Sun Java System Application Server 9.1 管理ガイド

監視について

Application Server での監視

監視機能を使用して Application Server のサーバーインスタンスに配備されている各種コンポーネントおよびサービスの実行時状態を把握します。実行時コンポーネントとプロセスに関する情報を使用して、チューニングに関わるパフォーマンスボトルネックを識別し、処理能力を計画し、障害を見積もり、障害の場合の原因を分析して、期待どおりの機能性を確保できます。

監視をオンにすると、オーバーヘッドの増大によりパフォーマンスが低下します。

管理ルールを使用して、サーバーに関する潜在的な問題を通知することもできます。さらにオプションで、サーバーが一定のパフォーマンスしきい値に達したときに措置を講じることもできます。詳細については、第 19 章「管理ルールの設定」を参照してください。

監視の概要

Application Server を監視するには、次の手順を実行します。

  1. 管理コンソールまたは asadmin ツールを使用して、特定のサービスおよびコンポーネントの監視を有効にします。

    この手順の詳細については、「監視の有効化と無効化」を参照してください。

  2. 管理コンソールまたは asadmin ツールを使用して、特定のサービスおよびコンポーネントの監視データを表示します。

    この手順の詳細については、「監視データの表示」を参照してください。

監視可能なオブジェクトのツリー構造について

Application Server は、ツリー構造を使って監視可能なオブジェクトを追跡します。監視オブジェクトのツリーは動的であり、インスタンス内におけるコンポーネントの追加、更新、削除に応じて変更されます。ツリー内のルートオブジェクトは、server などのサーバーインスタンス名です。開発者プロファイルでは、1 つのサーバーインスタンスしか使用できません。

次のコマンドを実行すると、ツリーのトップレベルが表示されます。


asadmin> list --user adminuser --monitor server
server.applications
server.http-service
server.connector-service
server.jms-service
server.jvm
server.orb
server.resources
server.thread-pools

次の各節では、これらのサブツリーについて説明します。

アプリケーションのツリー

次の図に、エンタープライズアプリケーションの各種コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。詳細については、「EJB コンテナの統計」を参照してください。


例 18–1 アプリケーションノードのツリー構造

applications
   |--- application1
   |    |--- ejb-module-1
   |    |        |--- ejb1 *
   |    |                  |--- cache (エンティティー/ステートフルセッション Bean) *
   |    |                  |--- pool (ステートレスセッション/メッセージ駆動型/エンティティー Bean 用) *
   |    |                  |--- methods
   |    |                       |---method1 *
   |    |                       |---method2 *
   |    |                  |--- stateful-session-store (ステートフルセッション Bean)*
   |    |                  |--- timers (ステートレスセッション/エンティティー/mdb) *
   |    |--- web-module-1
   |    |        |--- virtual-server-1 *
   |    |                       |---servlet1  *
   |    |                       |---servlet2  *
   |--- standalone-web-module-1
   |    |        |----- virtual-server-2 *
   |    |                       |---servlet3 *
   |    |                       |---servlet4 *
   |    |        |----- virtual-server-3 *
   |    |                       |---servlet3 *(ほかの仮想サーバーと同一のサーブレット)
   |    |                       |---servlet5 *
   |--- standalone-ejb-module-1
   |    |        |--- ejb2 *
   |    |                  |--- cache (エンティティー/ステートフルセッション Bean) *
   |    |                  |--- pool (ステートレスセッション/メッセージ駆動型/エンティティー Bean 用) *
   |    |                  |--- methods
   |    |                       |--- method1 *
   |    |                       |--- method2 *
   |--- application2

HTTP サービスのツリー

HTTP サービスのノードを、次の図に示します。監視情報が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「HTTP サービスの統計」を参照してください。


例 18–2 HTTP サービスの図

http-service *
             |---connection-queue *
             |---dns *
             |---file-cache *
             |---keep-alive *
             |---pwc-thread-pool *
             |---virtual-server-1*
             |        |--- request *
             |---virtual-server-2*
             |        |--- request *

リソースのツリー

リソースノードには、JDBC 接続プールやコネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種リソースコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「JDBC 接続プールの統計」を参照してください。


例 18–3 リソースの図

resources
        |---connection-pool1(connector-connection-pool、jdbc のいずれか)*
        |---connection-pool2(connector-connection-pool、jdbc のいずれか)*

コネクタサービスのツリー

コネクタサービスノードには、コネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種コネクタサービスコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「JMS サービスおよびコネクタサービスの統計」を参照してください。


例 18–4 コネクタサービスの図

connector-service
        |--- resource-adapter-1
        |        |-- connection-pools
        |        |        |-- pool-1 (このプールのすべてのプール状態)
        |        |-- work-management (このリソースアダプタのすべての作業管理状態)

JMS サービスのツリー

JMS サービスノードには、コネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 JMS サービスコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。


