ロードバランスの設定

ロードバランスを設定する前に、ロードバランサプラグインをインストールする必要があります。ロードバランスプラグインのインストール手順については、『Sun Java System Application Server 9.1 Installation Guide』の「To Install the Load Balancing Plug-in (standalone)」を参照してください。ここでは、クラスタまたはエンタープライズプロファイルでドメインを実行していることを前提とします。

ロードバランスを設定するには

1. 管理コンソールを使用してロードバランサを作成します。または、asadmin create-http-lb(1) コマンドを使用することもできます。

   1. 管理コンソールで「HTTP ロードバランサ」ノードをクリックします。

   2. 「新規」をクリックします。

   3. ロードバランサの名前として lb1 と入力し、「変更を自動的に適用」チェックボックスをオンにします。このオプションを選択した場合は、ロードバランサの設定をエクスポートする必要がありません。ロードバランサの設定に対するすべての変更が、自動的に伝達されます。

   4. Web Server のインストールされているホスト、Web Server インスタンスのポートを入力します。このサンプルシナリオでは、Web Server ホストは localhost で、ポートは 38000 です。

   5. ターゲットとして cluster1 を選択します。

      サンプルのクラスタ (cluster1) の作成方法は、「クラスタの作成」を参照してください。

   6. 「了解」をクリックします。

2. cluster1 のロードバランスを有効にします。

   asadmin enable-http-lb-server cluster1

3. clusterjsp アプリケーションのロードバランスを有効にします。

   asadmin enable-http-lb-application –name clusterjsp cluster1

参照

ロードバランサ設定の変更方法や診断プログラムの作成方法といった詳細なトピックについては、『Sun Java System Application Server 9.1 高可用性 (HA) 管理ガイド』の第 5 章「HTTP 負荷分散の設定」を参照してください。