft Outlook 版 Connector をアンインストールし、再インストールしてください。

アップグレードによって、以前のサーバーとポートの設定に戻ります。

Microsoft Outlook 版 Connector 6 2004Q2 から Microsoft Outlook 版 Connector 7 2005Q4 にアップグレードするときに、サーバー名とポート番号が変更されていた場合は、アップグレードでは古いサーバー名とポート番号しか検知されません。

Communications Express の相互運用性

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector と Sun Java System Communications Express の相互運用性に関する問題は次のとおりです。

「差出人」ヘッダーのアドレス変更。(4949659)

出席者が出席依頼に返信し、winmail.dat カレンダの出席依頼を添付すると、「差出人」ヘッダーの名前が変更されます。たとえば、Outlook を使用している Joe が予定への出席依頼を Bob に送信します。Bob は元の winmail.dat カレンダ添付ファイルを自動的に返信する電子メールクライアントを使用して Joe に返信します。Joe が返信を開くと、「差出人」ヘッダーは Joe に変更されています。

Outlook では電子メール ID が必須項目です。(4969029)

カレンダ ID は持っているが、電子メール ID は持っていないユーザーに Communications Express で予定への出席を依頼した場合、Outlook ではこのユーザーが出席者として表示されません。Outlook では電子メール ID が必要です。

カレンダの購読を解除しても、フォルダリストからカレンダが削除されません。(5032872)

Communications Express でカレンダの購読を登録または解除した場合、Outlook を再起動しないとその情報は Outlook で更新されません。また、検索用に設定された LDAP が複製である場合、複製が更新されるまで購読リストも更新されません。

Outlook がサーバーと同期するときにエラーが発生します。(6175103)

Outlook がサーバーと同期しているときに Outlook または Communications Express で仕事を作成し、その後その仕事を削除したあとにユーザーが Outlook で仕事フォルダを開こうとすると、「メモリ不足のためすべてのセルを表示できません」というエラーが発生します。回避策として、別のフォルダに切り替えてから再度仕事フォルダに戻るようにします。

アドレス帳のサーバーの連絡先を正しく同期させるには設定パラメータを設定する必要があります。(6229276)

Communications Express から削除された連絡先のエントリを Outlook で検知するには、db_config.properties ファイルの Communications Express 設定パラメータ delete_perm を false に設定する必要があります。エントリを次のように設定します。

delete_perm=false

デフォルトは true です。このエントリは /var/opt/SUNWuwc/WEB-INF/config/ldapstore/db_config.properties にあります。

同じフォルダ名でも大文字と小文字の違いがある場合、その両方を表示することはできません。このようなフォルダは 1 つだけ表示されます。(6268483)

Outlook でフォルダ (TEST など) を作成し、その後 Communications Express で大文字と小文字が違う同じ名前のフォルダ (Test など) を作成すると、最初に作成されたフォルダ (この場合 TEST) だけが Microsoft Outlook 版 Connector で表示されます。

ユーザーが既存のフォルダ TEST を Communications Express で削除し、大文字と小文字の違いがある同じ名前のフォルダ ( Test) を保持 (または作成) した場合、その後ユーザーが初めて Outlook にログインしたときに、フォルダ TEST は削除されていますが、フォルダ Test はユーザーが Outlook を終了して再度ログインするまで表示されません。

Communications Express の相互運用性に関連した、バグ ID のないその他の問題を次に示します。

Microsoft Exchange の相互運用性

Sun Java System と Microsoft Exchange の相互運用性に関する問題は次のとおりです。

Free Busy Proxy for Exchange が完全な空き時間情報を返しません。(6174201)

長い件名の場合、タブが挿入されます。(6194768)

Exchange サーバーからのメッセージが Microsoft Outlook 版 Connector および Sun Java System Messaging Server を使用するサーバーに送信される場合、件名が長すぎると件名の行にタブが挿入されます。

ルールが正しく機能しません。(6200399)