例 18–5 JMS サービスの図

jms-service
        |-- connection-factories (リソースアダプタの世界では接続プールと呼ばれるもの)
        |        |-- connection-factory-1 (この接続ファクトリのすべての接続ファクトリ状態)
        |-- work-management (この MQ リソースアダプタのすべての作業管理状態)

ORB のツリー

ORB ノードには、接続マネージャーの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 ORB コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「ORB の接続マネージャーの統計」を参照してください。


例 18–6 ORB の図

orb
        |--- connection-managers
        |        |--- connection-manager-1 *
        |        |--- connection-manager-1 *

スレッドプールのツリー

スレッドプールノードには、接続マネージャーの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 ORB コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「スレッドプールの統計」を参照してください。


例 18–7 スレッドプールの図

thread-pools
        |    |--- thread-pool-1 *
        |    |--- thread-pool-2 *

監視対象のコンポーネントとサービスの統計について

この節では、利用可能な監視統計について説明します。

EJB コンテナの統計

EJB コンテナの統計を次の表に示します。

EJB 統計を次の表に示します。

表 18–1 EJB 統計

属性名 

データ型 

説明 

createcount

CountStatistic 

特定の EJB に対する create メソッドの呼び出し回数。

removecount

CountStatistic 

特定の EJB に対する remove メソッドの呼び出し回数。

pooledcount

RangeStatistic 

プールされた状態にあるエンティティー Bean の数。 

readycount

RangeStatistic 

実行可能状態にあるエンティティー Bean の数。 

messagecount

CountStatistic 

特定のメッセージ駆動型 Bean に対して受信されたメッセージの数。 

methodreadycount

RangeStatistic 

MethodReady 状態にあるステートフルまたはステートレスセッション Beans の数。

passivecount

RangeStatistic 

Passive 状態にあるステートフルセッション Beans の数。

EJB メソッド呼び出しに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–2 EJB メソッドの統計

属性名 

データ型 

説明 

methodstatistic

TimeStatistic 

特定の操作の呼び出し回数。その呼び出しにかかった合計時間など。 

totalnumerrors

CountStatistic 

メソッド実行時に例外が発生した回数。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 

totalnumsuccess

CountStatistic 

メソッドが正常に実行された回数。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 

executiontime

CountStatistic 

成功または失敗した最後の操作実行時にメソッド実行に費やされた時間 (ミリ秒)。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 

EJB セッションストアに関する統計を、次の表に示します。

表 18–3 EJB セッションストアの統計

属性名 

データ型 

説明 

currentSize

RangeStatistic 

現在ストア内に存在している、非活性化またはチェックポイント化されたセッションの数。 

activationCount

CountStatistic 

ストアから活性化されたセッションの数。 

activationSuccessCount

CountStatistic 

ストアからの活性化に成功したセッションの数 

activationErrorCount

CountStatistic 

成功または失敗した最後の操作実行時にメソッド実行に費やされた時間 (ミリ秒)。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 

passivationCount

CountStatistic 

このストアを使って非活性化されたセッションの数。 

passivationSuccessCount

CountStatistic 

このストアを使って正常に非活性化されたセッションの数。 

passivationErrorCount

CountStatistic 

このストアを使って非活性化できなかったセッションの数。 

expiredSessionCount

CountStatistic 

期限切れによりこのストアから削除されたセッションの数。 

passivatedBeanSize

CountStatistic 

このストアによって非活性化されたバイト数の合計 (合計、最小、最大を含む)。 

passivationTime

CountStatistic 

Beans のストアへの非活性化に要した時間 (合計、最小、最大を含む)。 

checkpointCount (エンタープライズプロファイルのみ)

CountStatistic 

このストアを使ってチェックポイント化されたセッションの数。 

checkpointSuccessCount (エンタープライズプロファイルのみ)

CountStatistic 

正常にチェックポイント化されたセッションの数。 

checkpointErrorCount (エンタープライズプロファイルのみ)

CountStatistic 

チェックポイント化できなかったセッションの数。 

checkpointedBeanSize (エンタープライズプロファイルのみ)

ValueStatistic 

ストアによってチェックポイント化されたバイト数の合計。 

checkpointTime (エンタープライズプロファイルのみ)

TimeStatistic 

Beans のストアへのチェックポイント化に要した時間。 

EJB プールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–4 EJB プールの統計

属性名 

データ型 

説明 

numbeansinpool

BoundedRangeStatistic 

関連付けられたプール内の EJB 数。これにより、プールがどのように変化しているかがわかります。 

numthreadswaiting

BoundedRangeStatistic 

未使用 Beans を取得するために待機しているスレッドの数。これは、要求が過剰である可能性を示します。 

totalbeanscreated

CountStatistic 

関連付けられたプール内でデータ収集開始後に作成された Beans の数。 

totalbeansdestroyed

CountStatistic 

関連付けられたプール内でデータ収集開始後に破棄された Beans の数。 

jmsmaxmessagesload

CountStatistic 

メッセージ駆動型 Bean のサービスを提供するために JMS セッション内に一度にロード可能なメッセージの最大数。デフォルトは 1。メッセージ駆動型 Beans 用のプールにのみ適用されます。 

