このマニュアルでは、HTTP 負荷分散、クラスタ、セッション持続性とフェイルオーバー、および高可用性データベース (HADB) を含む、Application Server での高可用性の諸機能について説明します。
◆ここでは、Sun JavaTM System Application Server のマニュアルセット全体に関する情報と表記規則について説明しています。
Application Server のマニュアルセットは、配備の計画とシステムのインストールについて説明しています。Application Server マニュアルの URL (Uniform Resource Locator) は、http://docs.sun.com/coll/1343.4 です。Application Server への導入としては、次の表に示されている順序でマニュアルを参照してください。
表 P–1 Application Server のマニュアルセットの内容
マニュアルタイトル |
説明 |
---|---|
『Documentation Center』 |
タスクや主題ごとに整理された Application Server のマニュアルのトピック。 |
『リリースノート』 |
ソフトウェアとマニュアルに関する最新情報。サポートされているハードウェア、オペレーティングシステム、Java Development Kit ( JDKTM)、およびデータベースドライバの包括的な表ベースの概要を含みます。 |
『クイックスタートガイド』 |
Application Server 製品の使用を開始するための手順。 |
『Installation Guide』 |
ソフトウェアとそのコンポーネントのインストール。 |
『配備計画ガイド』 |
最適な方法で確実に Application Server を導入するための、システムニーズや企業ニーズの分析。サーバーを配備する際に注意すべき一般的な問題や懸案事項についても説明しています。 |
『アプリケーション配備ガイド』 |
アプリケーションおよびアプリケーション コンポーネントの Application Server への配備。配備記述子に関する情報を含みます。 |
『開発者ガイド』 |
Application Server 上で動作することを目的とし、Java EE コンポーネントおよび API のオープン Java スタンダードモデルに準拠した、Java 2 Platform, Enterprise Edition (Java EE プラットフォーム) アプリケーションの作成と実装。開発者ツール、セキュリティー、デバッグ、ライフサイクルモジュールの作成に関する情報を含みます。 |
『Java EE 5 Tutorial』 |
Java EE 5 プラットフォームテクノロジと API を使用した Java EE アプリケーションの開発。 |
『Java WSIT Tutorial』 |
Web サービス相互運用性テクノロジ (WSIT) を使用した Web アプリケーションの開発。WSIT テクノロジを使用する方法、時期、および理由と、各テクノロジがサポートする機能およびオプションについて説明します。 |
『管理ガイド』 |
設定、監視、セキュリティー、資源管理、および Web サービス管理を含む Application Server のシステム管理。 |
『高可用性 (HA) 管理ガイド』 |
高可用性 (HA) データベースのためのインストール後の設定と管理の手順。 |
『Administration Reference』 |
Application Server 設定ファイル domain.xml の編集。 |
『アップグレードと移行』 |
旧バージョンの Application Server からのアップグレード、または競合するアプリケーションサーバーからの Java EE アプリケーションの移行。このガイドでは、直前の製品リリースとの違いと、製品仕様との互換性がなくなる可能性のある設定オプションについても説明します。 |
『パフォーマンスチューニングガイド』 |
パフォーマンスを向上させるための Application Server の調整。 |
『トラブルシューティングガイド』 |
Application Server の問題の解決。 |
『Error Message Reference』 |
Application Server のエラーメッセージの解決。 |
『Reference Manual』 |
Application Server で使用できるユーティリティーコマンド。マニュアルページのスタイルで記述されています。asadmin コマンド行インタフェースを含みます。 |
Application Server は、単体で購入することが可能です。あるいは、ネットワークまたはインターネット環境にわたって分散しているエンタープライズアプリケーションをサポートするソフトウェアインフラストラクチャーである Sun JavaTM Enterprise System (Java ES) のコンポーネントとして購入することもできます。Application Server を Java ES のコンポーネントとして購入した場合は、http://docs.sun.com/coll/1286.3 にあるシステムマニュアルをよく読むことをお勧めします。Java ES とそのコンポーネントに関するすべてのマニュアルの URL は http://docs.sun.com/prod/entsys.5 です。
その他のスタンドアロン Sun Java System サーバー製品に関するマニュアルとしては、次のものを参照してください。
