Sun Java System Application Server 9.1 管理ガイド

JMS の汎用リソースアダプタの設定

Application Server の管理ツールを使用して、JMS の汎用リソースアダプタを配備および設定できます。ここでは、Sun Java System Application Server を使用して、JMS の汎用リソースアダプタを設定する方法を説明します。

全体として、JMS プロバイダが XA をサポートするかどうかを、リソースアダプタの設定により選択できます。さらに、JMS プロバイダで可能な統合のモードを選択することもできます。リソースアダプタでは、2 つの統合のモードをサポートしています。最初のモードは、統合の手段として JNDI を使用します。この場合、管理対象オブジェクトを JMS プロバイダの JNDI ツリーに設定し、汎用リソースアダプタがそれらを検索し、使用します。このモードが統合に適切でない場合は、JMS 管理対象オブジェクト JavaBean クラスの Java リフレクションを統合のモードとして使用することもできます。

管理コンソールまたはコマンド行を使用して、リソースアダプタを設定できます。これは、他のリソースアダプタの設定と変わりありません。

汎用リソースアダプタの設定

リソースアダプタを配備する前に、アプリケーションサーバーで JMS クライアントライブラリを使用できるようにします。一部の JMS プロバイダでは、クライアントライブラリにネイティブライブラリも含まれている場合があります。そのような場合は、これらのネイティブライブラリもアプリケーションサーバー JVM から使用できるようにします。

  1. コネクタモジュールを配備する場合と同じように、汎用リソースアダプタを配備します。

  2. コネクタ接続プールを作成します。

  3. コネクタリソースを作成します。

  4. 管理対象オブジェクトリソースを作成します。

  5. Application Server のセキュリティーポリシーを次のように変更します。

    • sjsas_home/domains/domain1/config/server.policy を変更して、java.util.logging.LoggingPermission "control" を追加します。

    • sjsas_home/lib/appclient/client.policy を変更して、 permission javax.security.auth.PrivateCredentialPermission "javax.resource.spi.security.PasswordCredential ^ \"^\"","read": を追加します。