EJB キャッシュに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–5 EJB キャッシュの統計

属性名 

データ型 

説明 

cachemisses

BoundedRangeStatistic 

ユーザー要求に対する Bean がキャッシュ内で見つからなかった回数。 

cachehits

BoundedRangeStatistic 

ユーザー要求に対するエントリがキャッシュ内で見つかった回数。 

numbeansincache

BoundedRangeStatistic 

キャッシュ内の Beans 数。これは現在のキャッシュサイズです。 

numpassivations

CountStatistic 

非活性化された Bean の数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 

numpassivationerrors

CountStatistic 

非活性化中に発生したエラーの数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 

numexpiredsessionsremoved

CountStatistic 

クリーンアップスレッドによって削除された期限切れセッションの数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 

numpassivationsuccess

CountStatistic 

非活性化が正常に終了した回数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 

タイマーに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–6 タイマーの統計

Statistic 

データ型 

説明 

numtimerscreated

CountStatistic 

システム内で作成されたタイマーの数。 

numtimersdelivered

CountStatistic 

システムによって配信されたタイマーの数。 

numtimersremoved

CountStatistic 

システムから削除されたタイマーの数。 

Web コンテナの統計

Web コンテナは、「アプリケーションのツリー」に示したオブジェクトツリー内に含まれます。Web コンテナの統計は、個々の Web アプリケーションごとに表示されます。Web コンテナのサーブレットに関して利用可能な統計を表 18–7 に、Web モジュールに関して利用可能な統計を表 18–8 に示します。

表 18–7 Web コンテナ (サーブレット) の統計

Statistic 

単位 

データ型 

コメント 

errorcount

番号 

CountStatistic 

応答コードが 400 以上になった場合の累計件数。 

maxtime

ミリ秒 

CountStatistic 

Web コンテナの要求待ち状態の最大継続時間。 

processingtime

ミリ秒 

CountStatistic 

各要求の処理に要した時間の累計値。この処理時間は、要求処理時間を要求数で割って得られた平均値です。 

requestcount

番号 

CountStatistic 

その時点までに処理された要求の合計数。 

Web モジュールに関して利用可能な統計を、「Web コンテナの統計」に示します。

表 18–8 Web コンテナ (Web モジュール) の統計

Statistic 

データ型 

コメント 

jspcount

CountStatistic 

この Web モジュール内に読み込まれた JSP ページの数。 

jspreloadcount

CountStatistic 

この Web モジュール内に再読み込みされた JSP ページの数。 

sessionstotal

CountStatistic 

この Web モジュールに対して作成されたセッションの合計数。 

activesessionscurrent

CountStatistic 

この Web モジュールで現在アクティブになっているセッションの数。 

activesessionshigh

CountStatistic 

この Web モジュールで同時にアクティブになれるセッションの最大数。 

rejectedsessionstotal

CountStatistic 

この Web モジュールで拒否されたセッションの合計数。これは、最大許可セッション数がすでにアクティブになっていたために作成されなかったセッションの数です。 

expiredsessionstotal

CountStatistic 

この Web モジュールで期限切れになったセッションの合計数。 

sessionsize

AverageRangeStatistic 

この Web モジュールのセッションのサイズ。値は high、low、average のいずれかです。ただし、直列化されたセッションの場合はバイト値になります。 

sessionpersisttime

AverageRangeStatistic 

この Web モジュールの HTTP セッション状態のバックエンドストアへの持続化に要した時間 (ミリ秒値、low、high、average のいずれか)。 

cachedsessionscurrent

CountStatistic 

この Web モジュールで現在メモリー内にキャッシュされているセッションの数。 

passivatedsessionscurrent

CountStatistic 

この Web モジュールで現在非活性化されているセッションの数。 

HTTP サービスの統計

Sun Java System Application Server 8.x Platform Edition で提供されていた HTTP サービス統計はより高機能な PWC (Production Web Container) の統計に置き換えられました。PWC については 「PWC (Production Web Container) の統計」を参照してください。

JDBC 接続プールの統計

JDBC リソースを監視することで、パフォーマンスを測定するとともに、実行時のリソースの使用状況を把握します。JDBC 接続の作成はコストのかかる処理であり、アプリケーションのパフォーマンス上のボトルネックになることが多いため、JDBC 接続プールで新しい接続がどのように解放/作成されているかや、特定のプールから接続を取得するために待機しているスレッドがどれくらい存在するかを監視することが不可欠です。