Exchange プロファイルを使用した同じ手順 (LDAP GAL を追加し、LDAP エントリの 1 つをメールフィルタ/ルールに直接使用) が Exchange プロファイルで同じ結果を示す場合、LDAP GAL エントリを使用して作成された電子メールフィルタ (ルール) は Outlook 2000 で機能しません。つまり、Outlook 2000 ではフィルタは機能しません。Outlook XP (および Outlook 2003) では、フィルタは機能します。

回避策として、電子メールフィルタ/ルールで使用する連絡先をすべて個人用のアドレス帳に追加します。その後、LDAP エントリの代わりにローカルの連絡先をルール内で使用します。

人または配布リストからのルールが機能しません。(6203018)

連絡先フォルダ内の個人用アドレス帳からの配布リストが電子メールルール/フィルタに追加されると、配布リストを拡張するかどうかを確認するルールウィザードのダイアログが表示されます。ルール/フィルタには、電子メールアドレスの拡張リストが含まれる必要があります。LDAP GAL からの LDAP グループがルール/フィルタに追加された場合、ルールウィザードはグループを拡張することを確認せずに、単にグループの電子メールアドレスを使用します。LDAP グループを使用して作成されたルールは機能しません。これと同じ動作は、Exchange に接続されたプロファイル (また、サービスとして設定された LDAP ディレクトリを持つプロファイル) にも見られます。

回避策として、個々のグループメンバーを個人用のアドレス帳に追加し、それらを電子メールフィルタ内で使用します。

削除済みアイテムを回復できません。(6255190)

「削除済みアイテムフォルダを空にする」を選択したあとは、削除済みアイテムを回復することができません。

RTF 内に埋め込み OLE オブジェクトと HTML を持つメッセージの Exchange (versions 5.5、2000、および 2003) から Microsoft Outlook 版 Connector への受信が機能しません。

カレンダ

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector のカレンダに関連する問題は次のとおりです。

新しいカレンダプロファイルを作成すると、古いカレンダのアラームが表示されます。(5104189)

デフォルトの Calendar Server として設定されている Outlook で新しく作成した予定表 (カレンダ) に初めてログインすると、Outlook が将来のイベントだけでなく、古いイベントについてもアラームをポップアップで表示します。

購読しているカレンダがカレンダビューに表示されません。(6190293)

カレンダを初めて購読すると、カレンダ名は「カレンダ」となり、購読するカレンダの名前にはなりません。購読するカレンダの名前を表示するには、Outlook をログオフしてから再度 Outlook にログインします。すると、購読するカレンダの名前が表示されます。

共有の予定表のリンクを開いても購読できません (Outlook 2003)。(6292026)

Outlook 2003 では、左側のペインの最下部にある予定表アイコンをクリックすると予定表ビューが表示されます。その予定表ビューで「共有の予定表を開く」をクリックすると、ユーザーが共有の予定表のユーザー名を入力できるダイアログが表示されます。既知の共有の予定表のユーザー名が入力されると、「フォルダを表示できません。現在のプロファイルは、ユーザーに対するこの操作をサポートするように設定されていません。」というエラーが表示されます。これは連絡先と仕事でも発生します。

回避策として、共有の予定表を参照するには、フォルダ一覧で共有の予定表を選択します。

バグ ID が採番されていない Microsoft Outlook 版 Connector のカレンダに関連するその他の問題を次に示します。

メール

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector のメールに関連する問題は次のとおりです。

転送されたメッセージの添付ファイルの保存。(4946488)

転送されたメッセージの一部として添付ファイルを受信したときに、添付ファイルをダブルクリックしてもその添付ファイルを保存できません。添付ファイルを保存するには、添付ファイルを右クリックし、「名前を付けて保存」を選択してください。

ユーザーのメールボックスで 16,000 を越えるメッセージが受信トレイに蓄積されている場合、Outlook はすべてのメッセージをダウンロードするわけではありません。(5099436)

「大きいテーブル」をサポートするフラグを手動で設定する必要があります。これを行うには次の手順に従います。

  1. 「フォルダ - ユーザー名」を右クリックし、「フォルダ - ユーザー名」の「プロパティ」を選択して、「フォルダ プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「フォルダ プロパティ」ダイアログで「詳細」をクリックします。

  3. 「Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector」ダイアログで「詳細」タブをクリックします。