Application Server とともに提供されるパッケージの JavadocTM ツールリファレンスの場所は http://glassfish.dev.java.net/nonav/javaee5/api/index.html です。また、次の資料も有用です。
NetBeansTM 統合開発環境 (IDE) でのエンタープライズアプリケーション開発については、http://www.netbeans.org/kb/55/index.html を参照してください。
Application Server に含まれる Java DB データベースについては、http://developers.sun.com/javadb/ を参照してください。
GlassFish Samples プロジェクトは、さまざまな Java EE テクノロジの使用方法の例を示すサンプルアプリケーションの集合です。GlassFish Samples は Java EE Software Development Kit (SDK) に付属しており、GlassFish Samples プロジェクトページ (https://glassfish-samples.dev.java.net/) からも入手できます。
次の表は、このマニュアルで使用されているデフォルトのパス名とファイル名について説明したものです。
表 P–2 デフォルトのパスおよびファイル名
プレースホルダ |
説明 |
デフォルト値 |
---|---|---|
as-install |
Application Server のベースインストールディレクトリを表します。 |
SolarisTM オペレーティングシステムへの Java ES インストールの場合: /opt/SUNWappserver/appserver Linux オペレーティングシステムへの Java ES インストールの場合: /opt/sun/appserver/ Solaris および Linux オペレーティングシステムへのインストールで、ルートユーザーでない場合: ユーザーのホームディレクトリ/SUNWappserver Solaris および Linux オペレーティングシステムへのインストールで、ルートユーザーである場合: /opt/SUNWappserver Windows のすべてのインストールの場合: SystemDrive:\Sun\AppServer |
domain-root-dir |
すべてのドメインを含むディレクトリを表します。 |
Java ES Solaris インストールの場合: /var/opt/SUNWappserver/domains/ Java ES Linux インストールの場合: /var/opt/sun/appserver/domains/ そのほかのすべてのインストールの場合: as-install/domains/ |
domain-dir |
ドメインのディレクトリを表します。 設定ファイルには、次のように表される domain-dir があります。 ${com.sun.aas.instanceRoot} |
domain-root-dir/domain-dir |
instance-dir |
サーバーインスタンスのディレクトリを表します。 |
domain-dir/instance-dir |
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–3 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
---|---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
|
aabbcc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャー・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
この表は、このマニュアルで使用される記号について説明したものです。
表 P–4 記号の表記ルール
記号 |
説明 |
例 |
意味 |
---|---|---|---|
[ ] |
省略可能な引数やコマンドオプションが含まれます。 |
ls [-l] |
-l オプションは必須ではありません。 |
{ | } |
必須コマンドオプションの選択項目が含まれています。 |
-d {y|n} |
-d オプションには、y 引数または n 引数のいずれかを使用する必要があります。 |
${ } |
変数参照を示します。 |
${com.sun.javaRoot} |
com.sun.javaRoot 変数の値を参照します。 |
- |
同時に実行する複数のキーストロークを結び付けます。 |
Control-A |
コントロールキーを押しながら A キーを押します。 |
+ |
連続で複数のキーストロークを行います。 |
Ctrl + A + N |
Control キーを押して離してから、次のキーを押します。 |
-> |
グラフィカルユーザーインタフェースでのメニュー項目の選択を示します。 |
「ファイル」->「新規」->「テンプレート」 |
「ファイル」メニューから「新規」を選択します。「新規」サブメニューから、「テンプレート」を選択します。 |
Sun のサービス |
URL |
内容 |
---|---|---|
マニュアル |
PDF 文書および HTML 文書をダウンロードできます。 |
|
サポートおよびトレーニング |
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