JDBC 接続プールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–9 JDBC 接続プールの統計

Statistic 

単位 

データ型 

説明 

numconnfailedvalidation

番号 

CountStatistic 

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間に検証に失敗した接続プール内の接続の合計数。 

numconnused

番号 

RangeStatistic 

接続の使用状況に関する統計を提供します。現在使用されている合計接続数に加え、過去に使用された接続の最大数 (ハイウォーターマーク) に関する情報も提供します。 

numconnfree

番号 

CountStatistic 

前回のサンプリング時点におけるプール内の未使用接続の合計数。 

numconntimedout

番号 

BoundedRangeStatistic 

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間にタイムアウトしたプール内の接続の合計数。 

averageconnwaittime

番号 

CountStatistic 

コネクタ接続プールに対する接続要求が成功した場合の平均接続待ち時間を示します。 

waitqueuelength

番号 

CountStatistic 

サービスを受けるためにキュー内で待機している接続要求の数。 

connectionrequestwaittime

 

RangeStatistic 

接続要求の最長待ち時間と最短待ち時間。現在の値は、プールのサービスを最後に受けた要求の待ち時間を示します。 

numconncreated

ミリ秒 

CountStatistic 

前回のリセット後に作成された物理接続の数。 

numconndestroyed

番号 

CountStatistic 

前回のリセット後に破棄された物理接続の数。 

numconnacquired

番号 

CountStatistic 

プールから取得された論理接続の数。 

numconnreleased

番号 

CountStatistic 

プールに解放された論理接続の数。 

JMS サービスおよびコネクタサービスの統計

コネクタ接続プールに関して利用可能な統計を、表 18–10 に示します。コネクタ作業管理に関する統計を、表 18–11 に示します。

表 18–10 コネクタ接続プールの統計

Statistic 

単位 

データ型 

説明 

numconnfailedvalidation

番号 

CountStatistic 

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間に検証に失敗した接続プール内の接続の合計数。 

numconnused

番号 

RangeStatistic 

接続の使用状況に関する統計を提供します。現在使用されている合計接続数に加え、過去に使用された接続の最大数 (ハイウォーターマーク) に関する情報も提供します。 

numconnfree

番号 

RangeStatistic 

前回のサンプリング時点におけるプール内の未使用接続の合計数。 

numconntimedout

番号 

CountStatistic 

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間にタイムアウトしたプール内の接続の合計数。 

averageconnwaittime

番号 

CountStatistic 

接続プールからサービスを受けるまでにかかった平均接続待ち時間。 

waitqueuelenght

番号 

CountStatistic 

サービスを受けるためにキュー内で待機している接続要求の数。 

connectionrequestwaittime

 

RangeStatistic 

接続要求の最長待ち時間と最短待ち時間。現在の値は、プールのサービスを最後に受けた要求の待ち時間を示します。 

numconncreated

ミリ秒 

CountStatistic 

前回のリセット後に作成された物理接続の数。 

numconndestroyed

番号 

CountStatistic 

前回のリセット後に破棄された物理接続の数。 

numconnacquired

番号 

CountStatistic 

プールから取得された論理接続の数。 

numconnreleased

番号 

CountStatistic 

プールに解放された論理接続の数。 

コネクタ作業管理に関して利用可能な統計を、次の図に示します。

表 18–11 コネクタ作業管理の統計

Statistic 

データ型 

説明 

activeworkcount

RangeStatistic 

コネクタによって実行された作業オブジェクトの数。 

waitqueuelength

RangeStatistic 

実行される前にキュー内で待機している作業オブジェクトの数。 

workrequestwaittime

RangeStatistic 

作業オブジェクトが実行されるまでの最長待ち時間と最短待ち時間。 

submittedworkcount

CountStatistic 

コネクタモジュールによって送信された作業オブジェクトの数。 

rejectedworkcount

CountStatistic 

Application Server によって拒否された作業オブジェクトの数。 

completedworkcount

CountStatistic 

完了した作業オブジェクトの数。 

ORB の接続マネージャーの統計

ORB の接続マネージャーに関して利用可能な統計を、次の図に示します。

表 18–12 ORB の接続マネージャーの統計

Statistic 

単位 

データ型 

説明 

connectionsidle

番号 

CountStatistic 

ORB への接続のうち、アイドル状態のものの合計数を提供します。 

connectionsinuse

番号 

CountStatistic 

ORB への接続のうち、使用中のものの合計数を提供します。 

totalconnections

番号 

BoundedRangeStatistic 

ORB への接続の合計数。 

スレッドプールの統計

スレッドプールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–13 スレッドプールの統計

Statistic 

単位 

データ型 

説明 

averagetimeinqueue

ミリ秒 

RangeStatistic 

キュー内の要求が処理されるまでの平均待ち時間 (ミリ秒)。 

averageworkcompletion-time

ミリ秒 

RangeStatistic 

1 つの作業の平均完了時間 (ミリ秒)。 

currentnumberofthreads

番号 

BoundedRangeStatistic 

要求処理スレッドの現在の数。 

numberofavailablethreads

番号 

CountStatistic 

利用可能なスレッドの数。 

numberofbusythreads

番号 

CountStatistic 

ビジー状態のスレッドの数。 

totalworkitemsadded

番号 

CountStatistic 

その時点までに作業キューに追加された作業項目の合計数。 

トランザクションサービスの統計

トランザクションサービスを使えば、クライアントはトランザクションサブシステムをフリーズできます。フリーズすると、トランザクションをロールバックしたり、フリーズ時点で処理中であったトランザクションを特定したりできます。トランザクションサービスに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–14 トランザクションサービスの統計