  4. 「個人用フォルダ」ボタンをクリックし、「個人用フォルダ」ダイアログの「大きいテーブルにアップグレードする」の横のボックスにチェックを入れます。

  5. 開いているすべてのダイアログで「OK」をクリックし、Outlook を再起動します。

検索結果に表示されたメッセージを別のフォルダに移動できません。(6227085)

Outlook XP では、ユーザーがメッセージを検索し、見つかったメッセージを別のフォルダに移動しようとするとエラーが発生します。

Outlook 2003 の迷惑メール処理が機能しません。(6312677)

Outlook 2003 で利用できる「迷惑メール」機能 (「ツール」->「オプション」を選択) は Microsoft Outlook 版 Connector では機能しません。このツールを使用してフィルタ処理されるように設定された送信者はフィルタ処理されません。回避策として、「ツール」->「メールフィルタ」オプションを使用します。

アドレス帳の問題

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector のアドレス帳に関連する問題は次のとおりです。

Communications Express から連絡先を削除しても、Outlook では削除されていません。(6225049)

Communications Express から削除された連絡先のエントリを Outlook で検知するには、db_config.properties ファイルの Communications Express 設定パラメータ delete_perm を false に設定する必要があります。エントリを次のように設定します。

delete_perm=false

デフォルトは true です。このエントリは /var/opt/SUNWuwc/WEB-INF/config/ldapstore/db_config.properties にあります。

購読の解除後に共有の連絡先がアドレス帳から削除されていません。(6267180)

共有の連絡先の購読を解除しても、その連絡先がアドレス帳の「名前の一覧を表示するアドレス帳」の一覧から削除されません。次の 2 つの回避策があります。

デフォルトの Web ブラウザで設定されているプロキシが停止している場合、アドレス帳サーバーへのログインに失敗します。(6315910)

ローカライズに関する問題

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector のローカライズ版に影響する問題は次のとおりです。

Windows マシンでは、ローカライズ版のオンラインヘルプに次の領域の問題が 1 つ以上起こることがあります。(5035363、5031913、5028387、5028413、5034886)

Deployment Configuration Program のインストーラはローカライズされていません。Microsoft Outlook 版 Connector のインストールパネルの一部も英語で表示されます。(5028359)

韓国語版の Microsoft Outlook 版 Connector インストールパネルで韓国語のフルネームを入力すると、認識されない文字が表示されます。(5028453)

ログファイルに認識されない文字が含まれることがあります。(5033783)

「連絡先」が正しく表示されません。(6212970)

日本語版と中国語版の Outlook 2003 を Windows XP で使用した場合、「選択」ウィンドウで「名前の一覧を表示するアドレス帳」コンボボックスのアイテム「連絡先」の文字が正しく表示されません。

設定プログラムから印刷すると日本語の文字が正しく印字されません。(6309420)

Deployment Configuration Program からの印刷に日本語の文字が含まれる場合、それらは正しく印字されません。

設定ウィザードのボタンのうち、説明が表示されないものがあります。(6309494)

繁体字中国語版で、設定ウィザードパネルの説明部分でボタンのラベルに表示されない単語があります (「Next」、「Install」、「Back」、および「Cancel」)。

設定ウィザードのダイアログが破損しています。(6309523)

Windows 2000 日本語版および中国語版の Outlook 2000 で、「Sun Communication Server」の「セットアップ ウィザード」ダイアログが破損しています。

プロファイル名が日本語の場合、プロファイルを検索できません。(6310160)

プロファイルが日本語の場合、変換に失敗します (Windows 2003 上の Outlook 2003)。

プロファイルを手動で作成すると、Outlook が起動しません。(6310190)

プロファイルを手動で作成した場合、そのプロファイルを使用して Outlook を起動することはできません。「Sun Java System Connector for Microsoft Outlook エラー」が表示されます。

日本語の IMAP プロファイル名を変換できません。(6313321)

IMAP プロファイルがすでに存在し、そのプロファイルを Outlook で使用したことがない場合は、変換に失敗します。

再配布可能なファイル

Microsoft Outlook 版 Connector では、再配布可能なファイルは使用されていません。