Statistic 

データ型 

説明 

activecount

CountStatistic 

現在アクティブなトランザクションの数。 

activeids

StringStatistic 

現在アクティブなトランザクションの ID。それらの各トランザクションは、トランザクションサービスのフリーズ後にロールバックすることができます。 

committedcount

CountStatistic 

コミットされたトランザクションの数。 

rolledbackcount

CountStatistic 

ロールバックされたトランザクションの数。 

state

StringStatistic 

トランザクションがフリーズされたかどうかを示します。 

Java 仮想マシン (JVM) の統計

JVM の監視可能な属性は、常に有効になっています。JVM に関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–15 JVM の統計

Statistic 

データ型 

説明 

heapsize

BoundedRangeStatistic 

JVM のメモリーヒープサイズの上限と下限の間にある常駐メモリーフットプリント。 

uptime

CountStatistic 

JVM の稼働時間。 

Java SE の JVM 統計

Java SE では、JVM から追加の監視情報を取得できます。監視レベルを「低」に設定すると、この追加情報の表示が有効になります。監視レベルを「高」に設定すると、さらにシステム内の各ライブスレッドに関する情報も表示されます。Java SE で利用可能な追加監視機能の詳細については、『Monitoring and Management for the Java Platform』というタイトルの文書を参照してください。この文書は http://java.sun.com/javase/ja/6/docs/ja/ で利用可能になっています。

Java SE の監視ツールについては、http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/tools/#manage を参照してください。

Java SE の JVM で利用可能なクラス読み込み関連の統計を、次の図に示します。

表 18–16 Java SE の JVM 統計 - クラス読み込み

Statistic 

データ型 

説明 

loadedclasscount

CountStatistic 

JVM 内に現在読み込まれているクラスの数。 

totalloadedclasscount

CountStatistic 

JVM の実行開始後に読み込まれたクラスの合計数。 

unloadedclasscount

CountStatistic 

JVM の実行開始後に JVM から読み込み解除されたクラスの数。 

Java SE の JVM で利用可能なコンパイル関連の統計を、次の図に示します。

表 18–17 Java SE の JVM 統計 - コンパイル

Statistic 

データ型 

説明 

totalcompilationtime

CountStatistic 

コンパイルに費やされた時間の累計 (ミリ秒)。 

Java SE の JVM で利用可能なガベージコレクション関連の統計を、次の図に示します。

表 18–18 Java SE の JVM 統計 - ガベージコレクション

Statistic 

データ型 

説明 

collectioncount

CountStatistic 

実行されたコレクションの合計回数。 

collectiontime

CountStatistic 

コレクション時間の累計値 (ミリ秒)。 

Java SE の JVM で利用可能なメモリー関連の統計を、次の図に示します。

表 18–19 Java SE の JVM 統計 - メモリー

Statistic 

データ型 

説明 

objectpendingfinalizationcount

CountStatistic 

ファイナライズを保留しているオブジェクトの概算数。 

initheapsize

CountStatistic 

JVM が最初に要求したヒープのサイズ。 

usedheapsize

CountStatistic 

現在使用されているヒープのサイズ。 

maxheapsize

CountStatistic 

メモリー管理用として使用可能なメモリーの最大サイズ (バイト)。 

committedheapsize

CountStatistic 

JVM 用としてコミットされたメモリーのサイズ (バイト)。 

initnonheapsize

CountStatistic 

JVM が最初に要求した非ヒープ領域のサイズ。 

usednonheapsize

CountStatistic 

現在使用されている非ヒープ領域のサイズ。 

maxnonheapsize

CountStatistic 

メモリー管理用として使用可能なメモリーの最大サイズ (バイト)。 

committednonheapsize

CountStatistic 

JVM 用としてコミットされたメモリーのサイズ (バイト)。 

Java SE の JVM で利用可能なオペレーティングシステム関連の統計を、次の図に示します。

表 18–20 Java SE の JVM 統計 - オペレーティングシステム

Statistic 

データ型 

説明 

arch

StringStatistic 

オペレーティングシステムのアーキテクチャー。 

availableprocessors

CountStatistic 

JVM が使用できるプロセッサの数。 

name

StringStatistic 

オペレーティングシステムの名前。 

version

StringStatistic 

オペレーティングシステムのバージョン。 

Java SE の JVM で利用可能なランタイム関連の統計を、次の図に示します。

表 18–21 Java SE の JVM 統計 - ランタイム

Statistic 

データ型 

説明 

name

StringStatistic 

実行中の JVM を表す名前 

vmname

StringStatistic 

JVM 実装の名前。 

vmvendor

StringStatistic 

JVM 実装のベンダー。 

vmversion

StringStatistic 

JVM 実装のバージョン。 

specname

StringStatistic 

JVM 仕様の名前。 

specvendor

StringStatistic 

JVM 仕様のベンダー。 

specversion

StringStatistic 

JVM 仕様のバージョン。 

managementspecversion

StringStatistic 

JVM が実装している管理仕様のバージョン。 

classpath

StringStatistic 

システムクラスローダーがクラスファイルの検索時に使用するクラスパス。 

librarypath

StringStatistic 

Java のライブラリパス。 

bootclasspath

StringStatistic 

ブートストラップクラスローダーがクラスファイルの検索時に使用するクラスパス。 

inputarguments

StringStatistic 

JVM に渡された入力引数。main メソッドに対する引数は含みません。

uptime

CountStatistic 

JVM の稼働時間 (ミリ秒)。 

Java SE の JVM で利用可能な ThreadInfo 関連の統計を、次の図に示します。

表 18–22 Java SE の JVM 統計 - ThreadInfo

Statistic 

データ型 

説明 

threadid

CountStatistic 

スレッドの ID。 

threadname

StringStatistic 

スレッドの名前 

threadstate

StringStatistic 

スレッドの状態。 

blockedtime

CountStatistic 

このスレッドが BLOCKED 状態に入ったあと経過した時間 (ミリ秒)。スレッド競合監視が無効になっている場合は、-1 が返されます。

blockedcount

CountStatistic 

このスレッドが BLOCKED 状態に入った合計回数。

waitedtime

CountStatistic 

スレッドが WAITING 状態に入ったあと経過した時間 (ミリ秒)。スレッド競合監視が無効になっている場合は、-1 が返されます。

waitedcount

CountStatistic 

スレッドが WAITING 状態または TIMED_WAITING 状態になった合計回数。

lockname

StringStatistic 

このスレッドが獲得をブロックされている監視ロック、またはこのスレッドが Object.wait メソッド経由で通知されるのを待っている監視ロックの文字列表現。

lockownerid

CountStatistic 

このスレッドのブロック対象オブジェクトの監視ロックを保持しているスレッドの ID。 

lockownername

StringStatistic 

このスレッドのブロック対象オブジェクトの監視ロックを保持しているスレッドの名前。 

stacktrace

StringStatistic 

このスレッドに関連付けられているスタックトレース。 

Java SE の JVM で利用可能なスレッド関連の統計を、次の図に示します。

表 18–23 Java SE の JVM 統計 - スレッド

Statistic 

データ型 

説明 

threadcount

CountStatistic 

ライブデーモンスレッドと非デーモンスレッドの現在の数。 

peakthreadcount

CountStatistic 

JVM 起動後またはピーク値リセット後におけるライブスレッドのピーク数。 

totalstartedthreadcount

CountStatistic 

JVM が起動されて以来、作成されたスレッド、起動されたスレッド、作成および起動されたスレッドの合計数。 

daemonthreadcount

CountStatistic 

ライブデーモンスレッドの現在の数。 

allthreadids

StringStatistic 

すべてのライブスレッド ID のリスト。 

currentthreadcputime

CountStatistic 

CPU 時間の測定が有効になっている場合は、現在のスレッドに対する CPU 時間 (ナノ秒)。CPU 時間の測定が無効になっている場合は、-1 が返されます。 

monitordeadlockedthreads

StringStatistic 

監視デッドロックが発生しているスレッド ID のリスト。 

PWC (Production Web Container) の統計

次の各表に示す PWC コンポーネントおよびサービスの統計が利用可能です。

PWC 仮想サーバーに関する統計を、次の表に示します。

表 18–24 PWC 仮想サーバーの統計

属性名 

データ型 

説明 

id

StringStatistic 

仮想サーバーの ID。 

mode

StringStatistic 

仮想サーバーのモード。unknownactive のいずれかを選択できます。

hosts

StringStatistic 

この仮想サーバーからサービスを受けているホストの名前。 

interfaces

StringStatistic 

仮想サーバーに設定されたインタフェース (リスナー) のタイプ。 

PWC 要求に関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–25 PWC 要求の統計

属性名 

データ型 

説明 

method

StringStatistic 

要求で使用されたメソッド。 

uri

StringStatistic 

最後に処理された URI。 

countrequests

CountStatistic 

処理された要求の数。 

countbytestransmitted

CountStatistic 

送信バイト数。この情報が利用不可能な場合は 0 

countbytesreceived

CountStatistic 

受信バイト数。この情報が利用不可能な場合は 0。 

ratebytesreceived

CountStatistic 

サーバーで定義されたある期間内に受信されたデータの受信速度。この情報が利用不可能な場合は 0 

maxbytestransmissionrate

CountStatistic 

サーバーで定義されたある期間内に送信されたデータの最大送信速度。この情報が利用不可能な場合は 0。 

countopenconnections

CountStatistic 

現在開いている接続の数。この情報が利用不可能な場合は 0。 

maxopenconnections

CountStatistic 

同時に開ける接続の最大数。この情報が利用不可能な場合は 0。 

count2xx

CountStatistic 

コード 2XX の応答の合計数。 

count3xx

CountStatistic 

コード 3XX の応答の合計数。 

count4xx

CountStatistic 

コード 4XX の応答の合計数。 

count5xx

CountStatistic 

コード 5XX の応答の合計数。 

countother

CountStatistic 

その他の応答コードを含む応答の合計数。 

count200

CountStatistic 

コード 200 の応答の合計数。 

count302

CountStatistic 

コード 302 の応答の合計数。 

count304

CountStatistic 

コード 304 の応答の合計数。 

count400

CountStatistic 

コード 400 の応答の合計数。 

count401

CountStatistic 

コード 401 の応答の合計数。 

count403

CountStatistic 

コード 403 の応答の合計数。 

count404

CountStatistic 

コード 404 の応答の合計数。 

count503

CountStatistic 

コード 503 の応答の合計数。 

キャッシュ情報セクションでは、ファイルキャッシュの使用状況に関する情報が提供されます。PWC ファイルキャッシュに関する統計を、次の表に示します。

表 18–26 PWC ファイルキャッシュの統計

属性名 

データ型 

説明 

flagenabled

CountStatistic 

ファイルキャッシュが有効になっているかどうかを示します。有効な値は、0 (no)、1 (yes) のいずれかです。 

secondsmaxage

CountStatistic 

有効なキャッシュエントリの最大有効期間 (秒)。 

countentries

CountStatistic 

現在のキャッシュエントリの数。単一のキャッシュエントリは単一の URI を表します。 

maxentries

CountStatistic 

同時に存在可能なキャッシュエントリの最大数。 

countopenentries

CountStatistic 

特定のオープンファイルに関連付けられたエントリの数。 

maxopenentries

CountStatistic 

特定のオープンファイルに同時に関連付けることのできるキャッシュエントリの最大数。 

sizeheapcache

CountStatistic 

キャッシュコンテンツ格納用のヒープ領域。 

maxheapcachesize

CountStatistic 

キャッシュファイルコンテンツ格納用のヒープ領域の最大サイズ。 

sizemmapcache

CountStatistic 

メモリーにマップされたファイルのコンテンツ用として使用するアドレス空間。 

maxmmapcachesize

CountStatistic 

ファイルキャッシュがメモリーにマップされたファイルのコンテンツ用として使用するアドレス空間の最大サイズ。 

counthits

CountStatistic 

キャッシュ検索の成功回数。 

countmisses

CountStatistic 

キャッシュ検索の失敗回数。 

countinfohits

CountStatistic 

ファイル情報検索の成功回数。 

countinfomisses

CountStatistic 

キャッシュファイル情報検索の失敗回数。 

countcontenthits

CountStatistic 

キャッシュファイルコンテンツのヒット数。 

countcontentmisses

CountStatistic 

ファイル情報検索の失敗回数。 

このセクションでは、サーバーの HTTP レベルキープアライブシステムに関する情報が提供されます。PWC キープアライブに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–27 PWC キープアライブの統計

属性名 

データ型 

説明 

countconnections

CountStatistic 

キープアライブモードの接続の数。 

maxconnections

CountStatistic 

同時に存在可能なキープアライブモード接続の最大数。 

counthits

CountStatistic 

キープアライブモードの接続が有効な要求を生成した回数の合計。 

countflushes

CountStatistic 

キープアライブ接続がサーバーによって閉じられた回数。 

countrefusals

CountStatistic 

サーバーがキープアライブスレッドに接続を渡せなかった回数。その原因はおそらく、持続接続が多すぎたことにあります。 

counttimeouts

CountStatistic 

クライアント接続が何の活動も見られないままタイムアウトに達し、サーバーがそのキープアライブ接続を終了した回数。 

secondstimeout

CountStatistic 

アイドル状態のキープアライブ接続が閉じられるまでの時間 (秒)。 

DNS キャッシュでは、IP アドレスと DNS 名がキャッシュされます。サーバーの DNS キャッシュはデフォルトで無効になっています。単一のキャッシュエントリは、単一の IP アドレスまたは単一の DNS 名の検索を表します。PWC DNS に関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 18–28 PWC DNS の統計

属性名 

データ型 

説明 

flagcacheenabled

CountStatistic 

DNS キャッシュが有効 (オン) になっているかどうかを示します。0 (off)、1 (on) のいずれかです。 

countcacheentries

CountStatistic 

キャッシュ内に現在存在している DNS エントリの数。 

maxcacheentries

CountStatistic 

キャッシュ内に格納できる DNS エントリの最大数。 

countcachehits

CountStatistic 

DNS キャッシュ検索の成功回数。 

countcachemisses

CountStatistic 

DNS キャッシュ検索の失敗回数。 

flagasyncenabled

CountStatistic 

非同期 DNS 検索が有効 (オン) になっているかどうかを示します。0 (off)、1 (on) のいずれかです。 

countasyncnamelookups

CountStatistic 

非同期 DNS 名検索の合計回数。 

countasyncaddrlookups

CountStatistic 

非同期 DNS アドレス検索の合計回数。 

countasynclookupsinprogress

CountStatistic 

処理中の非同期検索の数。 

PWC スレッドプールに関する統計を、次の表に示します。

表 18–29 PWC スレッドプールの統計

属性名 

データ型 

説明 

id

StringStatistic 

スレッドプールの ID。 

countthreadsidle

CountStatistic 

現在アイドル状態になっている要求処理スレッドの数。 

countthreads

CountStatistic 

要求処理スレッドの現在の数。 

maxthreads

CountStatistic 

同時に存在可能な要求処理スレッドの最大数。 

countqueued

CountStatistic 

このスレッドプールの処理待ちキューに格納されている要求の数。 

peakqueued

CountStatistic 

キュー内に同時に格納された要求の最大数。 

maxqueued

CountStatistic 

キュー内に同時に格納可能な要求の最大数。 

接続キューとは、処理される前の要求が格納されるキューのことです。接続キューの統計は、キュー内のセッション数や接続が受け付けられるまでの平均遅延時間などを示します。PWC 接続キューに関する統計を、次の表に示します。

表 18–30 PWC 接続キューの統計

属性名 

データ型 

説明 

id

StringStatistic 

接続キューの ID。 

counttotalconnections

CountStatistic 

受け付けられた接続の合計数。 

countqueued

CountStatistic 

キュー内に現在存在している接続の数。 

peakqueued

CountStatistic 

キュー内に同時に存在していた接続の最大数。 

maxqueued

CountStatistic 

接続キューの最大サイズ。 

countoverflows

CountStatistic 

キューがいっぱいになったために接続を格納できなかった回数。 

counttotalqueued

CountStatistic 

キューに格納された接続の合計数。1 つの接続がキュー内に複数回格納される可能性があります。このため、counttotalqueued の値は、counttotalconnections の値以上になります。

tickstotalqueued

CountStatistic 

接続がキュー内で費やした合計ティック数。ティックは、システムに依存する時間の単位です。 

countqueued1minuteaverage

CountStatistic 

キュー内接続数の過去 1 分間における平均値。 

countqueued5minuteaverage

CountStatistic 

キュー内接続数の過去 5 分間における平均値。 

countqueued15minuteaverage

CountStatistic 

キュー内接続数の過去 15 分間における平均値。 

PWC HTTP サービスに関する統計を、次の表に示します。

表 18–31 PWC HTTP サービスの統計

属性名 

データ型 

説明 

id

StringStatistic 

HTTP サービスのインスタンス名。 

versionserver

StringStatistic 

HTTP サービスのバージョン番号。 

timestarted

StringStatistic 

HTTP サービスが起動された時刻 (GMT)。 

secondsrunning

CountStatistic 

HTTP サービス起動後の経過時間 (秒)。 

maxthreads

CountStatistic 

各インスタンス内のワーカースレッドの最大数。 

maxvirtualservers

CountStatistic 

各インスタンス内に設定可能な仮想サーバーの最大数。 

flagprofilingenabled

CountStatistic 

HTTP サービスのパフォーマンスプロファイリングが有効になっているかどうか。有効な値は 0、1 のいずれかです。 

flagvirtualserveroverflow

CountStatistic 

maxvirtualservers を超える仮想サーバーが設定されているかどうかを示します。これを 1 に設定すると、すべての仮想サーバーで統計が追跡されなくなります。

load1minuteaverage

CountStatistic 

要求負荷の過去 1 分間における平均値。 

load5minuteaverage

CountStatistic 

要求負荷の過去 5 分間における平均値。 

load15minuteaverage

CountStatistic 

要求負荷の過去 15 分間における平均値。 

ratebytestransmitted

CountStatistic 

サーバーで定義されたある期間内に送信されたデータの送信速度。この情報が利用不可能な場合、結果は 0 になります。 

ratebytesreceived

CountStatistic 

サーバーで定義されたある期間内に受信されたデータの受信速度。この情報が利用不可能な場合、結果は 0 になります。